プキ日記

これにて気持ちも一区切り

今日から数日間はお客さんが途切れ、やらねばならぬことも山積み状態だったし気持ちを切り替えるにもちょうどいいということで、天気もいいし朝から出掛けるつもりで準備をしております。

すると今日もまた荷物が届き、箱を開けるとお世話になった作業服院長から・・・

可愛らしいプリザーブドフラワー!

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花というよりまるでケーキのような、「プキちゃんへ」って書いてあるし、きっとプキがいたなら食べたい食べたいってうるさかっただろうなあ。

今でも毎日のようにプキのためにメールが届き涙ながらに電話してきてくれる人もいたりして、僕らもふとした瞬間プキがいるような、そしてプキがいないことを実感しては涙がこぼれたりしてますが、この休みで気持ちを切り替えねばということで、今日はプキの遺骨を抱いてドライブに出発です。

プキと一緒にこの島に来てもう9年目かな、島全体丸ごとプキとの思い出の場所だから全部とはいかないけれど、一緒に遊んだ場所や一緒に泳いだビーチを巡ってます。

ここでもいっぱい泳いだね!

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そして一緒に来たかったこの場所にも立ち寄ったら、遺骨の入った紙袋を抱きながらプキに話しかけてます。

ここで駆け回るプキを見たかったなあ・・・

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東平安名崎にやって来たら、こんな天気ですからもちろん人力マンがいて、プキのこと話したら堪えきれないんじゃないかと思いながら行くと、二人だけで来るのが珍しいからプキは一緒じゃないのって聞かれ、なので プキも一緒なんですって。

もしかして・・・そんな顔した人力マンにプキのこと伝えたら隣でポロポロと泣き出すメグミさん。僕らが宮古に来て最初に出会った人力マンだからプキとの思い出も多く、彼もまたショックを受けていたけど、懐かしい話をしたりして最後は気を落とさず頑晴れよって言ってくれて。

さあさあ顔あげて、プキも大好きだった景色を見に・・・

灯台のてっぺん目指そう!

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ピョコピョコと跳ねるように先頭切って歩く姿を見ながら上った螺旋階段を今日は二人で上り、眼下に広がる雄大な景色を眺めたら、その後もプキの大好きだった場所を巡り最後の場所へと向かうのでした。

その場所は最後のお散歩となった来間大橋。邪魔にならない場所に車を停めたら橋の真ん中までプキを抱えて歩き、オリオンのプルタブを開けたらプキのために海へ。

プキちゃん乾杯!

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そして骨壺を開け、ほんの少しだけプキの大好きだった海へ。

好きなだけ泳いできなよ!

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これにて僕らの気持ちも一区切り、プキのこと忘れるわけじゃないけれどいつまでも下を向いていたんじゃプキも悲しむだろうから、僕らがプキの分まで今までの2倍も3倍も頑張らなくちゃ。

自分でも言ってたしみんなからも言われていたけど、プキは看板犬ではなくプキの家の主だったから、主を失ったプキの家ではありますが、これからメグミさんと二人で今まで以上に盛り立てていきたいと思ってます。

さあ気合い入れて頑張るぞ~!

プキの家ではまったもの!

早いもので昨日のナオちゃんに続きサキコさんもプキの家で過ごす最後の朝がやって来ました。とはいえまだまだ旅は続き、今日からは彼氏が合流するということなのですが、到着したばかりの彼を待たせても、昨日のリベンジでダイビングに行くんだと張り切ってるサキコさんなのです。

そんなサキコさん、楽しみにしていたプキには会えませんでしたがプキの家ではまったものが2つ。それは今日も朝から読んでるワンピースと、それからそれから・・・

一眼レフです!

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ナオちゃんも買ったばかりの自分のカメラと比べては 一眼いいなあ!って影響受けてたし、先日遊びに来たヤッちゃんナベちゃんは帰って早々まるっきり僕のと同じ機種を買っちゃったし、元々カメラに興味はなく今回も彼氏のカメラを借りてきたサキコさんも、僕が撮った写真に影響受けまくりで 私も写真を趣味にしちゃおうかな!って。

だけどメグミさんはそうはいっても買わないと思うよっていうんだけど、きっと一眼仲間になると思うよ。だって この機種ってもう販売終了になるんですよね!?って彼女もまた帰って早々僕のと同じの手に入れて、分からないことがあったらヒロユキさんに聞けばいいやみたいな考えしてるんだから。

では最後にプキの家ではまったカメラをセットしたら、プキの家ではまったワンピースを手に・・・

まだまだ宮古楽しんでね~!

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というわけでダイビングのお迎えが来たら、互いに手を振り走り出す車を見送るのでした。

そして夕方郵便物が届き開けてみると、プキの家大大大ファンのサナエさんからお手紙が。そして一緒に入っていたものがもうひとつ、プキを想って書いたんだという童話・・・

「プキのフリフリ」

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ページをめくるたびサナエさんの優しさとプキへの想いが伝わってきて、また泣けてきちゃいます。

大きな虹を見るたびに・・・

笑顔のプキが重なりそうです。

プキとのご対面を・・・

さてさてなんにもしてないけれど早くもナオちゃん最後の朝がやってきて、せっかくの快晴だからとデッキに出たら、プキの家の前に停まった車を見送ってますが・・・

サキコさん行ってらっしゃい!

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というわけで張り切ってダイビングに出発のサキコさんを、今日もまた羨ましそうな顔して見送ってるナオちゃんです。

夕方の飛行機までがラストチャンス、だけどもうちょっとだけお仕事残ってるからってことでラストスパート掛けてる間に僕はBGMにと三線弾いて、チェックアウトの時間を少し過ぎた頃ようやくお仕事と帰り支度が終了です。

では最後のひとときを少しだけのんびりと、まずはモモちゃんへのお土産にとプキが使わなかったおもちゃをひとつプレゼント。

どうぞ遊んでもらってね!

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今回はプキのお見舞いにとやって来てくれたナオちゃんだったけど、ほんの少しだけ間に合わずにプキの顔見ることが出来なかったので、最後にプキちゃんとご対面してもらうことにしました。本当は元気に駆け回るプキに会わせてあげたかったけどね。

僕らも残念です・・・

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プキの遺骨を目の前に、なんだか実感がわかないなあ・・・ってナオちゃん。来たときにプキの声が聞こえた気がしたのと同じように、まだどこかにプキが隠れてるような、そんな気がするようなのです。

ではそろそろ出発の時間、今回は予定外に仕事が入っちゃったからダイビングもできなかったし、それどころかほとんど外にも出られないままプキの家に仕事しに来たみたいな状態だったから、すぐにでもリベンジするから!ってことなので・・・

次はいっぱい遊ぼうね!

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残りの滞在時間はわずかだけど、最後に来間島と前浜ビーチに行きたいってことなので、またまた僕が助手席に乗り、最初の目的地である来間島のパニパニを設定してあげたら、くれぐれも迷子にならぬよう念押ししてお別れするのでした。

ナビさんお願いします!

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そんなナオちゃんを見送ったら、夕方ダイビングを楽しんだサキコさんが帰ってきて、楽しかったです!って。だけど今日は少し透明度が悪かったみたい、年に一度のダイビングだし明日ももしかしたら潜るかもってことで、とりあえずはお疲れだからお昼寝タイム。

そして今夜はサキコさんもプキの家で過ごす最後の夜、今は第二の人生に向けて学校に通うサキコさんと将来の夢を語っては泡盛飲んで、そしてすっかりプキの家ではまってしまったこちら・・・

ワンピースに夢中!

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少しお昼寝したとはいえ久しぶりのダイビングでお疲れだから早くも睡魔におそわれてますが、それでも続きが気になるから お休みなさい!って片手に3冊ほど持ってお部屋に消えてゆくサキコさんなのでした。

こんな最後の夜でいいんだろうか!?

それぞれの楽しみ方を!

本日も晴天、今日は伊良部島に行って来ます!そう宣言していたサキコさんだけど、昨日も一日のほとんどを迷子さんとして過ごした彼女なので、一緒にレンタカーまで行って助手席に乗り込み、フェリー乗り場をナビにセットしてあげたら・・・

気を付けて行ってらっしゃい!

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そして一方のナオちゃんは、昨日無駄に迷子になってる間にまた仕事がたまっちゃってるような状態で、なので朝からせっせとお仕事お仕事。

だけど集中したら休憩も挟まなきゃ、それにせっかく旅行に来てるのにせめて宮古を感じてもらおうとお部屋のドアをノックしたら、頂き物のマンゴーシャーベットを食べようって誘ったんだけど、気合い入れて頑張ってるみたい・・・

おでこに冷え冷えシート貼ってます!

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一応今日の午後には終わる予定だって昨日の時点では言ってたものの、現実にはなかなかそうもいかないようで、なので食べ終わったらまた無駄にダラダラしようとするナオちゃんに、ハウスハウス!ってまたしても優しさのプキ扱いを。

そして夕方サキコさんが帰ってきたら、無事フェリーに乗って伊良部島に行き、楽しみにしていたタッチ&ゴーも見れたということで笑顔で報告してくれてますが、その時ちょうどドアが開き、まだ仕事の終わらぬナオちゃんが恨めしそうな顔して登場です。

今日はまた昨日よりもきれいな夕日が見れそうだから後で行こうねってことで、ナオちゃんはラストスパート、そしてサキコさんはちょっとお昼寝タイムということで。では夕日もいい感じに落ちてくる頃、そろそろいい時間だから行くよって誘ったら、出てきたサキコさんは・・・

ワンピースに夢中でした!

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彼女が通う学校でもワンピースが流行ってるらしく、だけど本人は興味ないみたいで、ナオちゃんも周りがみんないいよって言うけど読んだことがなかったということなので、昨夜僕がちょっとだけ臨場感たっぷりに語ったら完全に洗脳されてしまったみたい、気が付いたら夢中で読んでるサキコさんなのでした。

では今日も海に向かって出発、だけど昨日とはひとつだけ違うことが、みんなが乗ってるのがシルバモスさん(シルバーのバモス)ではなくナオちゃんのレンタカーってこと。昨日は迷子になりに、いやランチに出かけたナオちゃんも今日はまた一日お部屋にこもりっきりだったから、せっかくレンタカー借りてるのにもったいないってことで・・・

安全運転で行こう!

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今日も堤防の先には魚釣りする人が、そしていい夕日が見れそうだということか、僕らの他にもゴッツイ一眼レフ持って夕日を撮りに来てる人がいたり。

そんな中、僕らも写真撮ったりぼんやり眺めたり、そして僕の写真を見ては負けじと色々設定変えながら写真撮ってるナオちゃんでしたが、ようやくいい感じに夕日が落ちカメラの設定もバッチリだと思った次の瞬間 ピーー!ってあらら残念電池切れ。

いい夕日でした!

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まだ仕事は完全に終わってませんが今夜はナオちゃん最後の夜ということで、もう夜中まで仕事はしないと決めたから、今夜は飲もう飲もう!ってことで楽しんでます。サキコさんは伊良部島で日焼けしてさらにお酒で顔が赤くなってますが、そんなメンバーでワイワイ賑やかに過ごしております。

今回来れなかったまだ見ぬナオちゃんの旦那様からナオちゃんの携帯にメールが届いていて、見てみる!?っていうから見せてもらったら、日記を見てまだ会ったことのないプキのために涙を流してくれたそうで、嬉しく思いながら今度こそ一緒に遊びにおいでねって。

ではせっかくそれぞれ夕日の写真を撮ったから鑑賞会をしようってことでテレビに映したら、まずは僕の写真から上映してますが、やっぱり一眼はいいなあ!って、僕の腕とは認めてもらえぬようで。続いてはナオちゃんの、だけど本人が思っていたほど悪くはなくて、それよりなにより出掛けてないから写真の少ないこと少ないこと。最後はサキコさんの写真を見てみたら・・・

青空のタッチ&ゴーが最高!

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そんなわけで楽しい夜は、それぞれ睡魔に襲われ負けちゃうまで・・・

楽しく賑やかに過ごすのでした!

久々いい夕日でした!

今朝もなかなかのお天気、朝からレンタカー借りてシュノーケルツアーに行き、今日は伊良部島に宿泊というタエちゃんは、バタバタと準備したら早くもお別れの時がやって来ました。

レンタカーのお迎えがやって来たらみんなで外に出て、レンタカー屋さんにカメラをお願いしたら・・・

バッチリ撮ってくれました!

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また宮古に来たら遊びに来ます!そう声高らかに宣言したら、大きく手を振りながらお別れするのでした。

そこからナオちゃんは今日も仕事に集中し、だけどさすがに昨日は一歩たりとも外に出てないから今日はちょっとだけってことでランチに出掛けることに。ちょうどその時日記を見てプキのことを知ったプキの家姫路支部のタエちんから電話がかかってきて、電話に出たはいいがタエちん泣きじゃくってなんにも話せないし、途切れ途切れの会話がずっとずっと続いてだけどそれでも電話が切れなくて、遠距離恋愛のカップルか!?みたいな状態で30分ほど、ようやく彼女が落ち着いたところで受話器を置くのでした。

そうこうしてる内にナオちゃんがお出掛けしようと車に乗り込んでいて、だけどナビの設定が出来ずあたふたしてるから助手席に乗り込みセット完了、では気を付けてと見送るのでした。そしてランチの後は海が見えるホテルのカフェなんかで仕事をしてきますって言ってたはずが、結局ランチのお店もその後も迷子迷子の連続で無駄に時間だけを使ってしまったナオちゃんなのでした。

そんな中お客さんから電話があって、それからしばらくしてやって来たんだけど、なんだか匂う、ナオちゃんと同じ匂いがするなあ・・・というわけで、こちらも宮古に到着していきなりランチするはずだったお店にも辿り着けず、迷子迷子の連続でようやくプキの家に辿り着いたサキコさんなのです。

やっとの事で到着したらウエルカムドリンクでのどを潤し、その後は早起きで疲れたか迷子疲れからかいきなりソファーでお昼寝タイム。そして日が落ちる頃、お目覚めのサキコさんとひと休憩のナオちゃんを乗せて夕日を見に海まで。

いい景色です!

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プキのお散歩で通い慣れた海までの道も、車に乗ればあっという間に到着しちゃうんだね。

伊良部島の島影に落ちていく夕日をのんびりと眺めてますが、サキコさんが堤防の先で魚釣りしてる人が気になるっていうので 釣れてますかって聞いてきなよ!って。なんでも彼女は苦手分野を克服するってことに力を入れてるそうなので、ならばあえて全然釣れてなさそうな人に声を掛けておいでと送り出すのでした。するとさすがは逆境に立ち向かうサキコさん、スタスタと歩いてちゃんと聞いてきて、いつもは大きなタイの仲間が釣れるんですって!って、やっぱり今日は釣れてないんだね。

夕日が沈んだらそろそろ戻りますか。プキの家まで車を走らせ帰ってきたら、夕日が落ちたのとは別の空がいい感じのグラデーションでとっても綺麗だったから、その景色に見とれるサキコさんを・・・

バッチリかな!?

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今回の旅行に合わせて新しいデジカメ買ってきたんだというナオちゃんも、僕のと写りを比べてはその違いに愕然としてますが、夕日の写真が撮れただけいいじゃない。一昨日は2枚、昨日なんて写真1枚しか撮ってないんだからさ。

そんなわけで今夜はこのメンバーで楽しく過ごしておりますが、ナオちゃんはまだまだ終わらぬ仕事にお酒も控えめで、だけどこの時間だけが楽しみと言わんばかりなかなか気持ちが切り替えられないみたい。一方のサキコさん、旅の予定を下調べしてノートに書いてあるんだけど、それって小学校の頃に買ってもらったノートなの!?ってくらいに日焼けして黄ばんでいて、だけどつい最近買ったんですよって・・・

どんな場所に放置したらその色に!?

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明日は伊良部島に行こうかなってことなので、メグミさんが入れてくれたアイスコーヒー飲みながら一緒に明日のプランを考えてます。

だけどようやく仕事に取りかかろうとお部屋に入ったナオちゃんの邪魔するわけにはいかないので、ちっちゃいお盆に夜食のお菓子と一緒に乗せたら・・・

ひとりお部屋でどうぞ!

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明日の午後にはすべて終わらせて遊ぶんだということなので、集中させてあげるのが僕らの役目かと。という割にはお部屋にまで届くような賑やかな笑い声響かせてたりして・・・

ナオちゃん集中集中っ!!

大切に使わせていただきます!

今朝は予報よりもいい感じの空が広がり、ダイビングに行くタエちゃんはデッキから海を眺めては嬉しそうな顔しております。

良かったね~!

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そんなタエちゃんがショップの車で早々と出かけたら、こちら今日も仕事がびっしり詰まってるナオちゃんは、せっせと働かなきゃいけないのにどうしてものんびりしようとしちゃうので、ハウスハウス!ってプキ扱いでお部屋に追い込んだら、集中して仕事が出来る環境に強引に持っていってあげてます。もちろん僕なりの優しさですよ。

そこからはきっと窓の外の青空を恨めしく眺めつつだろうけどお仕事頑張ってるから、邪魔しないようにそっとしておきましょう。

お昼にはプキちゃんの遺骨が帰ってくるということで空港へ受け取りに行き、ついでにナオちゃんが羽田空港で落としてきたという帽子も届いてるっていうから取ってきてあげるのでした。それからもまだまだお昼も食べずに仕事に没頭しているナオちゃんなので、すでに3時前、このままお昼食べずに頑張るんだろうなと思ったので、ちょっと差し入れ・・・

おにぎりどうぞ!

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その後はメグミさんと二人で箱を開け、プキちゃんお帰りって小さく軽くなって帰ってきたプキとご対面。なんともいえない気持ちになったけど、その現実を受け止めるしかなく、だけどあまりに変わり果てたその姿に悲しみが込み上げまた涙してしまうのでした。

それからしばらくして小荷物が届き、箱を開けると可愛らしいキルティングのマットが。

PUKI&JOです!

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プキがまだ闘病中、コーギー仲間のジョーママさんがハウスで寝たきりのプキのためにマットを手作りして送るねって連絡くれて、先日電話があって他にも送るものがあるんだけど 先にマットだけ送ろうかと思って!って、だけどその時すでにプキは天国へ。実は昨日・・・って言葉を発した途端泣き崩れるジョーママさん。プキちゃん間に合わなくてごめんねって、だけど心込めて作ってくれたマット大切に使わせていただきます。

そして夕方ダイビングを終えたタエちゃんが元気いっぱい帰ってきたら、そのまま元気いっぱいお昼寝タイム。そんなマイペースに楽しむ姿を横目に見ながら、まだまだお仕事頑張ってるナオちゃんご苦労様です。

だけど夜はちょっとひと休み、夕飯の後はのんびりとティータイムでもってことで、昨日戴いたパッサパサ、ではなく美味しそうなケーキを・・・

いただきま~す!

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気になるお味の方は、もちろん美味しかったですよヨロイズカさん。

明日は朝からシュノーケルして午後からは伊良部島に渡るというタエちゃんと、明日は海の見える場所で仕事しようかなってナオちゃんと、それぞれ旅のスタイルは違うけど・・・

ぜひぜひ青空をお願い!

お見舞いに来てくれたのに・・・

宮古空港でプキを預けたらここで気持ちも一区切り、とはいえ現実にはそうはいかなくて、だけども今日からお客さんがやって来るから頑張らなきゃ。

そんなプキのいなくなったプキの家にやって来た一番目のお客さんは、お久しぶりのナオちゃんです。プキのために手紙やお守りを贈ってくれたナオちゃん、メールや電話ではどうしても伝えることが出来ず、プキが天国へと旅立ったことを知らぬままお見舞いにやって来てくれたから、会わせてあげられず本当に申し訳なくて。

そんなナオちゃんにまずは前回来たときに忘れていったモモちゃんの服を、メグミさんから・・・

お返ししております!

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なかなかプキのことを言い出せなくて、だけどナオちゃんからもプキは大丈夫なのという問いかけもないまま次のお客さんを迎えにいかなきゃならない時間になって、なのでメグミさんが車走らせ出発したら僕が重い口を開け、実は24日にプキが亡くなったこと、そしてそれをどうしても伝えられなかったことを話すと、ウソ!?って言ったとたんにポロポロと涙が溢れ出すナオちゃん。

どうしてすぐにプキのことを聞かなかったのかと思ったら、入ってきたときに小さく ワン!ってプキが泣く声が聞こえたような気がしたんだそうで、だからお部屋でゆっくりしてるんだろうと思ったみたい。しばらくしてお客さんを乗せた車が帰ってきたら、ナオちゃん涙拭いて拭いて!って、プキの家はもちろん宮古島に来るのも初めてというお客さんだから、いきなり宿のオーナーとお客さん揃って涙してる姿を見せるわけにはいかないもんね。

とはいえそんなことが気づかれずに済むはずもなく、だけど日記を見ていてくれたから車の中で プキちゃん大丈夫ですか!?って聞かれたらしく、全ての事情を話し到着したら僕らが泣いてるかもしれないと思っていたみたい。そんな本日二組目のお客さんは、初めての宮古島を楽しみにやって来たタエちゃんです。彼女もまたワンコを飼っていて今で3頭目ということなので、ワンコを亡くす悲しみは分かりますと言ってくれて、プキがいなくなって最初のお客さんがこのお二人さんで本当に良かったなあと思うのでした。

ナオちゃんからは東京の有名店のお菓子を戴きましたが、2年ぶりにやって来てもボケキャラっぷりは相変わらずで、どんなお菓子なのって聞いたら パッサパサのやつ!って・・・さらには工場で作ってるみたいだけど手作りだと思うよ、ロボットの手かもしれないけど!そして最後には パサパサっていうか口の中の水分全部持っていかれるみたいな!?って自分で持ってきたお土産になぜそんなコメントしか言えんかね。温厚なヨロイズカさんも怒っちゃうよ!?

一応フォローしておくと・・・

美味しそうですよ~!

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だけど彼女自身全く悪気も悪意もなく、ただ言葉のチョイスが間違ってるというか、手の施しようがないほどの天然だという他ないのです。

そしてこちらタエちゃんから戴いたお土産は、隣の県の名物ですが・・・

こちらはシットリ!

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いやいやあっちもシットリですから。

明日からダイビングにシュノーケルにとスケジュールびっしり詰まってるタエちゃんは、初日ではあるけれど今夜しかないということで街までお土産買いに出かけ、初日から最終日まで仕事がびっしり詰まってるナオちゃんは、早速ノートパソコン開いてせっせと働いております。

プキがいなくなったプキの家、以前は想像もできなかったし想像したくもなかったけれど、こうやって現実のものとなってしまいましたがお客さんにも恵まれなんとか無事スタートを切ることができました。プキのことを心配してお見舞いに来てくれたナオちゃんにその姿を見せてあげることが出来ず本当に申し訳なかったけど、これからは気持ちも新たに頑張っていきますので・・・

みなさん笑顔で遊びに来てね!

プキちゃんバイバイ

最後の夜をプキを真ん中に川の字で過ごし、そしてお別れの朝がやってきました。

宮古島ではペットの葬儀・火葬をしてくれる施設がないので色々調べたり先生に聞いたりして沖縄本島へ飛行機で送り届けてお願いすることになったので、そのための準備をしています。

タオルに包んだプキをそっとケースに入れたらみんなから戴いたオモチャをひとつひとつ言葉をかけながら入れていき、メグミさんが作った介護用の服も、それから天国でもプキちゃんが幸せでいられるように戴いたお守りも、そして皆さんから戴いたお手紙の数々に、それからプキと一緒に三人で撮った写真もメッセージを書いて。まるで眠っているようなプキの顔の周りに摘んできたハイビスカスやブーゲンビレアを飾ったら、プキが大好きだったオリオンビールを小さなボトルに入れて。

その前にボトルのキャップを外したらプキの口元へ。少しだけ口に含ませてあげると今にもペロペロと舌を出してキラキラの瞳で嬉しそうな顔するんじゃないかと思うくらい、顔といい毛艶といい死んじゃったなんて思えなくて、まだ10歳、元々子供っぽい顔だったプキだから老犬なんて感じは全然なくて、病気さえなかったらまだまだ元気に生きられたのに、まだまだずっと一緒にいられたのに。

だけどそろそろ行かなきゃ、最後にタオルを掛けてあげて箱を閉じなきゃだけどどうしてもできなくて、湿った口元に手を当て鼻を撫で頬を撫で目を撫で耳を撫で、プキちゃんカワイイね、プキちゃんありがとね、プキちゃん大好きだよ、プキちゃん、プキちゃん、プキちゃん・・・

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何度も何度もためらって、最後は泣きながら封をしたら、後部座席に乗せ車を走らせます。

慣れ親しんだプキの散歩道を順番にまわり、それから空港へ。車から降ろして預けたらもうそこでお別れだから、最後にもう一回だけ顔見る?って聞いたら泣いちゃうからもういいって。だけど開けてもまた封が出来るようにガムテープ持ってきたよって、それじゃあちょっとだけって。

一度閉じた箱をまた開けて、プキの顔をその目に焼き付けるように、だけどその顔は涙で滲んでそれはもうどうしようもなくて、最後のお別れの言葉は「プキちゃんバイバイ、またね」そう言ってプキとお別れするのでした。

「またね」はいつのことなのかわかりはしないけど、またいつかどこかで逢えるような、そんな気がしてならないのです。

プキは我が家にやって来て、そしてこの島にやって来て幸せだったんだろうか。今となってはそれを聞くこともできないけれど、きっと幸せだったよね。だって僕らはプキのおかげで幸せだったもの。プキがいなければプキの家はなかったし、プキのおかげで出会えたたくさんの仲間、宝物が僕らの周りにいっぱいあるもの。

僕とメグミさんの結婚生活のほとんどを、そして島暮らしの全てを、もちろんプキの家のすべてを一緒に過ごしてきたプキ。周りを笑顔にした分だけ自分たちも笑顔になり、周りを幸せにした分だけ自分たちも幸せを感じられる、そんな暮らしをしてきた僕らだから、僕らよりもっともっとみんなを幸せに、そして笑顔を与えてきたプキだから、きっときっと幸せだったはず。

どうか僕らのことを忘れないで、僕らもプキのこと、いつまでもいつまでも忘れないよ。心はずっと一緒だからね。

プキちゃんバイバイ、またね

プキちゃんを愛する人達へ

5月21日沖縄本島でプキが手術して、それを皆さんに報告してからというもの、今まで本当にたくさんの方々からプキちゃんへの励ましの電話お便りやお守りやプレゼントなどを戴き感謝の気持ちでいっぱいです。あれからこの1ヶ月、本当にいろんなことがあり過ぎて、長かったのか短かったのかも分からないほどの1ヶ月でした。

肺への転移が見つかりしかも手の付けようが無く、そしてお尻の腫瘍を摘出する際もしかして麻酔から醒めないかもと言われた時は本当にショックでショックで、だけどプキちゃんも先生も頑張ってくれて無事手術が終わり、なんとか宮古島に、そしてプキの家に帰って来ることが出来ました。

今回の手術は今まで以上に大きな手術でもあったしプキの体力も落ちてるからしばらくは安静にして、体力が回復したら無理しない程度にはお散歩行って海で泳いで美味しいもの食べて、プキちゃんの好きなことさせてあげてくださいねってお世話になっている二人の先生から言われていたんだけど、何日経っても快復の兆しはなく逆に日に日に弱っていくばかり。そして6月に入った頃、癌が脳に転移している可能性が高いことが判明。そう言われた翌日には夜明け前突然の発作があり、その後はもう階段を転げ落ちるかのように日に日に弱っていくプキに、その都度対応しようとするものの全然追いつかないような毎日が続きました。そして一週間後に出た2度目の発作の後は完全に歩けなくなり、それでもやって来るお客さんをお出迎えしなきゃと思うようで、だけど思うように体は動かないからヒンヒン悲しそうな声を上げ本当に辛そうでかわいそうで、なので体調がいいときはハウスに入ったままお客さんに顔見せにいくと嬉しそうなプキなのでした。

それからは少し無理してでも何度かプキを心配して来てくれたお客さんと一緒に大好きな海まで連れていってあげたりして、だけどそれも数日のこと。あまりに辛そうなプキの姿を見せることもできなくなり、それから数日後ようやくプキの呼吸を楽にしてくれるであろう酸素濃縮機が届きました。これで少しは楽になるだろう、僕もメグミさんもそう思っていたのですが翌日には食事もほとんどとれなくなり声を掛けても反応がなくなってきて、それでも明日先生が来てくれるからね、お薬と点滴持って来てくれるから頑張ろうねって声を掛け、台風迫る6月24日を迎えました。

台風が来ると気圧の関係でプキの体に負担が掛かるから心配だと先生が言っていたとおり、酸素マスクをしていても息は激しくそして浅く最後には水も飲めなくなり、それでも頑張って頑張って頑張って、みんながお出掛けしたタイミングを見計らったように、6月24日午後12時10分、大好きな大好きなプキちゃんは天国へと旅立ってしまいました。

心臓マッサージしても人工呼吸しても息は戻らずプキ、プキ、プキ~って叫んでも反応が返ってこなくて、だけどその顔はとてもとても穏やかで、まだ体も温かくまるで眠っているかのよう。そうか、そうか、プキちゃんいなくなっちゃうんだ・・・そう言ったらプキを真ん中に、メグミさんと二人ポタポタとプキの顔に流れ落ちる涙を止めようもなく泣き崩れるのでした。

だけど最後の瞬間は苦しまずに逝けたのかな、そして最後は僕らとお別れの時間が持てるようにみんながお出掛けするまで頑張ったのかな。だけどこれからプキのいないプキの家になっちゃうから、悲しんでばかりいないで僕らにも頑張れということなのか、しばらくしてお客さんが帰ってきたらそんな顔じゃ出られないだろってメグミさんをプキのもとに残し、涙を拭いていつものように笑顔で迎えいつものようにバカやって笑わせて、どうだったかな、みんなを見送るまで僕らは頑張れたかな。プキちゃんのこと気づかれずに済んだかな。

みんなの笑顔が大好きなプキだったから、せっかくの旅行を悲しみで終わらせたくなかっただろうから、時々お部屋に戻っては冷たくなっていくプキを抱きしめ声を殺して泣いたけど、プキが願ったように最後も笑顔でお見送りできたよ。

夕方先生が来てくれてプキに手を合わせてくれたけど、最後は肺ではなく脳からの指令が行かなくなって呼吸と心臓が止まったんだろうということで、だから苦しまず眠るように穏やかな顔でいられたんだね。思ったほど痩せてもいないし床擦れや傷もないし、プキちゃんはもちろん二人とも頑張ったねって言ってくれて、本当に先生と作業服院長がいなければ今日までプキは生きることが出来なかっただろうし、この島で暮らす中で悔いのないくらいに精一杯のことをしてあげられたのも先生方のおかげです。

お客さんを見送った夜は、プキと一緒に天国に送ってあげようと身の回りのものや大好きなオモチャ、それにたくさんの人達から戴いた何十通ものお手紙やメールや書き込みをコピーして、それを全部読み返しては涙して。

そして今朝は僕がプキの体をきれいに拭いてあげ、メグミさんがプキの大っきらいだった爪切りを。こんなにやりやすい爪切りは初めてだね。

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明日の朝には沖縄本島へ運ばなければいけないので、プキちゃんきれいに身支度したら、最後に大好きなこの島を一週ドライブしよう。

台風の影響が残ってまだ波も高く雨が降ったり止んだりの天気だけど、池間島、東平安名崎、そして来間島と周り、最後はよく泳いだ思い出のビーチにやって来たら、ハウスを車から降ろしてプキを真ん中にしばらく海を眺めてます。

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それじゃあそろそろ戻ろうか。

もう泣きっぱなしでコンタクトがぼやけて全然見えないんだけど、最後の夜はまだプキがちっちゃかった頃、奄美大島にいた頃の写真を見ながら涙して、プキちゃんカワイイねって言ってまた涙して、そのまま泣き疲れて眠ってしまうのでした。

プキのことを心配してくれていた方々、プキが元気になるようにと毎日祈ってくれていた方々、プキを元気づけようと会いに来てくれた方々、まだこれから先もプキに会いたいと予約してくれていた人もたくさんいたのに、その気持ちに応えることが出来ず本当にごめんなさい。だけどプキは最後まで本当に頑張ってくれました。最後の最後までプキの家の主として、みんなを迎えようとしていました。

とにかくプキは本当にこれ以上ないくらいに幸せ者でした。そしてそれと同じだけ周りの人たちを幸せにしてきたんだなと思います。

プキちゃんありがとう。そしてプキを愛するすべての人達へ、今まで本当にありがとう。

最後はマンゴーモードで!

さてさてサヤカ&ダーリンエイゴロウくんレイカちゃんも最後の朝がやってきました。夜中の内に通過したとはいうものの、まだまだ台風の風が吹き荒れておりますが、とりあえず外をひと回りしたところ被害はなさそうで一安心。

最後の朝ではありますが、恒例のお外でマンゴー剥きはさすがに無理ってことで、ダーリンがみんなの目の前でカットしたら・・・

うんうん上手上手!

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せっかくきれいにカットしたのにそのままかぶりつこうとするもんだから、その前に昨夜不発に終わったマンゴーモードでリベンジしようとカメラ構えたら、今度こそ・・・

バッチリです!

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全体はモノクロで、マンゴーだけが見事なまでに色鮮やかに浮き上がりました。

では今日もモンちゃんにお裾分けということで、エイゴロウくんがマンゴー手にしたら、一気にテンション上がって・・・

お手でも何でもしちゃいます!

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それからは飛行機飛ぶのか微妙だねって言いながらのんびりと過ごし、まあ揺れはするだろうけど飛びそうだということで、まずはサヤカ&ダーリンがそろそろ出発の時間がやって来ました。

次はマンゴー祭りで待ってます!

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エイゴロウくんとレイカちゃんは夕方の飛行機なので、さすがに今日はバイクじゃ走れないってことでタクシーで街まで出掛け、僕も用事でバタバタとお出掛けです。

そしてお二人さんが戻ってきてそろそろ出発という頃僕もギリギリ間に合って、最後のひとときは・・・

頂き物のパッションフルーツ!

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実はこれサヤカ&ダーリンがみんなで食べようと冷蔵庫に冷やしてあったんだけど、マンゴーの勢いに押され結局最後まで登場する機会を与えられないまま忘れ去られていたのでした。もちろんモンちゃんにもお裾分けしたら、最後は空港まで送ってお別れです。

サヤカ&ダーリン、そしてレイカちゃんにエイゴロウくんにモンちゃん、今回は観光ガイド行ってあげられなくてゴメンね。そしてプキちゃんのこと心配してくれてありがとう。

みんなみんな今度は晴の宮古で会いましょう!