イガちゃんとカンちゃんが滞在中は残念ながらずっと天気が悪い予報で、昨日は雨の中チャリンコでお出掛けしてたけど、今日は観光ガイドの一日をどうやって楽しもうかと考えながらも頭の中はスッキリとクリアな感じ。要は何にもプランが浮かんでないって事ですけどね。
では準備が出来たら張り切って見切り発車。まず最初のミッションは、サトウキビ畑を裸足で歩く屈強な島のオジーが本当にいるのかを探そうという壮大なテーマに挑んでます。なのでキビ畑の道をひた走り、そこに無人の軽トラを見つけたら畑の中を奥へと歩いてオジーを探し、だけども収穫を間近に控え背丈より高くなったサトウキビに視界を阻まれ全然見つけられなくて、一旦畑から脱出したらビーサンの裏は泥だらけで、なので地面をスリスリ靴底の泥をスケートしながら落としていたら、向こうからやって来たのはオジーが乗ったトラクター。
これはもしやと思い見ていたら・・・
ヤッター裸足だ!
オジーが裸足でヤッターの意味もよくわからんですが、とにかくみんな揃って大満足。その後も畑にオジーを見つけては車を止め、ダメだよ靴履いちゃってるし!とか失礼なダメ出ししながらほぼ当てもなく車を走らせております。
すると道路沿いで作業している人達を発見。きっとそうだろうと車を降りて近付くと、プキの家の地盤調査をしてくれた社長さんが、また新たな場所でボーリング調査の真っ最中。もう建て始めたか?今月中にはなんとか お祝いには呼べよ! もちろん!そんな会話を交わしたら、みんなで手を振りお別れするのでした。
そしてまたほぼ当てもないままに走ってると、今度はなんだかとってもいい匂いが、これは調査しなければ。3人一致でこの匂いはシチューだってことで、匂いの元を探して車を走らせ辿り着いたのは給食センター。もちろんここで食べられるわけではないんだけど、カンちゃんは事務所に行ってお願いし、交渉成立トイレを借りて事なきを得るのでした。
その間に僕とイガちゃんは中の様子を見たいよねってことで、だけど窓の位置が高くて見えそで見えないギリギリのラインだから、ちょっと失礼して・・・
これでどうだ!?
久しぶりに給食食べたいなあと思いながらも、のぞき見&トイレ借りただけで後ろ髪引かれつつその場を後にするのでした。
その後はたまたま通りかかった泡盛の工場見学をしたら今度こそ、いやまたしても当てもないままに車を走らせてるといい感じの景色が広がってきて、ちょっと見てみたいってことで車を降りてビーチまで。すると予報が外れて青空広がってきたからとってもいい景色が僕らの目の前に、だけどそれより何より・・・
何なの一体!?
せっかくの景色も見ずにしゃがみ込んじゃって。それはふと見た足元に貝を発見、貝殻ではなく食べられる貝ね。なので必死で砂掘って獲ってます。
出発の時とは別世界で、12月とは思えないほどの日差しが照りつけ汗ばむくらいの陽気だねと思いながらイガちゃんの顔見たら、尋常じゃないくらいの汗が流れててどうしたのかと思ったら、今度は私がトイレに・・・って、だけど貝は獲りたいし、それに僕もカンちゃんも貝獲りに夢中だから半ば強制的にトイレ我慢してさらに汗ダラダラのイガちゃんなのです。
その甲斐あっていっぱい獲れたら大満足。すると電話が鳴り作業服院長からで、新しいプキの家を探してるんだけどどの辺だっけ!?って言うもんだから、それじゃあ今から向かうからちょっと待っててってことで急いで車走らせ落ち合ったら、みんな揃って新しいプキの家建設予定地に足を踏み入れるのでした。
青い空に青い海が広がるこの場所をみんなとっても気に入ってくれて、それじゃあ記念に集合写真をってことになったんだけど、せっかくだから何かポーズをってイガちゃんカンちゃんに振っても全然いいのがでなくて3回くらいボツ写真を撮ったら、イガちゃんからナイスアイデアが出ましたので・・・
何だかわかるかな!?
仲間の印し、ワンピースのポーズできめてみましたよ。
昨夜のお祝いで飲んだワインのお礼言って、そして作業服院長とハヅキさんとは一緒に飲みたいねって言ってたから今夜はプキの家のお祝いも兼ねてぶんみゃあに行こうということになったので、もちろんイガちゃんカンちゃんも、それから不動産屋のチーさんも、みんなで盛大にお祝いしようと約束したら一旦お別れして僕らはプキビーチに。
そしてのんびりと・・・
気持ちがいいのです!
そこからまた走り出したら作業服院長の車が目の前からやって来て、なので仕方なく僕はバック。どこまでもバックして、切り返して後ろについたらそこからは逆に追いかけて追いかけて、でっかい水たまりもなんのその、結局そのまま青い青い海が広がるポイントまでストーカーしてしまうのでした。
そんなわけで今度こそお別れしたらお昼を食べに行き、ここでは店のオバサンが試食のマンゴージャムに夢中で僕らのオーダー通ってないし、言いに行ってようやく持って来たら二人分しか持ってこないしで、なんていうか島らしいほのぼのとした空気が流れてます。そしてお店を出たらさっき作業服院長が競輪選手も今夜一緒に飲むことになってるんだって言ってた特徴そのまんまの人が自転車で走ってきたからイガちゃんが突撃したんだけど、すいません競輪選手ですか?今夜ぶんみゃあに行かれますよね!?って突然見知らぬ人からそんなこと聞かれて呆然としてる競輪選手なのでした。
その後はさっきの貝の水を代えてあげようと近くの港に行ったらショッキングなものを見て退散し、再びプキビーチに戻ってきたらようやく水を入れ替えてあげ、貝を獲ったので味を占めた二人は 爽やかさん今度は山菜採りたい!っていうので山の中へ突撃し、群がる蚊に立ちはだかるクモの巣にやられながらもなんとか目的を達成し、カモシカのような軽やかな足取りで一番に逃げる僕を追いかけて、なんとか車まで逃げ切ったけどカンちゃん10カ所以上刺されちゃってます。
それでも今日はまだ走り足りないよねって今度は公園にやって来たら芝生の上を駆け回り、迷路があったからそのまま駆け込んだら・・・
まだまだ走り続けるよ~!
砂利で走りにくい迷路をダッシュしては行き止まり、先頭が交代して走り出したらまた行き止まり、結局ほとんど全てのトラップに引っかかり疲労困憊でなんとかゴールまで走り抜いたらその後まだまだ走り続ける、こんなガイドはイガちゃんカンちゃんの時だけで十分でございます。
そこからはトンネルでうろ覚えの曲を大合唱したり浜辺でダッシュしたり、背丈以上の高いところにある遊歩道によじ登ったり。そうそう、今日はカンちゃんのモノマネし続けたのといっぱい歌ったせいで声がガラガラになっちゃって、それでもなお ぼくカンちゃん!ってリアリティーを追求したモノマネを披露し続けるストイックな爽やかさんなのです。
そんな激しくも結局何したんだか、これって観光なのかなんだかよく分からない一日を過ごした観光ガイドも終わりの時を迎え、最後は水分制限までして息も絶え絶え帰ってきたら、まずは楽しみにしていたオリオンで乾杯し、その後はもちろんこの場所このメンバーで・・・
祝いの酒を!
マサ坊師匠からは危ない危ないワインのオトーリが回されたり、イガちゃんは差し入れのミルク酒をひとり手酌でグイグイ飲んで倒れちゃうし、二次会はプキの家に帰ってチーさんも一緒にまだまだ盛り上がったら、明日は確実に一日動けないやと思いながらも・・・
全力で駆け抜けた今日に一片の悔いなし!