本日は快晴、だけど近頃沖縄の人々の心は曇りっぱなしです。それは普天間基地の移設問題がなかなか進展しないどころか、県内移設も止むなしという流れになりつつあるから・・・
そんな中、今日は沖縄本島読谷で大規模な県民大会が行われ、移設先のひとつとして取り上げられた下地島空港のあるここ宮古島でも同時刻からカママ嶺公園で抗議集会が行われるということで、この島に暮らす一市民として参加してきました。
いつもはのんびりとした空気の流れるこの公園も会場はすでに熱気ムンムンで、遠くに車を停め歩いていくと・・・
すでに大勢の人が!
僕はこういった集会に参加するのは初めてなんだけど、ステージの上には抗議文が高々と掲げられプラカードや旗やを持った人がたくさんいて独特の雰囲気が漂ってます。だけどそこから流れてくる軽やかなメロディーはとっても聞き覚えのあるもので、りゅうじんりゅうじんマブヤー♪って・・・
その後は高校生のブラスバンドやダンスがあったり書道部のパフォーマンス、そしてそんな集会の前半戦のトリを飾るのはマサ坊師匠率いるシャーカの皆さんですが、まずは出番の前に・・・
ステージ裏からみんなで楽しんでます!
そしていよいよステージへ。真夏のような日射しの下、三線持って演奏する師匠の姿はなんだかいつもと違う雰囲気ですが、この集会にふさわしい選曲で大汗かきながら熱唱。
会場の熱気も高まってきたね!
そしていよいよ抗議集会も本番を迎え、議員さんや高校生の代表、主婦の方や戦争体験者としてオバァが檀上に立ったりと、基地反対戦争反対の言葉と共に平和への想いを熱く語り、それに応えるように集まった大勢の人々も・・・
想いと共にその手を高く!
今日この場に集まったのは主催者の発表で3千人、読谷には実に9万人もの人が集まり平和を訴えたそうです。当たり前のようにある日常が今まさに奪われようとしている、それをただ黙って見ているわけにはいかない、そんな普通の人達の普通の想いが溢れ出す、そのひとつの想いがこの国の中央に届くことを願って止みません。
集会から帰ると全くそんなこととは関係なく平和ボケしたような笑顔のプキがお散歩はまだかと待ってるので、早速久松漁港を目指して歩きましょう。
それにしてもプキちゃん・・・
なぜにそんなに嬉しそう!?
それはですねえ、漁から帰ってきて大漁を祝ってるアグニさんのグループに呼び止められて一緒に飲むことになったから。ビールや泡盛そしてとれたて新鮮な刺身も食べきれないほど並んでいて、もうプキの目はギラギラです。
もちろん僕はお言葉に甘えて美味しく戴いておりますが、残念ながらプキは見てるだけ。それにしても海の男達が集まって上機嫌にしゃべってるその会話は、100%方言だからもうほとんど分からんです。だけどこれだけは分かることがあって、オジサンが車から紙コップをひとつ持ってきたその姿を見て、今からオトーリ回す気満々だなってことでバッチリそのタイミングでお礼を言って場を後にするのでした。
ごちそうさま!
そんなわけで歩き始めた帰り道、案の定オトーリの口上が聞こえはじめ賑やかな宴はまだこれから、そしてご馳走を目の当たりにしたプキは何度も何度も名残惜しそうに振り返り、そんなプキを プキのご飯はお家にあるから!って引っ張って帰る・・・
そんな平和な時間がいつまでも続きますように!