今朝も上々の天気の中、眩しく輝く朝日に照らされながらキビのお手伝いにやって来ました。
車を走らせ20分、もうすぐ畑に到着というところででっかいアーチ、鮮やかな虹が目の前に架かってるのが見えました。
キレイでしょ!?
それにしても こんなの初めて見たかも!?
綺麗な七色に輝く虹のすぐ左側に、もうひとつ虹が見えませんか? 写真では分かりづらいけど、肉眼ではハッキリとダブルでアーチを架ける虹が見えました。
今日はそんな予報ではなかったはずが、お昼前に突然の雨。このまま降り続いたら今日は無理だねというギリギリまで合羽着て頑張っていたら、本当にギリギリの所でまた日が射してきて・・・
というわけで畑は少々ぬかるんでるものの、なんとか大丈夫。だけどいくら合羽着てても雨と汗で風邪引いちゃいそうな感じです。
そんな僕らの状態を見越したかのよう、お昼はお母さん特製のヤギ汁で身体を温めパワーを補給してちょうだいということで・・・
いただきま~す!
ヤギ汁はクセがあるから食べれないという人が結構多いんだけど、僕は全然平気。肉の処理の仕方や調理の仕方で臭みを抑えられるっていうんだけど、僕はお店でヤギ汁って食べたことはなくて、こうやってお家でご馳走になるのばっかりなので、たまたま皆さんお料理上手っていうことなのかもしれません。
そんなわけで午後も張り切っていきましょう。今作業してる畑の主は、去年初対面でいきなり純度100%の宮古方言でしゃべりかけてきたオジー。今回はさすがに僕が宮古の人でないと理解したかオジーなりに精一杯の日本語で話しかけてきたんだけど(それでも半分も理解できないよぉ・・・)とびっきりの笑顔で今年もよろしくというような内容をしゃべってるオジー、だけど、だけどぉ・・・
チャック全開やでぇ~!!
それがウケ狙いでないことは誰の目にも明らか、なのでそれには触れずに優しさスルーです。
決して悪い人でないのは分かってもらえるかな? それどころか10時と3時の休憩には、これでもかというほどの差し入れを持ってきてくれます。お茶に栄養ドリンクに野菜ジュース、牛乳に ”元気の子”にミカンに菓子パンにチーズケーキに三枚肉にお餅にいなり寿司に太巻きに・・・
思わず こんなに食べたら動けないんですけど!? と言ってしまいそうなほどのオジーの心遣いを許容範囲内で受け入れ、またキビの収穫がスタートです。
するとまたオジーの優しさ溢れる一面が・・・
キビ用のナタを研いでくれてます!
あまりに切れ味が悪くなっていたから オジー砥石持ってる!?と聞くと、軽トラの荷台をゴソゴソと探してくれたので自分で研ごうとするも、あぁそうじゃないそうじゃない!と僕のぎこちない手つきを見て代わりに研いでくれてる優しいオジー。
だけど上手く研げないのにはちゃんとワケがあって、砥石の表面がスノボーのハーフパイプのように大きく湾曲していて、これでどうやったら真っ直ぐに研げるの!?といった感じ。だけどさすがはオジーというべきか、自分でそうしただけのことはあると言うべきか、そんな砥石で器用に研いでくれたのでした。
この時期だけのキビ刈りは重労働ではあるけれど・・・
楽しいこともいっぱいだよ!