さていよいよ今日はスラブ打ち&スラブ祝いの日となりましたが、天気は晴れの予報が曇りに変わり、だけど風も穏やか気温も寒かった昨日までとは違ってポカポカ春の陽気に包まれてます。

昨夜もキビ刈りから帰ってバタバタと準備して、今日も早起きしたら朝からお祝いの料理に腕を振るってます。具だくさんのソバを作ろうと昨日大鍋を借りてきたから、とりあえず下準備で具材切ったら仕上げは現場で。そしてメインのオードブルは10台作る予定なので、作るのはまあ頑張って作れるだろうけど盛りつけやおにぎり作ったりとなんだかんだで大変だから、ご近所のマリコさんにお手伝いを要請。すると一緒に志願した応援団が着いてきましたが・・・

ピアちゃん!

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これがプキだったら美味しそうなのを目の前に大変だったろうけど、ピアちゃんは食べ物にあんまり興味を示さない子なのでお利口さんで見守ってくれてます。メグミさんには飲み物や荷物を車に運んでもらったりと役割分担で着々と準備は進み、1時頃からスラブを打つということなので、とりあえず作るだけ作ってしまったら残りはお二人さんにお願いして、僕は立ち会いと確認すべきこともあるので一足お先に現場へと急行。

そんなわけでお酒満載の車を走らせ現場に到着したら、まだ作業は続いていて・・・

最後の追い込み&チェックです!

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1時のスタートまであとわずかですが、それでもまだトントンカンカンガチャガチャと音を立てながら作業は続いていて、そんな建物の内部を覗いてみると・・・

なんだか牢屋っぽい!?

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型枠を支えるサポートが縦に横に、所により斜めにも入れられて建物をガッチリ固定しているんだね。

作業の方はなんとか間に合うということで、僕は現場監督と一緒にお祝い用のテントの設営に取りかかります。結構な人数に声掛けたからテントも2張り用意してとお願いしていたんだけど今日はもう一軒お祝いがあるそうでひとつしか用意できないってことだったんだけど、風向きを考えて建物の陰に建てたらテントひと張りがやっとのスペースしかありませんでした。

左官職人さんも手伝ってくれてます!

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テントが立ったらイスとテーブルを、だけどこちらはさすがにイス20脚程度じゃ全然足りないので、お向かいさんの倉庫にあったイスとテーブルを借りてきて、まだ足りない分は監督が手配してくれるとのことで一安心。

テントを設営していたら汗かいちゃうほどの陽気となってますが、ちょうどいい感じに冷たいミストがクールダウンさせてくれると思ったら、屋上ではこんなことを・・・

水撒きしてます!

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こうやって型枠を濡らして水分を含ませることで、この後コンクリートを打設したとき急激に水分を吸収してしまうのを防ぐ効果があるそうです。

それにしてももう2時を過ぎてるってのにまだコンクリートが到着しなくて監督が確認取ってるんだけど、午前中にも一軒スラブ打ちがあったみたいでちょっと遅れてるみたい。そうこうしてる内にメグミさんが到着し、そしてこちら・・・

設計士さんも到着です!

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颯爽と登場ですが、昨日まで寒かったから今夜のお祝いに備えて中には防寒着を着込んでおります。

そしてこちらはバッチリ作業も終了して、ホッと一息ついてる職人さん達。

ありがとうございました!

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それにしても来ない、コンクリートが来ない、どうしたんだろうとその場にいた誰もが心配していたら、予定を2時間以上過ぎてようやく到着です。

待ちわびましたよ~!

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では早速スラブを打ちましょうと思ったら、ポンプ車では手作業でなんだかコンクリートを作ったりしてるし、ミキサー車ではネコ車に一杯だけコンクリートを流し入れたら運んでるし、なんだか地味ぃに作業が進められていてモタモタしてる感が漂ってます。

だけどネコ車で運んでいたのは検査用の検体だそうで、検査員の方が型に入れたらそれを台の上で外して、これはきっと・・・

固さとか水分量を見てるのかな!?

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試験用の型枠から外した後のコンクリートの高さを計っていて、それとは別の型に流したのはきっと固まった後で強度検査をする分じゃないかと。そんな姿を設計士さんも確認してOKが出たら、ポンプ車も動きだして・・・

いよいよですね!

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ポンプ車の真後ろにミキサー車がスタンバイしたらコンクリートを流すパイプが伸ばされ、鉄筋が張り巡らされた新しいプキの家の屋根にはそれを待ち受ける職人さんが大勢こちらもスタンバイOK。

エンジンの回転数が上がり轟音と共にコンクリートの打設が始まりました。そんな姿を設計士さんと現場監督が、兄弟揃って色違いのヘルメット被り・・・

見守ってます!

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現場監督とこの後の段取りや、まだ決まっていない内装関係の仕様のことなどこの時間で少し相談したら、僕らも足場に上がって作業を見守りますか。

間近で見るその姿はなかなかの迫力で、高く長く伸びたポンプはまるで巨大な生き物のようで・・・

圧倒されちゃいます!

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その先に群がるのは小人のように見えてしまう職人さん達ですが、それぞれ役割分担があってパイプの先を持ってコンクリートを次々流していく人、その横ではコンクリートがうまく流れるようにするためのバイブレーターを手にする人が二人、それぞれバイブレーターのコードを持って補助をする人、そして左官屋さんが鏝を手に平らにならす人がいたり庇部分なんかから溢れてくるコンクリートを鏝で受けて戻す人がいたり、柱部分の下では金槌持った大工さんが隅までコンクリートが行き渡るようにガンガン型枠叩いたり、全てがチームワークで動いていきます。

まさに職人集団!

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新しいプキの家は屋根コンクリートをポンプ車で10台流す予定だそうで、まだ今現在2台目で、まだまだ先は長そうです。

そんな感じで作業を見守っていると、早くもお祝いにと駆けつけてくれた方々が。ご近所さんの見物を除けば、本日のお祝い一番乗りは意外にもこの方・・・

マサ坊師匠!

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コーラスのナオちゃんと共に駆けつけてくれましたが、まだやってるのか!?って師匠、ようやく今で2台目か3台目、まだやってるどころか2時間以上遅れて今さっき始まったばかりですぜ。そろそろスラブ打ちも終わってお祝いが始まる頃かとやって来たマサ坊師匠でしたが、終了を祝しての乾杯も出来ず申し訳なかったです。

それでも一緒に作業を見守りながらスラブ打ちやスラブ祝いの段取りなんかを教えてもらったりして、師匠が帰ってから早速バタバタと準備を始めるのでした。テーブルのセッティングをしつつお向かいさんの倉庫のキッチンを借りて汁物の準備も着々と、その間にも作業は順調に進み、端っこの方から左官屋さんがテキパキと仕上げていきます。

まさに手仕事って感じ!

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今日はスラブを打つという大事な工事がある日という側面と、お客さんを招いてそれをお祝いするという側面とがあって、僕は快晴でみんなに新しいプキの家から見る青空や夕日や星空を見てもらいたいと思っていたんだけど、話を聞くと快晴の日はコンクリートの乾きが早く条件としては良くないみたいで、だけど雨ならそもそもスラブ打ちが出来ず延期、つまり薄曇りの今日は最高のスラブ日和なんだそうな。

そんな最高の天気の中、ポツポツとお客さんが来始めました。そして作業の方も大詰め、残すところあと1台か2台といったところでしょうか。

ラストスパートです!

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そして予定より2時間遅れでスタートしたスラブ打ちは、予定よりキッチリ2時間遅れの5時半頃に無事終了となりました。だけどまだ左官職人さんだけはこの後も鏝押さえを3回、まだまだ時間がかかるそうです。

では作業を終えた職人さん達も駆けつけてくれた仲間達もお酒と料理でもてなして、ある程度人が集まった時点で僕から皆さんへの感謝を込めた挨拶と共にオトーリを。

本当にありがとうございます!

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すでにかなりの人数なんだけど1周オトーリ回してる間にまた新たなメンバーが増えていたりして、なのでまたもう1周回したら、続きましてはメグミさんに繋ぎましょう。

よろしくです!

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手を伸ばしてこれはプキビーチの話でもしていたでしょうか、みんなからの拍手に包まれながらひとりひとりに挨拶してオトーリ回したら、今度は建築会社の社長さんと現場監督並んでお二人からのオトーリです。

いつもありがとうです!

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次から次へと集まる人人人、テントの中はすし詰め状態で追加したイスでも足りないくらいの状況です。そして来る人来る人みんなが口を揃えて言うのは、階段付けて屋上をビアガーデンにしたらいいのに!って、確かに足場の上から見る景色は最高だけど、今のところ階段付ける予定はないし、そもそもビアガーデンにする予定は今後もございませんからね。

そんな熱気ムンムンの中、次に登場しますは宮古島のお父さん、トヨイチお父から乾杯の音頭をよろしくお願いします。

有り難きお言葉をいただきました!

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それにしてもなんでしょう、僕らを中心にいろんなメンバーが集まったはずが、あっちでもこっちでも妙に会話が弾んでいるではないですか。やっぱり島は狭いというかなんというか、あの人とこの人が繋がっていたり、この人とあの人が先輩後輩だったり、なので ヒロユキあんたは何であの人と友達か!?って言われたりなんだかよく分からない状態です。

今夜は総勢60名くらい集まってくれたでしょうか、タダシさんからは ヒロユキこれが宮古に来てあんたらが歩いてきた足跡だ、大したもんだよ!と言われグッと来るものを感じながら、本当に感謝の気持ちでいっぱいになるのでした。建築会社の社長さんからも 島の人でもこんなに盛大なお祝いはなかなかないよ、集まったメンバーもまた凄いな!ってお褒めの言葉を。やっぱり普通移住者のお祝いだとほとんど移住組の集まりになるんだそうで、だけど今夜は移住組と島の人達とちょうど半分ずつくらいか島の人が多いくらい、自分達の人付き合いとしてもちょうどいいバランスだと思ってます。そしてタケさんあんたに会わせたい人がいるんだ!とその場で電話して、千代泉酒造の社長さんを呼んで紹介してくれたり、また新たな人の繋がりがこの場で広がっていく幸せを噛みしめつつ徐々にお酒が回ってきてます。

前回地鎮祭の時は早々とダウンしてしまった僕だったので、今回は後からやって来る人もいるわけだししっかりしなきゃと思っていたんだけど、すでに10時も過ぎ少しずつ帰り始める人もいて、それまで各テーブルを回りながらお相手していたのがドンと腰を据えることとなったら必然的に小さなオトーリが回るので、最終的には・・・

こんな感じですけどなにか!?

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今夜の僕は完全にホスト役、それが出来たのはメグミさんをはじめ朝も夜もお手伝いしてくれたマリコさんやドタバタの瞬間お手伝いさんとなってくれたシマブーや、そしてこちら最後まで頑張ってくれた・・・

サトコさんもありがとね!

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なぜにこんなアングルなのか、それはですねえ、足場に乗ってるからですよ。ちょうど左官職人さん達が休憩中だったので、途中経過ではありますがどんな感じに仕上がってるのか見てみようと足場の階段上がってみたら、なんということでしょう・・・

ピッカピカ!

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もうこれで完成でもいいんじゃないかと思うくらいに綺麗に仕上がってますが、まだまだ作業は続き今夜の終了は何時頃なのって聞いたら 夜中の1時か2時頃かな!?ってサラッと言ってますが実際大変なことですよ。

結局僕は最後の最後でダウンしちゃったそうで(記憶にありませんが)日付が変わる頃、一本締めでお開きとなったらしいです。

今日ここに集まってくれた皆さんありがとう。事情があって来れなかった皆さんもありがとう。そしてこの日記を見てるパソコンの向こうのみんなも・・・

プキの家を見守ってくれてありがとう!