プキ日記

あの姿を目指して!

珪藻土塗り初日の昨日はなかなか上手くいかずに惨敗の1日となり、だけど今日からは皆さんの目に留まる場所をやっていかねばならぬので失敗は許されないということで、昨日お願いした大将が珪藻土塗りのスペシャリスト、マエダさんと一緒に朝から来てくれました。

ちょうど材料も練り上がったところで、だけど思いの外柔らかくなりすぎちゃったからどうしたものかと思ったら、こんなもんで大丈夫、もっと柔らかくてもいいよ!って、僕らの塗ってたのはあれでもかなり固かったみたい。柔らかい材料は鏝にも乗せにくいし本当に扱いが難しく、だけどちょっと塗ってみるからと材料を乗せたマエダさんの鏝は、キャンバスに絵を描くが如く滑らかに伸びやかに壁一面を隙間なく撫で、その軌跡には珪藻土がスーッと伸びていき僕らの時とはまるで別物のよう。

惚れ惚れしちゃいます!

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デモンストレーションということで金鏝で一面塗ったら、この後木鏝で仕上げたいんです!ってマイ木鏝を手渡すと、昨日僕がやったのとは全然違う滑らかな動きで頭に描いていた通りのラインを見事に描くその様に、また惚れ惚れしながらみんなで見とれているのでした。

そんな凄技に見とれたら、その後は昨日やってみて要領や進め方が分からないことなんかを大将にも聞いたりして、昨日僕らがやった試し塗りの現場を見てもらいながら的確なアドバイスをもらってます。

有り難き幸せ!

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頑張るから完成を楽しみにしててね!ってことで感謝の気持ちを込めた手土産を担いで帰ってもらったら、ここからはあのマエダさんの華麗なる手さばきを目標にヤマちゃん先生と共に気合いも充分塗り始めます。

するとやっぱり気になったのか、集中してる僕らは最初気が付かなかったんだけど、背後からじっと見つめる目標の人は、これなら大丈夫!そういい残してその場を立ち去るのでした。

バッチリ仕上げてみせますから!

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今日はまず僕らの部屋の天井を仕上げ、その後は客室の天井を2カ所、その頃にはもう昨日までの僕らとは別人のようにいい感じに仕上げて行き、次に客室の壁に取りかかると今まで天井ばっかりやってたから呪縛から解放されたように生き生きと鏝を滑らせ、その姿はまるでプロの左官職人のよう。な気分。

でもちょっと気を抜くと材料が固くなり仕上がりが滑らかでなくなったりして、かなりシビアな感じではありますが、要領が分かってきたからスムースに作業は進み楽しく気持ち良くとってもいい感じ。

お昼からはまた天井塗りということでシャワーに脱衣室をそれぞれ2カ所、ヤマちゃんと二人同時進行で塗り進め、お願いします!って声掛ける度にあっちへこっちへ材料を配るメグミさん。そして本日最後は廊下の天井をということで、塗ったところが乾くと塗り継ぎした部分がムラになるから小さいスペースを区切って二人で塗り進め、片方が終わった時点で僕が木鏝を手にパターン付けして回り、その後さらにひと手間加えて仕上がりのレベルアップを目指します。

チームワーク命です!

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昨日は顔に材料ぶちまけたヤマちゃんを笑って見てたけど、今日は僕が頭に思いっきり乗せちゃって、真っ白な珪藻土はしばらくしたらガチガチに固まって、帰ったらシャンプー3回はしないと落ちないだろうなあと思いながらもそんなこと気にせず全力で塗り続けるのでした。

まだまだ手際の悪い部分も仕上がりのムラもあるけれど、今日で珪藻土塗りの手応えを完全に掴みました。きっと完成した姿を見たら、プロに頼んだんじゃないの!?って部分と やっちゃったね!って微笑ましい感じの部分とが混在した感じの壁や天井になってるだろうけど、それもまた成長の軌跡と笑って楽しんでもらえれば、それはそれでプキの家っぽくていいんじゃないかなあと思ってみたりも。

昨日は珪藻土を4袋分、今日は6袋分塗れたから、この分だと・・・

来週中には終われるかも!?