全ては今日のため、昨夜はお酒の一滴も飲まずに早めに就寝、そして気持ちよく目覚めたら青空の下コズエちゃんマキちゃんと共に集合時間に合わせて出発です。

まずはウガンバーリーが行われ、お揃いのTシャツ着たメンバーはみんな揃って声援を送りながら自分達の出番を待ちます。だけどひとつ気になることが、みんな揃ってとは言ったものの実はひとりメンバーが来ておりませんで、電話しても繋がらず、そのまま僕らが出場する職域レースの第1レースがスタート。続いて第2、第3レースと行われ、いよいよ僕らの番ですが結局なんの連絡も来ないままひとり足りないという状況に、突然のことで本当に申し訳ないがスケットをひとりお願いしたらTシャツ着せてなんとか人数揃ってぶっつけ本番突入です。

一体どうなってしまうのか誰にも予測不能のまま舟に乗り込んだら、応援団兼カメラマンのお二人さんに見守られながら、レース直前の緊張感漂うこの瞬間を楽しんでおります。

気合い入れて行くぞ~!

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全艇準備が整ったらスタートの号砲と共に一斉に漕ぎ出します。

練習の時は甘えが出てどうしても力をセーブしてしまうけど、本番となればリミッター外れて100%の力で最初っから漕ぎ続け、だけどブイを曲がったところで僕らの前を行く舟が一艘、これはヤバイとさらに力入れて後半追い上げて追い上げて・・・

ラストスパートだ~!!

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そして結果は・・・・見事1位通過!

正直これは無理だろうと思うくらいの状況だったけど、最後まで誰ひとり諦めなかったのが良かったみたい。先頭を行く舟は最後で力尽きて失速し、ゴール寸前でギリギリ追い抜いたからね。これには応援団のコズエちゃんとマキちゃんも興奮しっぱなしで喜んでくれて、その分 写真ちゃんと撮れたかどうかわからんよ!?って、だけどバッチリ撮れてましたよ。ちなみにコズエちゃん、せっかくのカメラがレース直前に故障しちゃって、残念ではあったけどその分僕のカメラでいっぱい撮ってもらいました。

全ての力を出し切った僕らはもう腕パンパンで、もう漕げないしビール飲みたい!なんて言ってますが、必ず優勝するんだと言ったからにはもうひと頑張りしなければ。なので決勝までの間に行われている中学生のレースの間になんとか復活したら、いよいよ最後の戦いへと挑むのです。

決勝ともなれば周りは皆強敵揃いですが、僕らだって負けてはいません。スタートの合図と共に漕ぎ出せば、さっきより船が軽く進んでいるように感じ、周りが視界に入ることもなくただひたすら前だけを見て漕いで漕いで漕いで、ゴールの旗を過ぎて横を見れば、僕らの前を行く舟は・・・・一艇だけありました!

なので残念ながら2位にはなったけど、残念というよりは皆全力を出しきった達成感や爽快感が圧倒的に強くて、なので拍手喝采の応援団に向かって・・・

高々と櫂を上げ応えます!

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持てる力の全てを出し切りその場に倒れてしまいそうな状態だけど、フラフラと舟から降りたら全員とガッチリ握手して仲間同士健闘を称え合い、コズエちゃんの構えるカメラに向かって・・・

記念の一枚を!

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そこからはステージに場所を移し、三線の演奏や舞踊それに獅子舞が舞い踊る中、テントの下に場所を確保したら準優勝を祝して乾杯です。

お疲れさま!

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その後ハーリーの結果発表と授賞式で賞金が手渡されるとさらにテンション上がって、最後のエイサーでは皆立ち上がって踊り出します。

ならばとコズエちゃんとマキちゃんの手を取り踊りの輪に入れたら、そのままヒラヒラと手を返し・・・

踊ろう踊ろう!

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すでにこの時点でオトーリ回ったりしておりますが、ここからは場所を東屋に移し本格的にお祝いするぞということで二次会に突入です。買い出し部隊のメグミさんが買ってきたオードブルやお寿司に刺身に僕が採ってきたモズクなんかも登場して、さらにはあっちからもこっちからも泡盛にビールにツマミにと、やっぱり準優勝するとたくさん人も食べ物飲み物も集まってきて、まだお昼にもなっていないっていうのに賑やかな宴が始まっております。

まずはみんなで乾杯したらお祝いのコメントと共にひとしきりオトーリが回り、ではそろそろということでコズエちゃんのマイ三線が登場です。事前に ハーリーのお祝いで弾いて盛り上げてよ!って言ってたから練習を積んできたはずなんだけど、はずなんだけど・・・

なんだか見守られ過ぎてない!?

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さんざん飲んでテンション上がってるメンバーなはずだけど、そんな彼らを踊らせることなく後ろ向いて ちょっと練習!って、顔見えないだけで音は聞こえまくってますけどね。

その後はタケさんが弾いて祝いの場を盛り上げ、さらには僕も。かなり酔っぱらってますから手元が怪しげではありますが、途中から輪に入った青年団のメンバーもノリノリで踊り、大きな大きな笑顔の花が咲いてます。

お酒の方はかなりいけるお二人なので、こんな体験普通出来るもんじゃないよ!って心から楽しんでいたはずが、気が付いたらマキちゃん海辺で転んでオシリに激痛が走ったっていうし、だけどオシリが青くなったくらいいいじゃない、コズエちゃんが回したから次はマキちゃんの番だよってことで、青いオシリに真っ赤や夕日を浴びつつ人生初のオトーリを。

頑張って挨拶できたね!

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そのまま日が暮れ真っ暗闇になるまでかれこれ10時間ほどですか、あれだけ賑わった港には僕ら以外ほとんど人影も見えなくなったけど、楽しく嬉しい宴の場は延々と続くのでした。

優勝の報告には一歩及びませんでしたが、今回のレースは僕ら的には本当に満足だったしまた来年に向けて次こそは優勝という目標も持てて良かったのではないかと思ってます。

というわけで2011年のハーリーは・・・

満点の準優勝でした!