プキ日記

お手伝いと平謝りと・・・

昨日は穏やかな天気だったのが今朝はいきなりの嵐からスタートで、今日から来るお客さん可哀想だなあと思いながら、チェックインが夕方ということなので朝からちょっとお出掛けです。

今日は冬至、以前から聞いてたんだけど新しいプキの家が建つ集落ではたくさんのご馳走を作って子供からオジーオバァまで集まって冬至のお祝いするんだということで、朝からそのお手伝いにやって来ました。

毎年班長さんのお家に班ごとに集まるそうで、到着するとすでに皆さん包丁持ってテキパキと料理の下準備をしていらっしゃって、先日挨拶した班長さん以外は初対面だからまずはご挨拶したら早速僕もお手伝い。

亀仙人は応援部隊!

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もう皆さん僕らがこの集落に引っ越してくることは知ってくれていて、やっぱり田舎なだけあってみんな情報が早い早い。そして僕に作業の段取りを教えてくれていたオジサンがなんだか似てるなあと思ったら、新しいプキの家の設計士さんの弟さんで、しかも建築会社の現場監督はそのさらに弟さんという繋がりは、小さい島とはいえあまりに奇遇というかそういう運命だったのかもね。

まずは大きな冬瓜を切ったら次は大量に運ばれてきた豚肉の山をやっつけて、さらには大釜で下茹でした内蔵もカットして、それからキュウリに大根に刺身まで、みんなで協力して進めていきます。それにしても張り切って お手伝いしに来ます!って宣言してやって来たけど包丁使えて良かったなあと。料理なんてしたことありませんでは何にもお手伝いできることなかったもんね。

そんなわけで料理の担当は男衆と決まってるらしくみんな見事な包丁捌きですが、そんな中に混じってメグミさんも、大根シャカシャカ刺身のツマを作ったり・・・

パック詰めも手伝ってます!

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そして学校給食の如く並んだ大鍋にはグツグツと煮込まれるソーキ汁と、それからもうひとつの鍋では大量の豚肉が炒められ、そいつを船を漕ぐ櫂で豪快に混ぜてます。そしてひとしきり炒めたら味噌で味を付け、そこに投入されるのは・・・

鮮血に染まってます!

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作ってるのはチーイリチー、なので今入れたのは大量の豚の血です。イカ墨パスタのように、豚の血を入れるとコクが出て美味しくなるんだけど、ダメな人はダメみたいでメグミさんもあんまり得意ではないみたい。それにしてもこれはヤバイ、ビニールに入った豚の血を包丁で破って入れたその後、そいつを手にニッコリ笑顔でこっちを見つめるその姿は、取り返しのつかない事をしでかした直後のような、お巡りさんが来たら確実に連行されちゃいそうな、そんな危ない姿なのでした。

そんなこんなでひとまず準備が出来たらお祝いは夕方からということで、みんなでおしゃべりしながら味見がてらのランチタイムとなりました。冬至のお祝いは班長の家でやるのが通例なんだけど新築のお家が出来たときはその家でやるんだそうで、来年はあんたの家でやるさ!ってことで、なんだかみんなから受け入れてもらえたんだなあと嬉しく思い、さらには新築のお祝いも魚はこの人野菜はこの人モズクはこの人に、貝とかタコならこの名人が用意してくれるからって万全の協力を約束してくれるのでした。

夜も来たらいいさと誘ってもらったんだけど、お客さんが来るからとお別れしたら、お裾分けでもらった料理の匂いを充満させた車はプキの家へ。そして夕方強風吹き荒れる宮古島にやって来た本日のお客さんは、プキの家のクリスマスといえばこの一家、2年振りに遊びに来たマコトくんマキさんベーグルです。

それにしてもビックリした、お久しぶり~!って玄関開けて入ってきた途端、ベーグル・・・なのか!?って、あまりのポッチャリっぷりに爆笑してしまいました。

ベーグル・・・だよね!?

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何でこんなに太ったか分からないんだよね!?って言いながら骨のオヤツあげたりベビーボーロあげたり、突っ込んで欲しいのか!?って感じのお二人さんなのです。

今夜は戴いたチーイリチー食べたりオリオンで乾杯したりおしゃべりしたり、そしてベーグルファミリーから戴いた都会味のスイーツが登場したら、今夜も寒いので泡盛のお湯割り飲みながら・・・

いっただきま~す!

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ここまでは良かった、久しぶりの再会で楽しくおしゃべりしてんだけど、テンション上がって飲み過ぎたのかマキさんが突然エンジン全開で熱く語り始めちゃって、なんの話かって電車の話し。

ローカル線がたまらなく好きなんだというマキさん、富山のローカル電車の話しから全国に広がりさらには台湾まで、とってもとっても・・・

ゴキゲンです!

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だけどそこから突然表情が変わり、大好きなローカル線が次々なくなっていく現状をまたまた熱く語っていたら、JRが悪いんや!ってその矛先が向けられ、たまたま目の前に座っていた僕がたまらず 申し訳ございません!って土下座。さらには 高速道路の無料化が悪いんや!って言われたらまた両手をついて平謝り。そんな僕の傍らではマコトくんが苦笑い。

そこからまた話題が好きな方に流れたら上機嫌になって、最後は突然の電池切れでダウンしちゃうマキさんなのでした。

え~っと、なんて言ったらいいんでしょうか・・・

好き放題やられたい放題の夜なのでした!