今日は朝からメグミさんと二人揃ってお出掛けで、お昼まで色々用事を済ませたり小さい島なのに何年かぶりのご夫婦と顔合わせては久々だねと話しに花を咲かせたり。
帰ってきたら気合い入れて作業しますかと、また材料デッキに出したら今日は細かい作業となってます。何してるのかといいますと・・・
細かい作業だから分からない!?
天板はヒバの集成材を使うけどそれ以外はシナランバーコアで仕上げるので、材の構造上どうしても断面に隙間が出来るわけ。最初は仕上がりのクオリティ考え無垢のシナで出来た木口テープを貼ろうかとも思ったんだけど、みんなの目に触れる部分でもないし島では手に入らないし面倒だしまあいいやということで、チマチマとパテ埋めしていってます。
一通り終えたら今日はここまでと、亀の歩みではあるけどこの後は今夜の準備をしなければと片付けしてシャワー浴びたら料理の仕込みに取りかかります。今夜は浜の会の新年会をプキの家でするぞってこととなり、おもてなしの料理を作ってるんだけど、連絡係のメグミさんに夜に来るよと聞いてたのに夕方早々と来ちゃってるしまだ全然準備も途中だし。
そんなドタバタの中クーラーボックスをドンと置いたら 釣ってきたからな!って、一応ウロコとお腹は捌いて来てるからって言葉にホッとしたら、しょうゆ味の煮付けとマース煮と刺身にすることに。
新鮮な島魚たち!
ひとしきり料理の仕込みが済んだら後で来るメンバーが到着してから出そうねと、ひとまず適当に料理とお酒をテーブルに並べたら新年の挨拶と共に浜の会の新年会スタートです。旧プキの家時代からのメンバーだから移転してからはなかなか縁遠くなって、だけど遙々島の端っこまで来てくれたオジサン達と楽しむ夜は最高で、笑い声響く賑やかな夜となってます。
しばらくしてタケさんが奥さんの運転でやって来たら 乗り遅れちゃいけないと思ってさ!って缶ビール片手で登場し、ではみんな揃ったので会長コウジさんから・・・
改めましての乾杯を!
魚達がテーブルいっぱい並んだら やっぱり美味いな!って言いながらそれぞれ今日の釣果について語ったり、今年の浜の会について色々思うことやりたいことを語ったり久々タケさんの三線が鳴り響いたり。
そしてこちらお魚さんではありませんがこんなにも釣って来たよということで、泡盛で酒蒸しにした・・
カニさん達でありました!
そんなわけで美味しいものいっぱいのテーブルにはもちろん僕の料理も並んでいて、ヒロユキこれ美味いな!って喜んでもらえて嬉しかったり、ついにここでデビューと新たなバーナーを登場させたら最初に炙ったのは宮古と何の関係もないけどウナギの蒲焼きが香ばしく仕上がりましたよ。だけど今夜のメインは僕の手料理とかではなくこちらの方で、いつ飲もうかいつ開けようかと思いながらなかなかこれといったタイミングがないまま眠らせていたものが、ついについに日の目を見ることとなったのです。
それは何かといいますと・・・
久松五勇士100周年記念ボトルです!
それは2005年の7月つまりはプキの家オープン直前のこと、久松五勇士100周年を記念してハーリーの大会が開催され、宮古島全域からそして伊良部島から賞金目当てに集まった並み居る強豪を蹴散らし地元久松から出場した我ら浜の会の精鋭5人の乗った舟が一番にゴールしたその優勝記念ボトルなのです。
あの日舟を漕いだメンバーはこの中に僕を含め3人だけど、今だったら絶対勝てないよね!ってすっかりみんな初老って感じで あの頃は酒飲みながら腕立て伏せ何回もしたのにな!って50回とか80回とかやってヒーヒー言いながら飲んでたなって懐かしい話しをしつつみんな衰えたなって言いつつ笑ってます。だけどこちらは長い年月かけて衰えるどころかより一層に深みを増し美味しくなってるはずと、封を切りグラスに注いで香り確かめたら いいねえ!ってみんなご満悦、口にしたらそれはそれはまろやかで美味しく何より当時の記憶が蘇る他に例えようもない味わいでありました。
そんなわけでいい感じの酔っぱらいになったメンバーはこれから街に出てスナック行くとか言ってるし、まだまだ楽しんでらっしゃいと見送ったら片付けしてもうちょっとだけ二人で飲みますかね。
楽しく懐かしい夜でありました!