プキ日記

ごあいさつ

10周年ですプキの家!

~プキの家を愛する皆さまへ~

本日8月1日、プキの家はめでたく誕生10周年を迎えることができました。あの日から10年あっという間な気もするし長い長い道のりだったような気もするし、とにかく全力で駆け抜けた10年だったなあというのが素直な今の気持ちです。これまで本当にたくさんの出会いがあって、たくさんの人達に支えられ、たくさんの想い出共有出来る仲間がいてくれて、僕らは本当に幸せだなあ恵まれてるなあと感じながらみんなの期待に応えようと頑張ってきたプキの家です。

みんなみんなありがとう!今までも今もそしてこれからもプキの家を立ち上げたあの日と変わらぬ思いで頑張っていきますので、感謝の気持ちを胸に頑張っていきますのでどうぞよろしくです。

というわけでまた新たな1日が始まりました。そんな朝はみんな宣言通りタプーちゃんのお散歩タイムに起きてきて、ひとりタケシさんだけ起きてこないけどこちらも宣言通りなので問題なし。鏡のように穏やかな海に朝からチャプチャプしたり水切りしたり楽しんで、今日もいい1日になりそうだねと帰ってきたらみんな揃って朝食タイム。のんびり過ぎるくらいにのんびりおしゃべり楽しみながら朝の時間を過ごしたら、残念ながら今日は空いてないからナオコさん達とはここでお別れになるので荷物まとめて準備して、では早くもお別れ最後は看板の前に並んだら・・・

最高の天気を楽しもう!

まだまだ宮古楽しんでねって声掛け出発するみんなを見送ったら、さあ僕らもバタバタ準備して張り切っていきますよハルトファミリーと観光ガイドに。

本日のリクエストはいつものマンゴー買いたいってのと伊良部島に行きたいってのとシュノーケルしたいってのと、それからケイコさん日陰がいいな!って言うもんだから、出発していきなり倉庫の影でブレーキ掛けて ここで夕方まで・・・って言ったら怒られて、そうじゃないんだと走り出したら こっち側日射しがキツイ!ってどちらのお嬢様ですかって。

お目当てのマンゴーではなく超貴重なマンゴーゲットしたら買ったのと同じくらいにお土産もらっちゃってニコニコ笑顔、その後はこちら甘いだけじゃあバランス悪いと、酸っぱい酸っぱいのを・・・

収穫体験楽しいね!

最初は早く海行こうよって言ってたのハルトくんも、気が付けば こっちにもあった!って嬉しそうに楽しんでます。

そこからはさっきハルトくん助手席のドア開けるときガードレールにぶつけて 傷ついちゃったよ!って僕に言われてたのが、今はガシャガシャ車のボディー擦りながら道なき道を進んでるから 傷つけてもいいんだ!ってそれはそれこれはこれだからって。

ではそろそろ海に行ってあげねばとちょっと逆戻りになるけど車走らせたら、今度はこっち!?って日射しがキツイから途中で座り位置反対にしたのに逆向きに走ってまた日が当たるってお嬢様が仰るが気にしない聞こえない。だけども大丈夫、海に来たら足チャプチャプして気持ちいいって、そしてもちろん・・・

岩陰も用意してますから!

そこからはまた車走らせるんだけどボディーが焼けてなかなかエアコン効かないから、ならばとサトウキビ畑に水撒くスプリンクラーのシャワー浴びてクールダウンして、ではでは行っちゃいますか伊良部島へ。

橋からの景色を楽しみつつ 何年ぶりだろうね!?ってくらいに久々の伊良部島に上陸したら、もう泳ぎたくてしかたないハルトくんなのでまずはランチをとカツオ丼をテイクアウトして、もちろん食べる場所は景色のいい場所で、もちろん食べる場所は・・・

日陰に決まっているじゃない!

朝ご飯は足りないっていうくらいだったのに気まぐれハルトくんは 全然お腹空かない!ってベンチに寝転がってるけれど、みんなが食べはじめたら僕も食べるって結局普通に食べてるし、逆にケイコさんは 食べきれんわ!って残りをタケシさんに手渡すも ご飯しか残ってないじゃん!ってそれはあまりにかわいそう。

後半戦はお待ちかねのシュノーケルだよということで車走らせ向かうんだけど、途中であまりに綺麗な海が広がってるから思わず見とれたり写真撮ったり楽しんで、だけどテトラポットで足場が悪いから降りれないねって言うもんだから、せめて下からの写真だけでもと僕がひとりパパッと降りたら・・・

青空バックに!

ではではお待たせ今度こそシュノーケルを、お手軽にお魚見れるようにとポイント決めてやって来たら思った以上に人が多くて 宮古でこんなの初めてだわ!って言うくらい。その中に知った顔を発見ノリタカさんナオコさん達じゃあないですか。ちょうど海から上がるところでギリギリ遭遇したら、そこの岩の周りが綺麗だったよ!ってキラキラした目で教えてくれて、今からお昼ってことなのでお互い楽しんでねと声掛け合ったらお別れです。

では僕らも準備して海に突撃しますかとシュノーケルセット出したら ハルトのシュノーケル折れとるが!ってもう完全に真っ二つ、スーツケースの中で折れたかそもそも去年の時点で折れてたか、とにかくこれじゃあ泳げないからどうしようって言ってたんだけど、ラッキーなことに切れたところを繋いでみたらピタッとはまって水漏れしないし今日のところはこれで行こうってことに。

では4人揃って海に入ったら、ハルトくん1年前より全然泳げるからずっとずっと沖の方まで行けちゃって、聞いてた岩場は早々通過しダイビング船が浮かんでる辺りまで。手前の海には小魚の大群がいたけど沖に行けばでっかいのがいっぱい種類も豊富で大満足。そして浅瀬に行けば・・・

とっても穏やかいい景色!

ハルトくんを気に掛けながら泳いでいたはずが上がったら一番ヘトヘトはケイコさん、2回目行けないくらいに疲労困憊で 甘いのが食べたい~!って子供みたいになってるし。そんな大満足な海から上がったら、帰り道はハルトくんお昼寝タイムに突入してるしタケシさんも睡魔と戦いながら助手席で寝ちゃいけないと頑張ってるし、僕も睡魔と戦いながら運転席で寝ちゃいけないと頑張ってるし、途中でマンゴージュース買っては ヒロユキさんもどうぞ!って寝てるハルトくん以外の3人で飲みながらプキの家へと帰ってきたら、お客さんが到着のんびり過ごしておりました。

そんな本日のお客さんは、1年ぶりのタカヒロさんミドリさんケンタロウくんホノカちゃん。ケンタロウくん手品にはまってるらしく久しぶりの挨拶もなくいきなり披露してくれたら、続いて玄関入ってきた初対面のハルトくんにも自慢の技を披露するも、無理矢理起こされたハルトくん寝ぼけて完全なるノンリアクションに痛々しい空気が漂ってるし。

ひとまず再会におしゃべり楽しんだら僕はそのまま夕飯の準備に取りかかり、その間にみんなはタプーちゃんのお散歩全員揃って行ってらっしゃい。帰ってきたら久々の再会に、そしてプキの家10周年に!ってことで・・・

10年目の乾杯です!

特にイベント的なことをするつもりもなかったので付き合いの長いハルトファミリーは知ってたけどホノカちゃんファミリーは今日が10周年って今僕の一言で知ったくらいだし、それはそれはおめでとうございます!っていやいやありがとうございます。乾杯の後はいただきますしてホノカちゃん妙に丁寧な食べ方するなあって突っ込んだりケンタロウくん美味しいのいっぱい食べたいからご飯いらないとか言ってるし、ハルトくんはお気に入りの一皿をパパの分奪ってママの分奪ってその流れで ヒロユキさんもちょうだい!ってどこまで攻めてくるのかね。

そんなワイワイ賑やかな宴は楽しみにしていたタケシオンステージのその前にハルトくんがダンス踊ってくれることになってるんだけど、本番に弱く 恥ずかしいよぉ・・・って自分で言い出したのに出来なくて、だけど最後はパパも一緒に踊るからって親子仲良く踊ってくれました。そんなプチディナーショー的な宴も一段落、二次会のスタートまずはホノカちゃんファミリーからいただいたお菓子が登場したら、その後僕は厨房からあるものを持ってきて 記念にこれ持ってみんなで写真撮ろう!って。

それは今日買った時に頂いたマンゴーとみんなで収穫したものと、それから10周年に合わせてハルトファミリーが送ってくれた地元岡山名産桃太郎ブドウとモモのセットでございます。

10周年ですプキの家!

というわけでメグミさんが1を、僕が0で10周年ってことなんだけど、メグミさんの隣でホノカちゃんピースしてるから、なんだかプキの家210周年みたいになってますけどお間違いのないように。210周年って僕ら妖怪じゃあるまいしよ!?

本当は昨日届くはずが届かなくて二人して焦りまくってたフルーツセット、もしかして8月31日着って書いた!?とか言ってたんだけど無事1日遅れの島時間。箱を開けたらお手紙か何か入っていて、ではここで開封みんなで見てみると・・・

上手に描けてるね!

音楽流れるカードには家族3人からのお祝いメッセージと共に、ハルトくん作のシーサーとタケシさん作のタプーちゃんが描かれておりました。

せっかくなのでいただきましょうとフルーツカットして戻ってきたら歓声が沸き起こり、宮古島産マンゴーと岡山県産桃太郎ブドウと白桃という究極のコラボにニコニコ笑顔で箸が、いやフォークが止まらない面々です。

昨日も遅くまで起きてたし今日は思いっきり遊んだハルトくんも、早起きしてやって来たホノカちゃん達も、子供達みんなテンション上がりっぱなしで全然寝ないままに日付が変わったら、そろそろ大人の方が限界と楽しい祝いの夜はこれにて終了明日からまた新たな気持ちでスタート切りますか。

楽しく嬉しい祝いの夜でした! 

新しくなりました!

~プキの家を愛する皆さまへ~

長らくお休みしておりました掲示板ですが、ようやく復活して新しくなりましたのでまたドシドシ書き込んじゃってくださいませ。

記念すべき一発目はプキの家のHP作りをしてくれているトシヤくんが、テストも兼ねて僕の変な写真付きで書いてくれてますので続いてみんなもメッセージをどうぞ。

というわけで今回新たに写真も添付できるようにバージョンアップを果たしております。

ではでは今後ともヨロシクです!

震災から一年・・・

2011年3月11日、あの日からもう一年が経ちました。

あの日の僕は今日と同じくキビ畑にいて収穫作業の真っ只中、軽トラのラジオで速報を聞いたあの瞬間を、流れる涙を止めようもなかったあの日を今でも忘れることは出来ません。

プキの家のお客さんは幸いにも地震で命を落とした方はいらっしゃいませんでしたが、避難を余儀なくされた方々がいらっしゃったり、そして地震と原発の影響で今でも不自由で不安な毎日を過ごされている方も多いかと思います。幸いにも被災されなかった方の中にはボランティアで現地を訪れた方、募金をされた方、支援物資を送られた方、得意の三線で義援金を募るチャリティーライブをされた方もいらっしゃいました。

僕らは遠く離れたこの場所からなかなか出来ることもないままに過ごしてきましたが、一年が経った今改めて思うのは、僕らは僕らなりの精一杯をしていくしかないんだということ。それが僕らにとってはプキの家で、縁あって訪れた人達に元気と安らぎと楽しさを、被災された方にも被災地を応援する人達にも精一杯に伝えていくことなんだと思ってます。

みんなみんな全ての人は繋がってるから、遠く離れたこの小さな島からだって、想いを届けることは出来るから・・・

心ひとつに力合わせて乗り越えよう!

新しい一年がはじまりますよ~!

プキの家ファンのみなさま、明けましておめでとうございます!

昨年は震災もあり、またプキの家としてもプキちゃんとの別れがあり、また秘密の計画がついに明るみに出て新プキの家プロジェクトが始動するなど、本当に激動の一年でした。そんな流れのまま新年に突入し、今年は何よりもまず新しいプキの家を無事完成させ、みんなを笑顔で迎えることが出来るように、とにかく全力投球で頑張っていきますのでどうぞこれからもよろしくです。

地鎮祭にて、建築に協力してくれる仲間達と!

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この写真は年賀状にも使ったんだけど、手書きでプキちゃん風のマークを入れてみました。

さてさてそんなプキの家元旦の朝は、ヒロシさんサチエさんが早々とダイビングを諦めたのでのんびりとした朝となり、プキの家元旦恒例の公民館から延々流れ続ける宮古民謡の音色でお目覚めとなりました。そして気になる初日の出は例の如く水平線からは上がらなかったようで、8時を過ぎてようやく窓からの日差しが思いっきり僕の顔に直撃して、なんていうか嬉しいやら眩しいやら。

クミコさんパパさん(シャワー先生)は今日で帰るので荷物をまとめて、準備が出来たら最後にワンコ達を連れて前浜ビーチに行くんだということで、みんな揃ってお外に出たら・・・

新年早々笑顔がいっぱいです!

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お見送りの後は、昨日は足がなかったカブトムシさんも今日はさすがに移動手段が必要ってことでまたバイク借りたら出発したんだけど、ほんの数分で帰ってきたから忘れ物かと思ったら 寒くて無理!って上着を取りに帰ってきて、また気合い入れ直して出発です。そしてこちらヒロシさんとサチエさんは、酔い覚ましも兼ねて街まで歩いて初詣してきますってことでこちらもお出掛けです。

そして夕方それぞれ同じ頃に帰ってきたら、歩きのお二人さんは全然大丈夫だったんだけどバイクのカブトムシさんが もう寒くて寒くて・・・ってプルプル震えてるので温かい紅茶入れてみんな仲良くティータイム。その後はダイビングショップで餅つきをするということでお二人が出掛けたら、ひとり残ったカブトムシさんとおしゃべりしていたんだけど、ワタクシ新年早々やっちゃいました・・・

号泣してるし~!

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だけどひとりだけ泣かせたりするヒロユキさんではございません。僕も隣で一緒に涙流しながら、息できなくて窒息しそうなくらいに大笑いしておりました。

そして日は暮れ餅つきでいい感じに酔っぱらったお二人さんが帰ってきたら、サチエさんが羽織っていたパーカー脱いで自慢げに得意げに今日買ってきたんだというまもる君Tシャツを見せびらかし、バックプリントも気に入ってるの!って言うので、僕とカブトムシさんも隣に並んだら・・・

だから何!?ってスリーショットだね??

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そんなこんなで今夜も楽しく過ごしておりますが、ここで登場今夜のデザートは、カブトムシさんから差し入れのムーチーです。沖縄では月桃の葉でくるんだムーチーを冬場に食べる習慣があるんだけど、いつだったかなあと思ったら旧暦の12月8日、ちょうど今年はそれが元旦に当たったみたい。

なので縁起の良い日に縁起の良いものを、ダブルで感謝しながら・・・

いただきま~す!

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しばらくして明日はダイビングのお二人さんは先に休み、その後は今夜が最後の夜となるカブトムシさんとおしゃべりして、メグミさんが寝ちゃってもまだまだ続き、最後はカブトムシさんの将来について真面目に語り合い、気が付いたら新年早々夜中の2時過ぎまで語っておりました。

プキの家はとりあえず今月いっぱいで一旦終わりとなりますが、最後にプキの家に遊びに来るんだと気合い入ってる方々とラストスパート全力で遊びたいと思っております。

今年がみなさんにとって、素敵で楽しい想い出いっぱいの一年になりますように心から願ってます。そしてプキの家がその想い出のひとつになれたなら、こんなに嬉しいことはありません。

今年もどうぞよろしくです!

プキちゃんバイバイ

最後の夜をプキを真ん中に川の字で過ごし、そしてお別れの朝がやってきました。

宮古島ではペットの葬儀・火葬をしてくれる施設がないので色々調べたり先生に聞いたりして沖縄本島へ飛行機で送り届けてお願いすることになったので、そのための準備をしています。

タオルに包んだプキをそっとケースに入れたらみんなから戴いたオモチャをひとつひとつ言葉をかけながら入れていき、メグミさんが作った介護用の服も、それから天国でもプキちゃんが幸せでいられるように戴いたお守りも、そして皆さんから戴いたお手紙の数々に、それからプキと一緒に三人で撮った写真もメッセージを書いて。まるで眠っているようなプキの顔の周りに摘んできたハイビスカスやブーゲンビレアを飾ったら、プキが大好きだったオリオンビールを小さなボトルに入れて。

その前にボトルのキャップを外したらプキの口元へ。少しだけ口に含ませてあげると今にもペロペロと舌を出してキラキラの瞳で嬉しそうな顔するんじゃないかと思うくらい、顔といい毛艶といい死んじゃったなんて思えなくて、まだ10歳、元々子供っぽい顔だったプキだから老犬なんて感じは全然なくて、病気さえなかったらまだまだ元気に生きられたのに、まだまだずっと一緒にいられたのに。

だけどそろそろ行かなきゃ、最後にタオルを掛けてあげて箱を閉じなきゃだけどどうしてもできなくて、湿った口元に手を当て鼻を撫で頬を撫で目を撫で耳を撫で、プキちゃんカワイイね、プキちゃんありがとね、プキちゃん大好きだよ、プキちゃん、プキちゃん、プキちゃん・・・

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何度も何度もためらって、最後は泣きながら封をしたら、後部座席に乗せ車を走らせます。

慣れ親しんだプキの散歩道を順番にまわり、それから空港へ。車から降ろして預けたらもうそこでお別れだから、最後にもう一回だけ顔見る?って聞いたら泣いちゃうからもういいって。だけど開けてもまた封が出来るようにガムテープ持ってきたよって、それじゃあちょっとだけって。

一度閉じた箱をまた開けて、プキの顔をその目に焼き付けるように、だけどその顔は涙で滲んでそれはもうどうしようもなくて、最後のお別れの言葉は「プキちゃんバイバイ、またね」そう言ってプキとお別れするのでした。

「またね」はいつのことなのかわかりはしないけど、またいつかどこかで逢えるような、そんな気がしてならないのです。

プキは我が家にやって来て、そしてこの島にやって来て幸せだったんだろうか。今となってはそれを聞くこともできないけれど、きっと幸せだったよね。だって僕らはプキのおかげで幸せだったもの。プキがいなければプキの家はなかったし、プキのおかげで出会えたたくさんの仲間、宝物が僕らの周りにいっぱいあるもの。

僕とメグミさんの結婚生活のほとんどを、そして島暮らしの全てを、もちろんプキの家のすべてを一緒に過ごしてきたプキ。周りを笑顔にした分だけ自分たちも笑顔になり、周りを幸せにした分だけ自分たちも幸せを感じられる、そんな暮らしをしてきた僕らだから、僕らよりもっともっとみんなを幸せに、そして笑顔を与えてきたプキだから、きっときっと幸せだったはず。

どうか僕らのことを忘れないで、僕らもプキのこと、いつまでもいつまでも忘れないよ。心はずっと一緒だからね。

プキちゃんバイバイ、またね

プキちゃんを愛する人達へ

5月21日沖縄本島でプキが手術して、それを皆さんに報告してからというもの、今まで本当にたくさんの方々からプキちゃんへの励ましの電話お便りやお守りやプレゼントなどを戴き感謝の気持ちでいっぱいです。あれからこの1ヶ月、本当にいろんなことがあり過ぎて、長かったのか短かったのかも分からないほどの1ヶ月でした。

肺への転移が見つかりしかも手の付けようが無く、そしてお尻の腫瘍を摘出する際もしかして麻酔から醒めないかもと言われた時は本当にショックでショックで、だけどプキちゃんも先生も頑張ってくれて無事手術が終わり、なんとか宮古島に、そしてプキの家に帰って来ることが出来ました。

今回の手術は今まで以上に大きな手術でもあったしプキの体力も落ちてるからしばらくは安静にして、体力が回復したら無理しない程度にはお散歩行って海で泳いで美味しいもの食べて、プキちゃんの好きなことさせてあげてくださいねってお世話になっている二人の先生から言われていたんだけど、何日経っても快復の兆しはなく逆に日に日に弱っていくばかり。そして6月に入った頃、癌が脳に転移している可能性が高いことが判明。そう言われた翌日には夜明け前突然の発作があり、その後はもう階段を転げ落ちるかのように日に日に弱っていくプキに、その都度対応しようとするものの全然追いつかないような毎日が続きました。そして一週間後に出た2度目の発作の後は完全に歩けなくなり、それでもやって来るお客さんをお出迎えしなきゃと思うようで、だけど思うように体は動かないからヒンヒン悲しそうな声を上げ本当に辛そうでかわいそうで、なので体調がいいときはハウスに入ったままお客さんに顔見せにいくと嬉しそうなプキなのでした。

それからは少し無理してでも何度かプキを心配して来てくれたお客さんと一緒に大好きな海まで連れていってあげたりして、だけどそれも数日のこと。あまりに辛そうなプキの姿を見せることもできなくなり、それから数日後ようやくプキの呼吸を楽にしてくれるであろう酸素濃縮機が届きました。これで少しは楽になるだろう、僕もメグミさんもそう思っていたのですが翌日には食事もほとんどとれなくなり声を掛けても反応がなくなってきて、それでも明日先生が来てくれるからね、お薬と点滴持って来てくれるから頑張ろうねって声を掛け、台風迫る6月24日を迎えました。

台風が来ると気圧の関係でプキの体に負担が掛かるから心配だと先生が言っていたとおり、酸素マスクをしていても息は激しくそして浅く最後には水も飲めなくなり、それでも頑張って頑張って頑張って、みんながお出掛けしたタイミングを見計らったように、6月24日午後12時10分、大好きな大好きなプキちゃんは天国へと旅立ってしまいました。

心臓マッサージしても人工呼吸しても息は戻らずプキ、プキ、プキ~って叫んでも反応が返ってこなくて、だけどその顔はとてもとても穏やかで、まだ体も温かくまるで眠っているかのよう。そうか、そうか、プキちゃんいなくなっちゃうんだ・・・そう言ったらプキを真ん中に、メグミさんと二人ポタポタとプキの顔に流れ落ちる涙を止めようもなく泣き崩れるのでした。

だけど最後の瞬間は苦しまずに逝けたのかな、そして最後は僕らとお別れの時間が持てるようにみんながお出掛けするまで頑張ったのかな。だけどこれからプキのいないプキの家になっちゃうから、悲しんでばかりいないで僕らにも頑張れということなのか、しばらくしてお客さんが帰ってきたらそんな顔じゃ出られないだろってメグミさんをプキのもとに残し、涙を拭いていつものように笑顔で迎えいつものようにバカやって笑わせて、どうだったかな、みんなを見送るまで僕らは頑張れたかな。プキちゃんのこと気づかれずに済んだかな。

みんなの笑顔が大好きなプキだったから、せっかくの旅行を悲しみで終わらせたくなかっただろうから、時々お部屋に戻っては冷たくなっていくプキを抱きしめ声を殺して泣いたけど、プキが願ったように最後も笑顔でお見送りできたよ。

夕方先生が来てくれてプキに手を合わせてくれたけど、最後は肺ではなく脳からの指令が行かなくなって呼吸と心臓が止まったんだろうということで、だから苦しまず眠るように穏やかな顔でいられたんだね。思ったほど痩せてもいないし床擦れや傷もないし、プキちゃんはもちろん二人とも頑張ったねって言ってくれて、本当に先生と作業服院長がいなければ今日までプキは生きることが出来なかっただろうし、この島で暮らす中で悔いのないくらいに精一杯のことをしてあげられたのも先生方のおかげです。

お客さんを見送った夜は、プキと一緒に天国に送ってあげようと身の回りのものや大好きなオモチャ、それにたくさんの人達から戴いた何十通ものお手紙やメールや書き込みをコピーして、それを全部読み返しては涙して。

そして今朝は僕がプキの体をきれいに拭いてあげ、メグミさんがプキの大っきらいだった爪切りを。こんなにやりやすい爪切りは初めてだね。

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明日の朝には沖縄本島へ運ばなければいけないので、プキちゃんきれいに身支度したら、最後に大好きなこの島を一週ドライブしよう。

台風の影響が残ってまだ波も高く雨が降ったり止んだりの天気だけど、池間島、東平安名崎、そして来間島と周り、最後はよく泳いだ思い出のビーチにやって来たら、ハウスを車から降ろしてプキを真ん中にしばらく海を眺めてます。

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それじゃあそろそろ戻ろうか。

もう泣きっぱなしでコンタクトがぼやけて全然見えないんだけど、最後の夜はまだプキがちっちゃかった頃、奄美大島にいた頃の写真を見ながら涙して、プキちゃんカワイイねって言ってまた涙して、そのまま泣き疲れて眠ってしまうのでした。

プキのことを心配してくれていた方々、プキが元気になるようにと毎日祈ってくれていた方々、プキを元気づけようと会いに来てくれた方々、まだこれから先もプキに会いたいと予約してくれていた人もたくさんいたのに、その気持ちに応えることが出来ず本当にごめんなさい。だけどプキは最後まで本当に頑張ってくれました。最後の最後までプキの家の主として、みんなを迎えようとしていました。

とにかくプキは本当にこれ以上ないくらいに幸せ者でした。そしてそれと同じだけ周りの人たちを幸せにしてきたんだなと思います。

プキちゃんありがとう。そしてプキを愛するすべての人達へ、今まで本当にありがとう。

嬉しい知らせが多数届いてます!

あの日以来連日地震のニュースが流れ続け、遠く宮古島にいる僕には何も助けになることが出来ず心苦しいではありますが、自分の立場から出来ることはないかと思い被災地及び周辺にお住まいのプキの家のお客さんへ安否確認と励ましのメールを送っております。

アドレスが変わったからか連絡が取れない方やまだ返信がない方もおられ心配は尽きませんが、大変だったけど大丈夫です! お心遣いありがとう!と多くの方から連絡をいただきホッとする気持ちとが日々交錯しております。

そして久しぶりに連絡を取ったお客さんの中には嬉しい知らせも多数届き、結婚しました!赤ちゃんが産まれました!もうすぐ産まれます!ってなんだか幸せラッシュ的な報告に思わず顔がほころびます。そんな中から写真付きで送ってくださった方の幸せショットをご紹介してみましょう。

ユウナちゃんです!

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アヤちゃんとルリちゃん!

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シンくん&ミナコさんの赤ちゃん!

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ヨウヘイさんとイクエさんとソウシくん!

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他にもマサトくんサトちゃん家にはサトちゃんのお腹の中に赤ちゃんが、ヨーコちゃんヒロさんからは先日結婚しましたとの報告が、ケンジくんマユちゃんも結婚し今月末には赤ちゃんが産まれるそうな。

こんな時だからこそ明るい知らせがより一層嬉しくもあり、逆にこちらが元気をもらったような気持ちになります。

みんなみんなで手と手を合わせ・・・

この困難を乗り越えよう!

みなさんの無事を祈ってます

プキの家の日記、島人の生活をご覧のプキの家ファンの皆さんへ。

今回の地震は本当に大変なことで、なんと言えばいいのかあまりに深刻な被害状況に言葉もありません。今回の地震で不幸にもお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると共に、一人でも多くの人の命が助かることを願うばかりです。

こちら宮古島では地震発生から3時間ほど後に津波が来るという予報でしたが、津波の高さ70センチということで特に大きな被害はありませんでした。プキの家のことを心配して連絡いただいた方も多数おられましたが、宮古島及びプキの家には特に被害はありませんでしたのでご安心ください。プキの家を気にかけてくださったみなさんに心から感謝いたします。

一方プキの家のお客さんの中には地震の被害が甚大な地域にお住まいの方も多数おられ、安否を心配して連絡を取ろうとしていますが、全ての方に連絡がつく状態でもなく・・・

まだまだ余震やそれに伴う津波の心配がありますので、くれぐれも、くれぐれもお気を付けください。宮古島にいる僕らに何が出来るのか分かりませんが、とにかく今はこれ以上被害が拡大しないことを願うばかりです。

いつの日かみなさんと笑顔で再開できる日を願って、遠く南の島からみなさんの無事を祈ってます。

たくさんたくさんありがとう!

新年も明け早10日が過ぎました。ここ宮古島は年末からずっとほとんど晴れ間がなく、かつてないほどの寒波に襲われ続けておりますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

今日は恐らくこれが最後であろう一通が届きましたが、今年もたくさんのプキの家ファンの皆さんから年賀状を戴き本当に嬉しく思ってます。そしてその全てにプキの家で過ごした想い出や 今年もまた遊びに行くよ!と気合の入ったメッセージが綴られていて、フライングでお年賀メール出したおバカな誰かさんも喜んでおられたようですよ。

みんなありがとう!

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みなさん色々と趣向を凝らしていて、宮古旅行で撮った写真を使ってる人や僕が撮った写真を使ってくれた人、それにプキの絵を描いてくれた人などそれぞれとっても個性的。そんな中で僕らが独断と偏見で選ぶ今年一番の作品は、もしこれを全員に送ったならかなりのチャレンジャーだね!と言わざるを得ない作品で、それは僕が描いてプレゼントした絵がド真ん中に鎮座したモーヤンタダちゃんからの年賀状でした。

もしこの年賀状をみんなに送ったというのなら・・・

みなさん爆笑間違いなし、素敵過ぎです!

2011年が始まるよ~!

プキの家ファンの皆さん明けましておめでとうございます。

お気に入りのビーチからの夕景です!

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おかげさまで昨年もたくさんの出会いがあり楽しく充実した一年となりましたが、今年も皆さんと共に益々素敵な想い出が作れるよう頑張っていきますのでどうぞよろしくお願いします。そして今年はプキの家にとって激動の、そして飛躍の一年となりそうな、そんな匂いがプンプンしておりますので皆さんどうぞお楽しみに。

だけど飛躍の一年の前にいきなりズッコケちゃってる間抜けなヒロユキさん。年が明けたらお年賀メールを送らねばと昨日準備していたら、気付かぬ内に誤って送信してしまい、一部の方々に年越す前に早々と 明けましておめでとう!ってまだ明けてないのにフライングでお年賀メールを送ってしまったのでした。

昨夜は久しぶりに夫婦水入らずの年越しとなり、ごくごく一般的な大晦日の過ごし方をしたので元日の朝も一般的な感じで目覚めるともう11時。当然の如く昨夜は飲み過ぎちゃってますから胃が重く、なのでプキも連れてお出掛けしたら、ランチはこちらで・・・

モズバーガー!

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胃が重いときはショック療法的に重いものを食べると効果があるのかないのかわかりませんが、とにかくお腹がいっぱいになったら初詣にと宮古神社にやって来ました。

せっかくプキも連れてきたし一緒にと思っていたんだけど、初めて来た元日の宮古神社は予想外に参拝者がいっぱいで、これはプキを連れては無理だなあと車の中でお留守番してもらったら、ズラリと列んだ行列の最後尾で・・・

順番待ってます!

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賽銭を投げ今年一年の健康と他にも色々と、図々しくも投げた賽銭分以上の願い事をしたら、せっかく連れてきたプキを出してあげねばということでパイナガマビーチに。

猛烈に吹きつける北風に晒されあまりの寒さに僕らはプルプル震えてるんだけど、そんなことはお構いなしのプキはビーチを端から端まで走り回ってます。

今年も張り切っていくよ~!

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そんなわけでプキちゃんにも満足していただいたら一旦帰ってまたお出掛けの準備して、やっぱり元日は師匠に挨拶に行くのが弟子の務めということで、初めて新年早々ぶんみゃあに行くことに。

寒空の下目一杯着込んで歩いてますが、新年の挨拶ですから何か手土産でもということでちょっと寄り道して途中にあるケーキ屋さんに行くと、あれれ!?これってもしかして・・・時計を見ると8時2分、ギリギリ間に合わずすでに閉店してるではないですか。だけどこれはどうにも諦め切れぬと裏口のドア開けてお願いしたら、気持ちよく応えてくれて・・・

シャッター開けてくれました!

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無事手土産をゲットしたらまた歩いてお店に到着、マサ坊師匠はじめスタッフの面々に新年のご挨拶したら、他にも集まってきたメンバーと共に新年一発目の乾杯を。

今年もよろしくです!

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新年ですから閉店間際まで飲んだらそのまま二次会に突入し、俺は8個も詰めた!とか 僕は16個ですけど何か!?とか、今日やってたスーパーの詰め放題で何個詰め込んだかという話で、いい年した大人がたいして意味のないことを妙に熱く語りながら盛り上がっております。

さて明日は新年早々楽しみにしていた久々の再会と初めましての出会いが待ってますので、また気合い入れ直して張り切って行かねばです。

今年も皆さんにとって素敵な一年になりますように、そしてほんのちょっとでも・・・

プキの家がそのお役に立てますように!