今日もまた休む間もないくらい現場には仕事が山ほどあるのですが、ちょっとゆっくり寝かせてと8時に目覚ましセットしていたら、その前に電話が鳴り 今から岩を持って行くから!って昨日は来れずに今日は早朝からですか。

寝坊した学生さんのように口に詰め込んだトーストをコーヒーで流し込んだら慌てて出発、ギリギリなんとか間に合ったら場所を指定して、ダンプにバックで入ってもらったら・・・

ガラガラガラ~っとね!

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一応大きいのは入れないように気を付けるからって言ってくれてはいたものの、まあユンボですくってダンプに積んでるから大きいのから小さいのまで様々で、さてこいつを僕の細腕でどうやっつけてやろうか、石屋の社長も 素手では無理さユンボ使わないと!って言うんだけど悩むよりまずは動くこととしますか。

昨日夕方僕が帰った後にサッシ屋さんが来てくれていたみたいで、一旦手直しで持って帰った勝手口以外のサッシが全部入っておりました。ちなみに勝手口のサッシは鍵の形状が違っていたのと、それから致命的な欠陥がありましたので手直ししてもうことになったんだけど、手を掛けるところがなくて外からドアが開けられないってどうよ!?

こちらは新しいプキの家で一番大きな4枚の掃き出し窓、ここだけはホワイトサッシでフラットなものを特注で入れました。だけどこのサッシも色々あって、台風の時雨水の処理がしきれず水が入る危険があるから宮古ではフラットサッシはほとんど採用例がなく、なので監督から 本当にいいの?台風大変だよ!?って何度も何度も確認されちゃいました。

それでいいのだ!

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もう宮古にも10年住んであの14号だって経験してるからその辺は承知の上、台風の時は対処するから大丈夫だよと監督を説得して入れることとしたこだわりの品でございます。今のプキの家は特別としても、使い勝手的にも見た目の広がり的にも床はフラットであるに越したことはないのです。

今日は日曜日、現場の方はほとんど作業もストップする中ひとり黙々と岩を運んでは積んでいってます。それにしても重い、持ち上げられないような大きなものは転がしたり、なんとか持てるものは腰をやってしまわないよう気をつけながら運んだり。山になった岩を崩すだけでも大変だしとっても危険で、小指を挟んで折れたかと思うくらいの痛みに転げ回ったりもしましたが、それでもめげずに黙々と・・・

純粋な肉体労働です!

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新しいプキの家は周りをサンゴ岩の擁壁で囲まれてるんだけど、元々少し前下がりだったのでそれをもう少し高くしたかったのと、隣接する土地との境界を石積みで区切るのと、それから周りを花壇兼防風林とするのでその分も含めてほぼ周囲を二重に石積みしなければならぬのです。

そんなわけで怪我だけには気を付けつつ集中して岩を運んでは積んでいたら、ガラス屋さんがやって来て、昨日入れたガラスの周囲に・・・

コーキング打ってます!

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そして電気屋のタテツさんもやって来たら、ちょっと図面と違うところがあったので昨日連絡していた部分の修正をしてくれてます。なので集中していたらちょっと遅くなったけど10時の休憩をみんなで取りながら色々と話しして、職人さんから聞く話は僕の知らないことばかりで、それに今後の作業に必要な知識も吸収しようと質問責めにしてみたり。またそれぞれ作業をして終わった人から別の現場へと移動して、僕はまたひとり岩を持ち上げては積んでいきます。

それにしても積むっていうのも言葉にすると一言だけど素人にはなかなか難しく、絶対に崩れてはいけないので何度も角度を変えて合わせてみてはまた転がして、ピッタリ合う場所を探すのも一苦労。お昼休みもひとりだからそこそこにまた夢中で汗かいて、夕方にはとりあえず一番メインの海側の一列を終えることが出来ました。

達成感たっぷりです!

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山を崩しながら大きいのを選んで運んだから、一番最初だけど一番大変なところは乗り越えたかもです。作業も終わりかけの頃水道屋のカツオさんがやって来て、岩を運ぶ僕の姿に だったら台車持ってきてあげたのに!って今このタイミングでそれを言うかと一気に脱力しちゃったけど、明日持ってきてくれるということで今後の作業は捗りそうです。

そんなわけで腕と腰パンパンでプキの家に帰ったら、もうオリオン飲んで倒れてやろうかというくらいの疲労感ですが、ちょっと不思議な登場の仕方でお客さんがやってまいりました。そんな本日のお客さんは、最初パックツアーで初の宮古に来ようと思っていたのがどうしても観光ガイドに連れてってほしい一心でプキの家に遊びに来てくれたケイコちゃん。そして何が不思議ってタクシーでやって来たまでは良かったけど玄関開けることが出来ずに周りをウロウロして、どうしたらいいのか分からなくなってプキの家の目の前で電話してきたのです。もちろん鍵など閉まっておりませんので入れないはずもなく、天然キャラの臭いがプンプンしております。

そんなケイコちゃんは急に思い立って1泊2日の宮古旅行を強行してきたので到着してそのまま街ブラしてきて、夕方のお散歩は一緒に夕日を見に海まで行きたいということだったので、短い滞在を精一杯楽しんでもらおうと僕も一緒に二人で一眼レフ持って出発です。

いきなり道まで雨を降らすスプリンクラーをダッシュで通過して、その後はこちらの方にご挨拶。

牛さんナデナデ!

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天然キャラであるが故、僕の指示通り写真撮る前に牛さんとスキンシップをはかっておりますです。

そして海までやって来たら、夕日は薄雲に霞んで消えていったけど赤と青のグラデーションが絶妙で、穏やかな海を染めながら刻一刻とその色を変えていきます。そんな姿を写真撮っては キレイですね~!ってとっても嬉しそうなケイコちゃん。

ではそんなキレイな景色の中に・・・

お入んなさい!

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そのまま堤防の先に腰を下ろしたら日が沈んでもまだずっと語らいの時間を楽しみ、だけどせっかくの初宮古を感じてもらわねばと張り切って半袖に短パンで来たのが失敗、もう最後は寒くて寒くて昼間大汗かいて岩を運んでいたのが嘘のよう。

そのまんまの流れで夜もずっとおしゃべりして、ケイコちゃん人生初の泡盛も飲んでみたりしながら楽しい時は流れ、明日はちょっと早起きなのに時が経つのも忘れて笑いっぱなしの夜は更けてゆくのでした。

明日は観光ガイドで楽しもう!