プキ日記

真剣だからこそ面白い!

さあ今日こそはいよいよ珪藻土塗りが始まりますよ。

ヤマちゃん先生とメグミさんと僕と三人現場に集合したら、まずは材料の練り方をマニュアル見ながら全員で確認していきます。新しいプキの家で使うことになった珪藻土は、これもまた色々探してこれだというのに辿り着いた一品で、通常の珪藻土より調湿性能に優れしかも空気を綺麗にしてカビの発生を防いでくれるという高温多湿の宮古島にピッタリな珪藻土なのです。そのために特殊な材料を調合しないといけないから、まずは全員で材料の練り方を確認してるってわけなのです。

では早速塗り始めちゃいましょう。

まずは練習がてら自分達の部屋から塗ろうということで、ヤマちゃんと二人並んで鏝を滑らせます。

さてさてうまく塗れるかな!?

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塗るのは塗りやすいんだけど思いの外乾燥が早く、一旦平らにならしてから木鏝でパターンを付けるつもりなんだけどその時間さえ与えてくれない感じで、パターン付けしようとしたらすでに乾き始めていてザラザラボロボロと崩れてくるような感じ。なのでこれは何か問題がある、っていうかとりあえずどうにもならないのでそのまま金鏝でラフに仕上げちゃって、最初の壁1面目は完全なる失敗に。

それを踏まえて次なる壁に挑みますが、そろそろ次の材料を練らなきゃということで、僕ら二人が塗ってる間にその周りを補助して回ってもらわねばならぬメグミさんなので、練り作業も段取り説明してやってもらうことに。

頑張って!

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そんな2面目は最初よりはマシっちゃあマシだったけど、窓周りの細かい部分がどうにもこうにもならなくて、面が入り組んで作業が進まないのにどんどん材料が固まっていっちゃって、最後は水でゆるゆるにした材料でならしてなんとか仕上げたけど、これまた失敗な感じの2面目の壁なのでした。

さすがにこれではダメだってことで、こんな時のためのホットライン、僕の左官の師匠である大将に電話してアドバイスをもらうことに。だけどやっぱり現場に来て見てみないことにはなんとも言えず、とにかくもう少し水を足して様子を見てというアドバイスをもらい、今日は無理だけど明日の朝見に行くからそれまで頑張って!ということで、今日のところは自分達で試行錯誤しながらお客さんの目に触れない場所からやっていくことに。

なので休憩の時間もヤマちゃんと二人、ああでもないこうでもないと言いながら・・・

どうやろうか意見出し合ってます!

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建築関係全般なんでもやるよというヤマちゃんも左官だけは手を付けたことがないらしく、昨夜は夢の中で左官しとったよ!とか 今朝は緊張して早くに起きてしもうたわ!って、大変な思いをさせてしまって申し訳ないが、ぜひぜひ力合わせて頑張ろう。

2面目の壁の後は収納の壁を、ここでようやくちょうどいい材料の水分量というか固さを見つけることが出来、やっとまともな感じで塗り始めることが出来ました。続いてはその勢いに乗って厨房の天井を、だけどこの天井ってヤツが本当に大変で、上を向いての姿勢は苦しいし鏝の感覚も難しくなるから上手く平滑に伸ばしづらいし、それでもなんとか木鏝でのパターン付けまで出来るようになってきました。

本当は今日のところはここまでにして残りの時間で他の作業をとも思ったんだけど、もうちょっとで終わりというところで材料が足りなくなっちゃって、ならばもう一袋練るしかあるまいというわけで、今の僕らなら行けちゃうんじゃない!?ってことで客室の天井を塗ることに。

それにしても本当に天井の珪藻土塗りは・・・

キツイっす!

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最初の塗りやすさ優先の固さから仕上がり重視の固さに変更したから、柔らかくて結構材料がポタポタ落ちるわけ。そしてそれが天井ということになれば上を向いての作業になるわけで、ポタポタの先は床ではなく自分自身だったりもするわけです。

つまりはそれってどんな感じなのって聞かれたならば、こんな感じだよって答えるわけで・・・

罰ゲームではありません!

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ポタポタと顔に落ちるのも気にせず黙々と塗り続けてるヤマちゃんだけど、真剣だからこそ面白すぎてメグミさんと二人爆笑しちゃって手が止まってますが、なんとか僕の方は顔には落とさず笑われずに済みました。

最後はヤマちゃんも顔洗って帰ってから、残った材料でトイレの天井も一面終わらせ本日の作業はようやく終了です。最初はどうなることかとハラハラしたけどなんとか形になってくれて、明日は朝から大将が教えに来てくれるからもっといい感じで仕上げられるのではないかと思ってます。

今日は初日ということもあって壁3面に天井3面終わらせるのがやっと。使った材料から計算するとまだ10分の1も進んでないことになるけど、明日からはもう少し効率良く進められるかなと思ってます。

どっちにしてもまだまだ先は長いのです。そしてそして・・・

早くも首がコリと痛みで悲鳴あげてます!