楽しく賑やかな夜は明け、パンチョさんの短い宮古旅行は早くも最後の朝を迎えました。
去年は一年間の期限付きニートという贅沢な立場だったのが、今はその反動で借金返済生活となってるから時間もお金もなくこんな強行スケジュールになっちゃってるけど、今度は絶対サトウキビの収穫しに来るから!ってやる気満々です。
そんなパンチョさんとのお別れを マキさんとチホさんと一緒にみんな揃って並んだら、カメラ4台セルフタイマーセットしてダッシュで駆け寄り・・・
バッチリ間に合ったね!
というわけでパンチョさんとお別れしたら、今日も二人を連れての観光ガイドに出発ですよ。天気のいい日にガイド2回お願いします!ってことで、今日もまた雨のち曇りみたいな予報に反して雲の隙間から青空が見えてるし、明日は完ぺき雨マークだから今日行っちゃうかってことになったのでした。
昨日は島の南側に行ったから今日は北側へと言うために 昨日はどっち方面に行った!?って聞いたら、まずは前浜ビーチに行って・・・ってマキさん、最初から最後までの詳細はいらないですよ~!
というわけで今日も出だしから賑やかな車は砂山ビーチにやって来ました。駐車場には観光バスが停まっていて、ビーチが人でいっぱいだったら嫌だなあと思いながらも裸足で砂のお山を上ったら、そこからは一気に・・・
今日もダッシュだよ~!
見ての通り今日もチホさんの勝利、ではなく先にゴールした僕が走ってくる二人を撮ってます。そんなわけで息切らしながら降りてきたお二人さんですが、バスの人達いないですね!?って、いやいやあそこにバスガイドさんがいてそこのご夫婦と一人旅の女性とできっとお客さん3人なんだよってことで、実際帰り際その大きなバスにお客さん3人乗せて走り去る姿を見送ることになるのでした。
ところで本日のリクエストはまたまたひとつだけ、マングローブのカヤックに挑戦してみたい!ってことで、雨が降りそうな天気だけどそんなことはお構いなしに満潮の時間に合わせて向かいましょう。
ちょうど車降りたところでポツポツと雨が降り出したけど、雲の流れを見てすぐに止むから大丈夫ってことで、漕ぎ方のレクチャー受けたら早速漕ぎ出しましょう。さすがは仲良し姉妹、息の合ったところを見せてくれるのかと思いきや、あっちへフラフラこっちへフラフラ・・・
しっかりしてよ~!
というわけでマングローブに突っ込みそうになったり船上で兄弟喧嘩が勃発しそうになりながらも楽しくて、途中からは流れに任せて思わず寝ちゃいそうなくらいの気持ち良さを味わったら、また黒い雲がこっちに向かって来るのが見えたから急いで戻りますか。
それじゃあ最後は競走だからということで 10秒ハンデあげるよ!って言ったら ヒロユキさん20秒にして!ってことでゆっくりめに20数えてスタートしたら、60数えても良かったんじゃないかと思うくらいにアッサリと抜き去っちゃうのでした。
おかげで雨にもやられず帰ってきたら、お次は草かき分けてサンゴの浜へ。二人が箸置きにするんだとサンゴの欠片拾ってる間に僕は波打ち際を歩いてキレイな貝殻集めてきたら二人にプレゼント。いっぱい取れたから3つに分けて、今回来れなかったお友達 リエさんのお土産にしてあげようね。
楽しみに待っててね!
その後は貝殻と一緒に拾ってきたイセエビの尻尾の殻を、マキさんの肩に乗せたり頭に乗せてはチョンマゲにしたりして嬉しそうに写真撮ってる妙な姉上さま。
お次は橋を渡って池間島へ、美味しいランチを食べたら次に向かうはでっかいヤドカリポイントです。ここでもまた覚えたての写真テクニックを駆使して駄作を連発し、連発しすぎで早くもチホさんカメラの電池なくなっちゃってるし。
一周道路では歩道を歩くシロサギさんに併走しながら間近で観察したら、また橋を渡ってやって来た漁港では、タイミング良く・・・
お魚さんがいっぱい!
ちょうど漁から帰ってきた海人達が獲ってきた魚を袋に詰めてる真っ最中で、そんな姿を見ては嬉しそうなお二人さん。大きな群れひとつ丸ごとつかまえたようで、獲れた魚のほとんどはアイゴというヒレに毒のトゲがあるだけど美味しいお魚さん。なのにみんな無造作に手で持って袋に入れてるからビックリ、さすがは本職ということか 刺さらないように持てば大丈夫!って口にするほど簡単な事じゃないですよ。
そんな魚をどこから聞きつけてきたかオバアがやってきて袋に2つ買っていったんだけど、純度100%の宮古方言に 外国語みたい!っていいながらその口振りを真似てるチホさんなのです。
一旦その場を離れ堤防で魚釣りしてる姿をしばらく眺めたら、そろそろ行きますかって事で車に戻ろうとしたら、さっきの場所で色とりどりの魚を捌いてる姿が見えたからまた戻って、僕達三人だけのための解体ショーが始まります。
普通に捌いてるのを見てるだけ!?
繊細な料理人とは対極のその豪快なお兄さんの包丁捌きに圧倒されながら、色とりどりのお魚さんが次々とやっつけられていく様を、色々とお話しながら見てるのでした。
すると最後に横にあったでっかいシャコ貝をまた豪快に解体して、ちょうど二人とシャコ貝の話でちょっと前に盛り上がっていたからそのでっかい現物を目の当たりに興奮気味に見ていたら、内緒だからな!って言いながら巨大なその身を袋に入れて僕に手渡すお兄さん。すぐ横にいたオジサンにバレないように ありがとう!ってお礼言ってお別れしたら、今夜はシャコ貝の刺身だと、思いがけないプレゼントにみんなでニマニマしながら車を走らせるのでした。
途中マンゴーのハウスをちょっと見たりしながら最後にやって来たのは、また誰もいない静かなビーチだけど曇ってるしもう日も傾いて海の色も青からグレーっぽくなってきてます。
だけどここに来たのにはそれなりの理由があって、今回来れなかったリエさんを含め以前3人で与論島に旅行したとき”星の砂を歳の数だけ拾ったら幸せになれる”って聞いてそのビーチに行くはずが天候が悪く行けなかったんだって話を初日に聞いてたから、ぜひとも叶えてもらおうとこの浜にやって来たのでした。
頑張って探してね!
砂浜一面が星の砂ってわけじゃなくなかなか見つけられないけどそれがちょうどいい感じで、願いを叶えるために努力するってことに意味があるんだね。だけど着々と見つけては貝殻に入れていく僕とマキさんとは対照的に、チホさん一番必死なんだけど全然見つけられなくて、二人で楽しくおしゃべりしながら取ってたまに話を振ると こっちに話しかけないで!って逆切れされちゃうのでした。
結局日が暮れる直前まで探してチホさんは7個か8個しか見つけられなかったけど 僕の取った分も数に入れていいから!ってことで、ふたりの頑張りでなんとかリエさんの分も含めて3人分取れたんじゃないかなあと。
さあさあ帰ってシャコ貝食べよ!