宮古空港でプキを預けたらここで気持ちも一区切り、とはいえ現実にはそうはいかなくて、だけども今日からお客さんがやって来るから頑張らなきゃ。
そんなプキのいなくなったプキの家にやって来た一番目のお客さんは、お久しぶりのナオちゃんです。プキのために手紙やお守りを贈ってくれたナオちゃん、メールや電話ではどうしても伝えることが出来ず、プキが天国へと旅立ったことを知らぬままお見舞いにやって来てくれたから、会わせてあげられず本当に申し訳なくて。
そんなナオちゃんにまずは前回来たときに忘れていったモモちゃんの服を、メグミさんから・・・
お返ししております!
なかなかプキのことを言い出せなくて、だけどナオちゃんからもプキは大丈夫なのという問いかけもないまま次のお客さんを迎えにいかなきゃならない時間になって、なのでメグミさんが車走らせ出発したら僕が重い口を開け、実は24日にプキが亡くなったこと、そしてそれをどうしても伝えられなかったことを話すと、ウソ!?って言ったとたんにポロポロと涙が溢れ出すナオちゃん。
どうしてすぐにプキのことを聞かなかったのかと思ったら、入ってきたときに小さく ワン!ってプキが泣く声が聞こえたような気がしたんだそうで、だからお部屋でゆっくりしてるんだろうと思ったみたい。しばらくしてお客さんを乗せた車が帰ってきたら、ナオちゃん涙拭いて拭いて!って、プキの家はもちろん宮古島に来るのも初めてというお客さんだから、いきなり宿のオーナーとお客さん揃って涙してる姿を見せるわけにはいかないもんね。
とはいえそんなことが気づかれずに済むはずもなく、だけど日記を見ていてくれたから車の中で プキちゃん大丈夫ですか!?って聞かれたらしく、全ての事情を話し到着したら僕らが泣いてるかもしれないと思っていたみたい。そんな本日二組目のお客さんは、初めての宮古島を楽しみにやって来たタエちゃんです。彼女もまたワンコを飼っていて今で3頭目ということなので、ワンコを亡くす悲しみは分かりますと言ってくれて、プキがいなくなって最初のお客さんがこのお二人さんで本当に良かったなあと思うのでした。
ナオちゃんからは東京の有名店のお菓子を戴きましたが、2年ぶりにやって来てもボケキャラっぷりは相変わらずで、どんなお菓子なのって聞いたら パッサパサのやつ!って・・・さらには工場で作ってるみたいだけど手作りだと思うよ、ロボットの手かもしれないけど!そして最後には パサパサっていうか口の中の水分全部持っていかれるみたいな!?って自分で持ってきたお土産になぜそんなコメントしか言えんかね。温厚なヨロイズカさんも怒っちゃうよ!?
一応フォローしておくと・・・
美味しそうですよ~!
だけど彼女自身全く悪気も悪意もなく、ただ言葉のチョイスが間違ってるというか、手の施しようがないほどの天然だという他ないのです。
そしてこちらタエちゃんから戴いたお土産は、隣の県の名物ですが・・・
こちらはシットリ!
いやいやあっちもシットリですから。
明日からダイビングにシュノーケルにとスケジュールびっしり詰まってるタエちゃんは、初日ではあるけれど今夜しかないということで街までお土産買いに出かけ、初日から最終日まで仕事がびっしり詰まってるナオちゃんは、早速ノートパソコン開いてせっせと働いております。
プキがいなくなったプキの家、以前は想像もできなかったし想像したくもなかったけれど、こうやって現実のものとなってしまいましたがお客さんにも恵まれなんとか無事スタートを切ることができました。プキのことを心配してお見舞いに来てくれたナオちゃんにその姿を見せてあげることが出来ず本当に申し訳なかったけど、これからは気持ちも新たに頑張っていきますので・・・
みなさん笑顔で遊びに来てね!