プキ日記

忘れたことと懐かしいことと!

奄美大島2日目の朝はゆっくり休んだからパチッと目覚め、なんとか雨も止んでくれたようでホッとしながら顔洗ってます。

ひとまずタプーちゃんトイレさせつつ朝ご飯を仕入に行こうと外に出たら、やっぱり奄美寒いよ~!って昨日までの与論からかなり気温下がってる感じ。特に当てもなく適当に歩いていたらパン屋さんを見つけたのでここにしようってことで、タプーちゃんがいるから交代でお店に入っては気に入ったのを選んでるんだけど、普段吠えないのに珍しく外からタプーちゃんの声が聞こえてきたから何があったと飛び出すと、残念というか微笑ましいというか・・・

怪しい人ではありませんから!


ホテルの部屋で朝食済ませたら、タプーちゃんにはちょっとお留守番してもらって街を散策といきましょうか。この12年でどれだけ変わったかなって思いながらまずは空港へと続く大通りを歩いてるんだけど、昨夜と同じで変わったとか懐かしいとかじゃなくメグミさんと二人して こんなに憶えてないもんか!?って本当に断片的にしか思い出せず、しかも今歩いて向かってるのは当時メグミさんがバイトしていたところで久々顔見せに行こうって通い慣れた道なはずなのによ。

残念ながらタイミングが合わず顔見せ出来なかったから、そこからは宮古ではあり得ないくらいの坂道を登って高台から街を見下ろし記憶を辿ってますが、僕ら二人揃って・・・

記憶喪失なのか!?

そこからも市街地を歩いては こんなお店あったっけ!?って、でもどう見ても30年くらい前からありそうな古びた店構えだったりして、自分達でも不思議なくらい。もちろんちゃんと憶えてる場所もあって、ちょっと覗いてみたかった奄美の三線屋さんに入っては奄美独特の弦とバチを買って、帰ってちょっと遊んでみようかと。

ひとまず街ブラ楽しんだら、帰ってタプーちゃん今日はバッグじゃなくケージのまま連れ出して、今日はここからバスに乗って空港を目指します。運転手さんに手伝ってもらってバスの座席に着いて出発したら、与論の倍のスピードにバスは倍揺れて不安そうな顔のタプーちゃんです。懐かしさとこんなのあったっけとが入り交じる景色を眺めながら街を抜け、ここでタプーちゃん人生初の・・・

トンネルだね!

このトンネルがまたガタガタした道で、暗いし激しく揺れるしトンネル抜けたらもうヘロヘロ状態のタプーちゃんなのでした。街から空港までちょうど1時間、ようやく着いたらやっぱり島は適当か、レンタカー屋さんが迎えに来るはずが来てないので電話して、待ってる間に島のオバサンが 可愛いワンちゃんだね!って声掛けて来て、今から飛行機で帰るのって聞くから今からレンタカー借りるんだけど飛行機とフェリーで宮古からワンコも釣れて来たんだって言ったら アゲ~!って、ああ奄美に来たなあって実感。

レンタカー借りたらいざ出発、せっかく島の北側に来たからそのまま北上し、だけどお昼食べられそうなお店もないままどんどん進み、そういえば以前プキの家のお客さんに聞いたカフェがこの先にあったはずと怪しげな細道を進んだら、オーシャンビューのカフェが見えてきた。気分は黒豚とか地鶏とか島の料理だったんだけどここはカフェ、なのでこんな感じの・・・

オシャレランチとなりました!

ポツポツと雨が降ったり止んだりの中ではあるけれど、海を眺めながらのんびりとしたランチタイムを楽しんで、その間タプーちゃんには車の中でひと休みしてもらってます。

ではそろそろ海に行くかと近くの土盛海岸に行ってみると、またポツポツ雨が落ちてきたからタプーちゃんはお留守番でちょっとだけ見に行くことに。住んでた頃はキレイだねと思っていたビーチだけど、どんよりした天気と荒れた天候を差し引いても宮古の海を見慣れた目にはやっぱり奄美色の海だねって感じに映っちゃいます。

とにかく寒いし!

お次はあやまる岬だけどあまりの寒さに今シーズン初のダウン着て、今度は雨が止んだからタプーちゃんも一緒に。海が一望できる場所までやって来たら、こんなのあったっけ!?ってまた見覚えのない公園みたいなのが眼下にあるんだけど、やっぱりどう見てもここ最近のものじゃなく記憶から消えてるだけみたい。せっかくなので下まで降りて荒れた海を眺めたり芝生の公園を走り回ったり、奄美らしい一面ソテツの森を歩きながら よく考えたらハブいるんだった!って急に怖くなったり。

そこから目指すは島の端っこ用岬、ここで道は行き止まりで見上げる絶壁の上に灯台がそびえ立ち、そこへと向かうメチャメチャ急でメチャメチャ怖い階段が。でもね、やっぱり見覚えないっていうかあり得ないけど 来るの初めてだね!?って。高いところ苦手な僕なのでかなり勇気振り絞って登り始めると、やっぱり親子は似るのかタプーちゃんも・・・

端っこ過ぎてそこ階段じゃないから!

頼りなさ抜群の手すりは逆に怖くて手を掛けられないし、ビビリながら登ってくとようやく安心できる場所に。そしたら目の前には何年ぶりでしょうか小さな滝があって思わず写真撮ったりして、最後にもうひと頑張り急な階段上がってるとここでまた雨が降り出し行くか戻るかメグミさんと意見が分かれるも、慌てて降りるのは危ないから行っちゃえってことで、ダッシュで頂上まで上がったら灯台の陰で雨をしのぎます。

屋根はなくても横殴りの雨だから風下にいたら平気、しばらくして止んだら灯台の周りをグルッと回ると、ここでタプーちゃん台風以外じゃ人生マックスの猛烈な風に・・・

耳が耳が~!

というわけで激しく楽しい北の端っこ体験を満喫したら、ここからは海沿いの道をドライブしながら街を目指します。色々寄り道しながら帰ってきたらお風呂入ってサッパリして、もう着いてるから早くおいでよ!って電話があって慌てて外に出たら島の飲屋街屋仁川を目指します。

お店に入ると久々の顔がニッコリ笑顔で迎えてくれました。久しぶりに帰るよ~!って連絡入れてたら今夜飲もうってこととなり集まってくれたのは、僕らが住んでた根瀬部集落で仲良しだったタクちゃんハルユキ兄タカヨ姉と子供達。まずは久々の再会に乾杯したら賑やかな宴が始まって、そしたら見知らぬオジサンが声掛けてきて 写真を撮らせてもらいたいんですが!って何でしょか。お店の宣伝用写真ということで地元の南海日日新聞に載るそうで、いいよ撮って撮ってって・・・

カメラ構えてるところを撮ってみた!

ではせっかくだから僕のカメラでもということでお願いしたら、みんな笑顔で・・・

久々のメンバーで!

あれから12年、互いに色々変わった事もあるし聞きたいこともあるし、だけど一番変わったのはユウカアリサ、すっかり成長して高校生と中学生だけど僕らがいた頃はまだ4歳と2歳とかだったかな。アリサは絶対憶えてないだろうと思ったけどユウカはどうかなと聞いてみたら ワンちゃんは憶えてるよ!ってそうかそうかそうだよね、僕らだって色々忘れてるもんね。

いっぱい語っていっぱい飲んで気がついたらもうこんな時間、っていうか子供達ずいぶん前から座敷で転がって寝ちゃってたけどね。タカヨ姉と子供達が先に帰ったら、ハルユキ兄とタクちゃんと4人で奄美の夜の街を歩いてバーに行き、二次会に・・・

また乾杯!

また熱く語ってはカクテルとか黒糖焼酎とか飲んで、そして最後は カラオケ歌ってよ!って言うからじゃあ先にタクちゃん歌いなよって。さっきは12年経って互いに成長したなって話してたのに残念っていうかなんていうか、最初出会った時メグミさんが 怖い人がいたよ絶対あの人元ヤンだよ!ってビビってた強面タクちゃんが、12年の時を経て嬉しそうな顔してAKB歌ってるこの変わり様。

今夜はハルユキ兄にすっかりご馳走になっちゃったのでお礼を言って、フラフラと真夜中の道を奄美寒い寒い言いながらホテルの前でお別れするのでした。

久々の再会嬉しかったよ!