与論二日目の朝は与論献奉にやられてお酒の残る朝で、メグミさん 最後はどうやって寝たのか覚えてない・・・とか言ってるし、天気も曇りでどんよりとした雰囲気からスタートです。

まだもうちょっとだけ寝させてと思ったら6時半頃から朝の放送大音量で流れてくるし、タプーちゃん歩き疲れて爆睡かと思いきや夜明けと共にキュンキュン寂しそうな声がお外から聞こえてくるし、仕方がないなと窓を開け抱っこするとなぜだかお腹ギュルギュル鳴ってるし。

どうしたタプーちゃん!?

なので 昨夜ちゃんとご飯あげたよね!?って言いながら、8時の朝食に合わせて食堂に行ったら和食の朝ご飯久しぶりとか思いながらお腹を満たすとようやく目覚めた感じ。

今日もバスと歩きで頑張るぞということで準備したらいざ出発、バス停でタプーちゃんカバンに入ったらやって来たバスに乗り込み今日はちゃんと乗り放題券ゲットして、のどかな道をのんびりと・・・

バックミラーに映ってます!

昨日と同じバス停で降りたらそこからバスの通りをのんびり歩き、途中史跡があったり小学校の校庭に土俵があるのを見つけては、やっぱりこの辺の文化は奄美って感じだねと思ってみたり。

そこから急な坂を上ったら到着した場所は与論城跡、お城の跡といっても石垣が残るだけでそこに神社が建ってたりして、当時に思いを馳せながら時の王様も見たであろう眼下に広がるこの景色を、タプーちゃんと共に・・・

やっぱり宮古っぽいけどね!

そこからは下り道をどこまでも、今日はまだ海に辿り着いてないやと思いながらテクテク歩き、まだ海まではかなり下らなきゃだけど途中で昨日は見えなかった沖縄本島が水平線の向こうかすかに見えて来ましたよ。

思ったよりも近くてビックリはしたけれども、さすがに思ったより近いとはいえ飛べないから来れないだろうと思っていたのに、まさかまさかこんなところに・・・

あの姿はもしや!?

そう、沖縄本島北部にのみ生息する国の天然記念物ヤンバルクイナ、もちろん本物なはずもなくその巨大な像じゃないですか。緑に埋もれて最初顔だけ見えた時にはドキッとしたけど、海の向こうに見える生まれ故郷をまっすぐな目で見つめるヤンバルクイナさんなのでした。

そこからさらに海目指して坂道降りてくと、途中でなんだか景色に違和感が。何かなこれと思いながらガードレールの下に目をやると、そこにはヤンバルクイナよりも巨大な・・・

クジラだね!

宮古もでっかいの好きな島だけど与論も負けず劣らずそういうの好きみたい、やっぱり似てるよなあと思いながら、すでに結構歩いてるから疲れが出てるけど頑張ってまた歩き始めます。

途中タプーちゃんに興味津々の牛さんが顔近付けてきてビビッたり、そんなことしながらようやくビーチに出たら、大波にやられたか護岸の手すりが倒れていたりコンクリートが剥がれて歩けないような場所があったり、後で聞いたら去年の記録的な台風でみんなやられちゃったみたい。ビーチの先にはギリシャ風の別荘らしき建物が並んでいて、だけどほとんどが空き家状態で荒れ果てた様子。その中に一軒カフェがあったからここでようやくひと休みと思ったら、月・水・金はお休みですって休みすぎじゃない?

そんなわけでかなり疲労が溜まってるけどもうバス停まで行くのも街に出るのも距離変わんないし海沿いの道を諦め街を目指して歩いてますが、ちょっと腰を下ろせる場所を見つけたらひと休み、すでにお水飲み干したタプーちゃんに僕らのお茶分けてあげたらガブガブ飲んで、さすがにタプーちゃんも・・・

疲労困憊の様子!

それでも気合い入れ直して頑張って歩きようやく街に入ったか本日ひとつ目の信号を発見してテンション上がったら、ひとまずランチだとメインストリートを見て回るもそれっぽいお店もないしタプーちゃん入れてもらうことも繋いでおくことも出来ないし、ならば海もすぐだし景色眺めながらお弁当にするかということでなかなか素敵な品揃えのお店を見つけたら、与論風の弁当でも何でもないですが・・・

こんなのありました!

与論もやっぱり沖縄風のボリューミーなお弁当が主流のようで、だけど僕らそんなに食べれないからこれはいいやってことで、ウ・ドアンペンさんが作ったというタイ料理のお弁当を ドアンペンさん辛いよぉ~!って言いつつ海眺めながら食べてます。

今日はさすがにここから宿まで歩く元気はないし気力もないしバスの乗り放題チケットはあるし、タプーちゃんも限界来てるからやって来るバスをしばらく待つことに。そしたら島のオバサンが近寄ってきて、可愛いワンちゃんだね!って話しかけてきては珍しそうに見てるんだけど、今までも何人かに声掛けられたけどみんな可愛いねの後にでっかいねとか太ってるとか足が短いとか尻尾がないとか、きっと与論にはコーギーいないんだね。奄美の時も最初みんなそうだったし。

そんなオバサンとおしゃべりしてたらバスが来て、乗り込んだらあっという間に宿近くのバス停に。歩いてたら宿の隣のオジサンと目があったから 終わりが見えてきましたね!ってねぎらいの言葉を。何が終わったって、今朝出発するとき新築のお家の庭にせっせと芝生を張ってる姿を見つけ声掛けてたわけ。で、帰ってきたらちょうどもう一息で終わりってところまで作業が進んでたからまた声掛けてみたんだけど、その首で本当にご苦労様です!ってオジサン首を骨折して2ヶ月入院してたんだって、コルセット着けながら芝貼りしてたからね。あと1日いたらウチの新築祝いに招待したのに!って言われながらお別れです。

帰ってハウスに入った瞬間バタンキューのタプーちゃんをそっとしておいてあげて、お風呂入って準備したら今夜は街へ飲みに出掛けることに。お父さんオススメのお店にやって来たら、ネタケースには新鮮な島のお魚メインに並んでいて、そしてネタケースの上には・・・

何人前握ってるのでしょうか!?

地元の忘年会があるそうでひたすら握り続けてる大将ですが、宮古から来たんだと話したらそこから話は弾んでおしゃべりしながら美味しいの食べつつビール飲んで、今夜は飲み過ぎないように軽めで終わらせたら ごちそうさま!とお店を後に。お父さんが迎えにまで来てくれたので宿まで帰ったら、今夜はまたいいのがあるんだ!って昨夜はこちらも最後の方記憶がないんだというお父さんだけど今夜も飲む気満々の様子。

今夜は与論献奉やらないからということで これを飲みなさい!って出してくれたのは・・・

鹿児島の芋焼酎!

そして以前宿のお客さんの結婚式をやったんだとビデオ上映会が始まったら、お次は先日やった十九の春世界大会ってイベントの上映会が始まって、そして最後は生演奏で・・・

三線の音色が響きます!

その後は アンタも弾いてみなさい!って渡されたので普通に弾いたらビックリされちゃったけど、それにしても弾きにくい、三線弾くツメがね、プラスチックの水道パイプを削って作ったやつで、しかも釣り糸で三線と連結されて 酔っぱらって弾くとすぐどこかへ行っちゃうもんだから!って無くさない仕様になってるわけ。

そんなわけで与論最後の夜はお母さんによる強制連行もなく無事終了し、今日は覚えてる!ってお父さんのしっかりとした言葉で締めくくりとなりました。

今日も楽しかったけど・・・

さすがに2人と1匹揃ってヘトヘトです!