プキ日記

素敵な旅をありがとう!

旅の最終日って大体こういうもんだよねって感じ、1週間の旅で初めて雲ひとつない青空広がる奄美の朝。

さすがに今朝はのんびりしていられないからパッと目覚めたら、朝ご飯もいいやとコーヒーだけ飲んだら帰り支度をバタバタと。8時半にはチェックアウトでホテルの人にも 静かでお利口さんでしたね!ってタプーちゃん褒められちゃって、確かに初めての旅行でちょっとドキドキしたけど飛行機も船もずっとハウスに入りっぱなしだった宿も全然問題なしだったね。

では重い荷物抱えて車まで辿り着いたらいざ出発、最初に会えなかったメグミさんがお世話になった人達に会いに行ったらようやく顔が見れて、先生も奥さまもお元気そうで良かったです。では昨日約束したとおりまた根瀬部方面に車走らせたら、途中でよく泳いだり夕日見に行ったりした大浜海岸へ寄り道しては、せめてあと1日いたかったなと思わせる・・・

青一色の空を見上げたり!

寒い寒い朝ではあるけどサーフィンしに来てる人達がいたりして、そんな姿を眺めながらビーチを歩いてるんだけど、白砂の浜だったのが海流が変わったかすっかり砂が流され岩肌が露出して、あの頃とは全然違う景色になっちゃってたね。

ではそろそろ行かねばとやって来たのはハルユキ兄タカヨ姉の待つ養殖場、お土産あるからということで今日獲れたて新鮮活き車エビを こんなにいいの!?ってくらいに頂いちゃいました。そこからはまたのんびりおしゃべり楽しんではタカヨ姉にならって エ~エ~!ってみんなで連呼して、今度はこっちが遊びに行くから!ってハルユキ兄と お正月にまたエビ送るから!ってタカヨ姉にお別れしたら空港目指して出発です。

だけどまだ寄り道すべきところは色々あって、まずは隣の知名瀬集落にやって来たら、当時僕が持っていたボートを浮かべていた港を眺めては・・・

沖でシュノーケルとか魚釣りとかしたねって!

そこからは街を抜け途中で運転交代してもらって助手席から懐かしい景色を写真撮ったりしながら空港を目指し、途中で行きも気になっていた石釜で焼くパン屋さんがあったので今夜と明日食べようと入ってみたらどれもこれも美味しそうで思わず必要以上に買ってしまったね。

焼きたてを食べたいけど我慢我慢、僕らには行かねばならぬ場所が。というわけで次にやって来たのはこちら、一昨日も食べたような気がするけれど・・・

またジェラート!

本当はケーキ屋さんに行きたかったけど時間的に厳しいってことでジェラートになったけど、島の材料使ったジェラートはなかなか美味しかったし今日は晴れで暖かいし結果オーライちょうど良かったね。

1時にはレンタカー返さなきゃだからのんびりしてもいられない、空港とは反対側の海沿いの道を北へ向かい、デザートと順番逆ではあるけど仕方あるまい最後のランチはやっぱりこれで。

奄美といったら鶏飯だね!

元祖鶏飯の店というだけあって地鶏の丸鶏で出汁を取ったスープが絶妙で、それに旅の間ずっと食べて飲んで疲れ切った胃に優しくて旅の終わりに食べるには最高のメニューだねって言いながら、サイドメニューにシシ肉の炙りとか注文しちゃってますけどそれどうよ。

最後にバタバタするのは嫌だとちょっと時間に余裕をもって動いてたから、このまままっすぐ空港へ向かうにはちょっと早い。なので曇り空で見た土盛海岸を今一度青空の下で見てみようとやってきたら、あの日はあまりキレイじゃないねって言ったのを前言撤回せねばなりますまい。

今日はいい色してますよ!

いっぱい歩いていっぱい走っていっぱい砂掘ったらタプーちゃんも大満足、ではそろそろいい時間だし最後に車の中をキレイに掃除したら空港へと向かいますか。レンタカー返したら空港まで送ってもらい、タプーちゃんは行きと一緒で寂しそうな顔することもなく連れてかれちゃって、最後にちょっとだけお土産買ったらさあ飛行機に乗り込みますか。

ちっちゃい空港のちっちゃい飛行機に乗るもんだから、那覇行きのプロペラ機へは自分の足で・・・

歩かなきゃ!

ちょうど飛行機乗るタイミングで雲が広がってきたから飛び立つ飛行機の窓から鮮やかな島の姿は見れなかったけど、最後晴れてくれたし暖かかったし良かったなと思いながら、また帰ってくるよと小さくなっていく島を見ながら帰路につきます。

そして那覇経由で宮古空港に降り立つと、こちらも曇りでどんよりしてるけど、ああ帰ってきたんだなあと思うのは見慣れた景色とそれから真っ昼間快晴の奄美より夕方曇りの宮古の方が暖かいって感じるところかな。車走らせ見慣れた道を北上しプキの家に到着したら、玄関開けて久々の我が家です。

帰ってきたね~!

いやあ当たり前だけど落ち着くわぁ!って言っては床に転がって、だけど倒れるのは全てを終えてから。まずは荷物運び込んだりタプーちゃんのハウスをキレイにしてあげたり。そして夕飯の準備はさすがに旅を終えてガッツリ作る気力はないけれど、気力のなさよりこれを今夜食べずにどうするという方が勝るから、頂いた車エビの箱を開けおがくずに埋まったエビを取り出すと暴れる暴れるおがくずが舞うよ、元気いっぱい大変だよってあたふたしながら頑張ってなんとか調理完了出来ました。

今夜のメニューは地鶏の炭火焼きに石釜のパンに、それからハルユキ兄とタカヨ姉にいただいた活き車エビをせっかくなのでお刺身と頭は塩焼きで。

懐かしき島一番の贅沢な味!

今までピチピチ跳ねていたエビはプリップリで甘くてトロリととろけてたまらんたまらん、塩焼きにした頭もミソの味が濃厚で香ばしくてビールが進む進む。その後はまだまだ飲めるよ食べれるよと勢い余って紹興酒で酒蒸しにしたらこれがまた絶品、素材が良ければ何しても美味しくなっちゃうよね。

それにしてもハルユキ兄にタカヨ姉、僕らに嘘をついたよね。朝の出荷が終わったら残ったのをお土産に持って帰ってもらおうと思ってるんだって言ってたのにこの見事に形の揃った特大車エビはどうよ、この日一番のを僕らに渡したでしょ。本当に本当にありがとう!

そんな旅の余韻に浸りながら飲んでる僕らとは違って、ようやく住み慣れた我が家に帰ってきて落ち着いたか気が抜けたか、全てを出し尽くしたタプーちゃんは・・・

早くも夢の中へ!

奄美を離れ早12年、ずっといつかは行くぞと思いながらようやく今回第二の故郷へ帰省することが出来たけど、とっても楽しみにしていたけれど、想像以上に楽しく充実した旅になったのは僕らを温かく迎えてくれたみんなのお陰。

僕らこれからもこの島で頑張っていくからね、またいつか必ず遊びに行くからね、皆さんもお元気でまた笑顔で再会しましょう。

素敵な旅をありがとう!