プキ日記

無事生還!

そんなわけでハーリー前夜は岡田ジャパン勝利の余韻に浸りながら眠りについたのですが、翌日に備えて先に寝ていたはずのメグミさんは、決定的な場面やゴールシーンで僕が思わず声あげちゃうもんだから、かわいそうにそれから目が冴えて全然眠れなくなったようで。

それでもシャワー浴びてシャキッと目覚めたら、バタバタと準備して集合時間の8時に港の東屋へ。するとまだ半分くらいしか集まってないけどすでにブルーシート広げて宴会の場所を確保してるし、こういうところは抜け目のない浜の会です。そして全員集合したら港のウタキに行って酒と塩でお清めしたら、安全と必勝を祈願して・・・

お願いします!

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昨日突然の召集を受け一緒に漕ぐことになったヒデキ、昨日の話では今までもハーリーは何回か出場してるから大丈夫って聞いてたのに、本人に聞いたら 舟を漕ぐのは今回が初めてなんだよね!って全然話が違うじゃん。なので直前ではありますが僕らの出場する第3レースまで、付け焼き刃で漕ぎ方をレクチャーしております。

今日は雨こそ降らなさそうだけど波風共に非常に強く、舵取り初心者のタケさんも不安を隠せずにいます。もちろんそれはメンバー全員同じで、だけどさらにその不安を煽るように、いよいよ始まった第1レースで・・・

いきなりの転覆!

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舵取りもままならなかった舟はあっちへフラフラこっちへフラフラした挙げ句、最後は横からの波に浸水して僕らの目の前でひっくり返ってしまったのです。そんな姿に会場は笑いに包まれてますが、ほんの数十分後の自分達の姿を見てるようなそんな気がしてウチらのメンバーに笑いは一切ございません。

そしてさらに追い打ちをかけるように、続く第2レースでも・・・

転覆シーンを目の当たりに!

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早々と舟に乗り込んだら、転覆した船を回収してる間に僕らにはやらねばならぬ事が。ヒデキが今日初めて乗るもんだから、もちろんメンバー全員で乗るのも今が初めて、なのでスタート直前で重量バランス合わせるという綱渡り的な状況に。

ではいよいよスタート、合図と共に一斉に漕ぎ出したらみんなの力強い櫂捌きで向かい風にも負けずグングンと速度を増す舟。だけど途中から若干コースを外れ始め、だけどなんとかタケさん頑張って立て直したら、また今度は反対に曲がり始め、これはもうダメと反対側を漕いでる僕が強引に進路を修正。ターンはタケさんと僕とダブル舵取りでキレイに回ったら、帰りもまた右へ左へ苦戦しながらもタケさん頑張って、大きく曲がりすぎたときだけ僕がフォローに入りつつなんとか無事ゴールイン。

結果は残念ながら僅差で2着、やっぱり真っ直ぐ走れなかったのは痛かったし僕も舵を取ってた分舟を進める力が弱まったしね。だけどやるだけの事はやった、決勝進出はならなかったもののメンバーは一様に満足そうな表情で、負けてなお・・・

バンザ~イ!

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クルクル回って帰って来れない、最悪は転覆という状況もあり得た今年の浜の会&今日のコンディションだったから、無事生還出来ただけでも達成感はひとしおです。

だけどその後中学生のハーリーを挟んで行われた決勝のレースでは、例年にないほどの熱いバトルが展開され、ゴール直前ギリギリまでどのチームが勝つのか分からないほどの接戦で、4艇中3艇がまさに横一線・・・

鼻の差で青が勝利!

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こんなの見ちゃったらやっぱり漕ぎたくなっちゃうよね。だけどそれはまた来年のお楽しみ、今年はこれでみんな満足ってことで、負けた悲壮感は微塵もありません。

この後舞台では獅子舞や舞踊や豊年相撲など色々行われるわけですが、僕らは買い出しと料理の準備で一旦その場を離れたら、ビールに泡盛刺身にお寿司にオードブルとたっぷり車に詰め込んで戻ってきて、それではみんな揃って・・・

お疲れさん!

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賑やかに宴が始まってますが時計を見ればまだ朝の11時過ぎ、今日は覚悟を決めて飲まなけりゃ、逆に飲まれて・・・

早くも倒れてるメンバーが!

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一通り全員からのオトーリが回ったところで三線が登場、そこからはまだまだ2巡目3巡目と回り続けるオトーリと共に、三線の音色に合わせて歌と踊りで大いに盛り上りとっても賑やかです。

そしていつしか西の空に陽が落ちて他に誰もいなくなった港では、優勝でもしたかと思うほどの盛り上がりを見せる予選敗退チームの宴が、いつ終わるとも知れずまだまだ続いているのでした。

あぁ楽しかった~!