プキ日記

2007年 4月 22日の投稿一覧

それぞれのゴールへ!

さてさてゴール地点の陸上競技場でトップ選手が帰ってくるのを見届けたプキの家ミーハー応援団、お次はタケヒロさんケンジさんの応援にということで、どこで待ち構えようかと考えた結果、二人のタイム差が1時間以上開いてるからタケヒロさんの往路とケンジさんの復路を同じ場所で見れるようにってことで、スタートから10キロほどの地点で待ち構えることに。本当はもうちょっと先でと思っていたんだけど、裏道走って出たところがそこだったってことで・・・

ちょうどエイドステーションがあったから、応援の人達に混じって二人が来るのを左右をキョロキョロ見ながら待ってると・・・

来た来た!

テレビの取材が来たっ!!

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宮古テレビのインタビューに応えるメグミさん。宿のお客さんを応援して回ってるんですけど、もうすぐ来ると思うんですよね・・・ そう、もう来てもいい頃なんだけどなかなか来ないタケヒロさん。折り返してくるケンジさんはまだまだ先だろうけど、もう1時間を遥かに過ぎているのでとっくに来てもいい頃なんだけど。

だけどそれからも待てど暮らせど一向にやって来る気配はなく、もしかして僕らが来る前に通過してたのかも!? きっと招待選手の本領発揮して得意のランで挽回してるはずよ!(本人はランが得意なんて一言も言ってないんだけどね)そう思わずにはいられないランのスタートから2時間後の10キロ地点。すると、もしかして!? あれそうじゃない?? 遠くから足を引きずりながらゆっくりと視界に入ってきたのは、紛れもなくタケヒロさん。

足を痛めたんだ、大丈夫かなぁ。。。

みんな心配しながら祈るような気持ちで見つめていると・・・

飲んでる飲んでる!

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またかいっ!って思わず笑っちゃったけど笑ってる場合じゃない、片足の膝が曲がらない状態みたいで、このままのペースでいったとしてもタイムリミットに全然間に合わない、それ以前にこの状態で残り30キロ走り続けられるのか・・・ だけどリタイヤするような様子もなくドリンクを飲み干したらまた片足引きずりながら懸命に走り出すタケヒロさん。

無理しないで、だけど精一杯頑張ってね!

そう願いながら見守るしかない応援団一同。そして一方のケンジさんも予定の時間を過ぎてもなかなか姿が見えて来ず、心配そうなマユちゃんを筆頭になんだか重苦しい雰囲気に。

そして予定より1時間遅れてようやくケンジさんの姿が視界に入ってきました。だけど遠くにその姿が見えてからもなかなか近付いて来ません。やっぱりこれがロング初挑戦の洗礼なのか、どこかを痛めてる様子はないものの苦しそうな表情で走ることもままならず、それでも僕らの姿を見つけると懸命に上がらない足を上げて走り出し、残り10キロを走りぬくその強い心を見せてくれるのでした。

マユちゃんも心配そうに横に着いてます・・・

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そしてゆっくりと視界から消えてゆくその姿を見届けたら、陸上競技場へ先回りして二人の帰りを待つことに。

薄暗くなり始めた競技場は、パク選手がゴールした3時頃から比べるとかなり人も増えてお祭りのような賑やかな雰囲気に。そして地元選手が帰ってくると大応援団が横断幕を広げて一緒にゴールするシーンがあったりして、とっても温かく和やかな雰囲気。そんな中、二人を待ちながら応援していると・・・

来た来た~!

元気な姿で帰ってきた~!!

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みんなで横一線、並んでトラックを一周ゴールを目指します。走りながらだから写真はブレブレだけどそんなことはもうどうでもいい、笑顔で手をつなぐケンジさんとマユちゃんを中心に、そのままゴールへ飛び込むのでした。

ヤッタね~!!

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本人にとってはきっと満足なレースではなかったはず、だけどゴールできた喜びと安堵感で自然と笑顔がこぼれちゃいます。ずっと心配そうに見守っていたマユちゃんもホッとしたのか、私も応援頑張りましたとばかり・・・

それは違うんじゃない!?

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メダルかじって嬉しそうなマユちゃんです。ゴールの余韻に浸っていたいところではあるんだけど、ランの途中ですれ違って厳しそうな状況を知っていたケンジさんも、タケヒロさんのことが気に掛かるよう。時間内に完走は厳しそうだけど、奇跡を信じて競技場の入り口で全員揃って待つことに。

暫くして残り1時間を知らせる花火が打ち上げられ、続々とゴールへ飛び込んでくる選手を応援しながらも、みんな一人の姿を待ちわびて・・・

だけど願いも空しく時間だけが過ぎていき、いよいよ残りわずか、いてもたってもいられなくなったケンジさんが競技場の外まで見に行きその姿が人ごみに消えた次の瞬間・・・

帰ってきた~~!!

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あんなに辛そうに引きずっていた足取りも嘘のように軽く、残りわずか10分のところで奇跡の生還。感動に涙するというよりは温かいものが込み上げてくるような不思議な感覚に包まれながら、この日2回目のゴールを目指し、ついに・・・

ゴールイン!

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本当によかった~! みんなもちろん心から応援してたんだけど、正直完走は無理だろうと思っていただけに、本当に、本当に良かった!

そして興奮冷めやらぬ内に21時30分、レースの終わりを告げるアナウンスと共にフィナーレを飾る花火が盛大に打ち上げられ、長く苦しかったレースの最後を華々しく彩ります。

どんな思いで見つめてるのかな!?

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心地良い疲労感に包まれながら窓を開け放って走る車がプキの家に到着したら、まずはシャワー浴びてもらって、その後はやっぱり・・・

初めての共同作業!?

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シャンパンで乾杯だよ!

完走おめでとう~~!!

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きっと二人共プラン通りのレースは出来なかったと思うけど、それもまたトライアスロン、最後はみんな揃って笑顔でゴールが出来て良かったね。

二人の選手をはじめマユちゃんもサチヨさんも初めての宮古島トライアスロン、やっぱり噂に聞いていた通り他の大会とは雰囲気が全然違って、大会の盛り上がりも沿道の人たちの応援も、全てが素晴らしい大会だったと。そして一致団結したプキの家の応援が本当に力になった、一人だったら絶対途中で諦めてました!とタケヒロさんが言うとおり、奇跡のゴールシーンはみんなで作り上げたものだったのかも知れません。

タケヒロさん、ケンジさん、本当にお疲れさまでした。

いいものを見せてもらって本当にありがとう!

いよいよスタート!

皆さんおはようございます。只今4月22日午前4時・・・・眠いです! だけどそれより何より外の状況がちょっと気になります。雨こそ降ってはいないものの風はピューピュー雷ゴロゴロと、みんなが動き出してもプキがハウスから出てこない程のお天気です。とはいえ去年の嵐のような天気ではないのでまあ大丈夫でしょうが。

いよいよ第23回全日本トライアスロン宮古島大会当日の朝がやって来ました。朝食を済ませたタケヒロさんケンジさん、そしてマユちゃんを乗せてまだ真っ暗な道をスタート地点の東急リゾートへと車を走らせます。応援のサチヨさんとメグミは7時半のスタートに合わせて後から合流ってことで。

それぞれ登録を済ませバイクや荷物の最終チェックをしたら、ウエットスーツに着替えてスタート地点のビーチへ。同じような格好した1500人に同化して二人の姿を見失っちゃったけど、なんとかタケヒロさんを発見。それじゃあスタート直前カメラの前で気合の入ったところを頼むよ~

う~ん、どうも頼りないなぁ。。。

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ゼッケン46番、おっとりして控えめな性格とは裏腹に、そのゼッケンから実は招待選手じゃない!?と噂されてるタケヒロさん。その実力はこの後明らかに・・・

そしてマユちゃんとサチヨさんとメグミとみんな揃って見守る中、午前7時30分、過酷なレースの始まりを告げる号砲とともに一斉に海へとなだれ込む選手達。

みんな頑張ってね~!

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トライアスロンの応援が初めてというサチヨさんは、あまりの迫力に圧倒されたようで興奮を隠し切れない様子。そしてスタートを見届けたらスイムのゴール地点へ移動して、海から上がってくる選手達を待ちます。

スタートから30分、先頭集団の水しぶきが見えてきてトップを争う3人のデッドヒートが展開され、目の前のビーチをウエットスーツを脱ぎながら短距離走のようなスピードで駆け抜けて行きます。それからしばらくして後続の選手が次々と目の前を通り過ぎ、ちょうど1時間になろうかという頃、プラン通りのタイムで上がってきたのは・・・

ケンジさん!

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こちらの声援に気付き、元気そうに手を振りながら力強い走りで駆け抜けて行きました。それじゃあ行くぞ!マユちゃんに声を掛け、バイクのスタートに間に合うようダッシュで移動です。そしてケンジさんを探しながら次々と走り出すバイクを見ていると・・・

お~い! こっちに向かって手を上げて通り過ぎるバイクが一台。なんとマユちゃんと二人して気付かずに、通り過ぎた後ろ姿しか見れなかったのでした・・・・ゴメンよケンジさん。

それから10分少々遅れてタケヒロさんがスイムを終え上がってきました。笑顔で通り過ぎるその姿を見送ったら、今度こそ見逃すまい! そう思いつつ全員揃って待っていると・・・・なかなか来ないね!? だけど集中力を切らさずさらに待っていると・・・

来た来た来た~!!

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ここでも控えめに笑顔で目配せしただけで走り去ったタケヒロさん。それにしてもスイムからバイクまで時間掛かりすぎだよね!? みんなでそんな事を言いながら移動のため車に向かって歩いていると、目の前にエイドステーションが。ここでムシャムシャ味わいながら食べてたんじゃない!?甘い物好きのタケヒロさんの事だから間違いない、全員一致の意見でした。

交通規制のかかった大通りは走れないから選手を追い抜いて応援することは出来ないので、一旦プキの家に戻って一休み。そしてバイクの2周目に合わせて作戦会議で決めていたポイントで応援を。追い風に押されるように猛スピードで次々と走り去るバイクを応援しながら待ってると、猛スピードで”走ってくる”人が! 変なのがいるなぁと思いながら近付いてくる姿を見ていると・・・

ケンジさん!!

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その元気っぷりを猛烈にアピールしながら、そして周りからも人一倍の声援を受けながら走り去っていきました。みんなで大笑いしながらも、タイムも上々まずは元気に走ってるってことで一安心。

さあ次はタケヒロさんの番ってことで応援しながら待つも、なかなかその姿が見えません。スイムは15分遅れで上がってるのでそろそろか?もう来てもいいんじゃない!?って思いながら早1時間。

するとすると・・・

やっと来た~っ!!

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笑顔で控えめなガッツポーズで元気なところを見せつつ走り去っていきました。まずはホッと一息、だけどのんびりしちゃあいられない! 慌てて車に乗り込んだら次の応援ポイント、バイクフィニッシュの場所へと車を走らせるのでした。

応援の人垣の中、続々と選手が帰って来ては最後のランに挑んでいきます。そんな彼らを応援する沿道の人々、そして・・・

エイサーも盛り上げてるね!

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ここバイクフィニッシュのポイントには放送席があって、帰ってきた選手一人一人をその順位と共に紹介していて、到着したときはまだ60番台の順位だったからどうやらケンジさんの応援には間に合ったみたい。

そしてもうすぐ予定のタイムになろうかという頃、元気いっぱいケンジさんが帰ってきました。

調子良さそうね!

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実はロングのトライアスロンは初めてというケンジさん、後半までスタミナが持つか少し心配はしていたようだけど今のところ全然問題なさそう。バイクを置いて着替えたら、いよいよ最終種目、42.195キロのランに突入です。

頑張って~!

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全員とハイタッチして元気いっぱい走り出す後ろ姿を見送ったら、そこから1時間少々遅れてタケヒロさんが帰って来ました。

お疲れさ~ん!

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ところがここで思いがけない出来事が!!

バイクを置いたら元気に走り出すものだとばかり思っていた僕らプキの家応援団の目の前で・・・

食べてる食べてる~!!

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バイクで疲れきった身体に栄養と水分を補給するためドリンクのカップやバナナを手に走り出す選手はいるけど、立ち止まって何にしようか品定めして、オレンジをかじったかと思えば次はサンドウィッチに手を伸ばし、どうもどうもとボランティアの人にお辞儀をしながら、タケヒロさんのグルメ紀行!?が始まりました。

食べ終わったらちゃんと走るんだよ~!

そうこうしている内に、トップの選手がもうすぐランを終え競技場に帰ってくると放送席のスピーカーからアナウンスが。 そういえば毎回友達やお客さんの応援をしてるから優勝の瞬間って見たことないよなぁってことで、せっかくだから見てみようねと陸上競技場の中、ゴール直前に陣取って選手が帰ってくるのをトラックの中に設置されている巨大なモニターを見ながら待っていると、競技場入り口の歓声と共にトップの選手が飛び込んできました。

誇らしげに、そして満面の笑みを浮かべながら国旗と花束を高々と両手に走ってきたのは去年の優勝者、韓国のパク選手!

おめでと~う!

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2位に18分余りの差をつけて、圧倒的な力を見せつけ二連覇の快挙を成し遂げたパク選手。本当におめでとう!

さてさてトップはゴールしたものの、我らプキの家の選手達のレースはまだまだ終わりません。これからどんなドラマが待っているのか、果たして二人揃って完走し、目標を達成できるのか・・・

後半戦をお楽しみに♪