プキ日記

沖縄の旅・その1

そんなわけで、いよいよプキの家沖縄旅行のはじまりはじまり~!

プキにとっては宮古に来て以来5年半ぶりの飛行機ということで少々ビビリ気味な気がしないでもないですが、荷物と共に預けたら暫しのお別れです。

淋しそうだねぇ・・・

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切ない声を響かせるプキ。だけど空港のお姉さんに相手してもらったら泣き止んで、これで安心して飛行機に乗れるってもんです。

時期的にきっと旅の途中で梅雨入りしちゃうんだろうけど今日の宮古は晴れ、なので飛び立つ飛行機の窓からは青い空に青い海、そして・・・

東平安名崎を一望!

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そこからほんの1時間足らずで那覇空港へ。青いと言えば青いけど、やっぱり宮古とは違う海の色、そしてやっぱり那覇の街は都会だね~

到着したらレンタカー借りて、慌ててチェックインする必要もないので近くをブラブラとドライブに。広い道には車がいっぱいで恐る恐る走ってる僕らの車をあっという間に追い越し、そして両側には高いビルが建ち並び、その姿は大阪や東京と何ら変わらないではないですか。

すっかりおのぼりさん状態のふたりと一匹はほんの少し走っただけで疲れてしまい、プキちゃんを休ませてあげようということで瀬長島へ。そこでちょっとだけ休憩したら今夜のお宿、ホテルよしださんへ。ここはちょっと古びた普通のビジネスホテルなんだけどペットもOKということで、今夜は那覇の街をブラブラしようと思ってるのでここでお世話になることに。

チェックインを済ませたら、ホテルのまわりをプキちゃん連れてお散歩に。表通りはとても歩けそうにないほど車が行き交ってるので自ずと足は裏通りへ、細い路地を歩いてると子供達が寄ってきて カワイイカワイイ~!

いつもの光景に。。。

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街は都会でも子供達は素朴で素直、プキはシッポがないね!というから腰の辺りに手を当てて、この辺から出てたけど切っちゃったんだよ!というと、エ~ッ!? 本気でビックリしてました・・・・ゴメンなさい。

お散歩から帰ってお部屋に上がる前に足を拭くと、足拭きタオルが見る見るうちに真っ黒に。この色は排気ガスの色だね、宮古ではいつも赤土色に染まるのに・・・

国際通りはあまりの人混みなのでプキちゃんにはお部屋でゆっくり休んでいただいて二人で歩き出し、まだ日も暮れてはおりませんがとりあえず・・・

那覇の街にカンパ~イ!

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観光客や修学旅行の団体さんが行き交う国際通りをウロウロしたら、まずは軽く一杯ということで普通なら沖縄料理を出す居酒屋にでも入るんだろうけど、僕らは・・・

宮崎地鶏にカンパ~イ!

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沖縄料理はいつでも食べたられるし、立ちこめる炭火の匂いに誘われてブラリと入ってみたのでした。そして次が今夜のメイン、僕らは行けなかったけど3月にアヤメ会の旅行でみんなが来たという喜納昌吉のお店チャクラに行ってみようと楽しみにしていたんだけど、あらら残念満席だそうで・・・

そんなわけで国際通りから外れて平和通りへとブラブラ歩いてると、土産物屋的な雰囲気が無くなんだか味のある三線屋が目に留まり、フラッと入ってみたのでした。

宮里三味線店

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そこでお店の人とちょっとおしゃべりして、この辺で観光客向けではないベタな民謡酒場ってないですか!?

そう、チャクラが無理なら変に観光客向けのお店で三線聴くよりその方が楽しそうと思ったので聞いてみたんだけど、それならがんちょうに行ってみたら!ということで教えてもらった通り歩いていくと・・・

民謡スナック”がんちょう”

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確かにベタな民謡酒場という僕のリクエストにピッタリ、だけど入り口のドアを開けるのにかなりの勇気がいる店構え。もちろん店内の様子を外から知る術はなく、完全に逃げ腰のメグミさんと入り口付近でああでもないこうでもないと踏ん切り付かずにいると、常連さんらしき地元のオバチャンが来たのでおもわず・・・

いらっしゃいませ!

何やってんねん俺っ!!と自らの性分を恨みつつも入り口のドアを開けオバチャンを店内に誘導、ええいこの流れで入っちゃえ!ってことで一緒に入ると、薄暗い店内にはカウンターに常連客が数人だけでテーブル席はガラガラ、そして奥には小さなステージが。

カウンターの中からはいらっしゃいませ!の声もないまま少々怪訝そうな眼差しが、そしてちょっと間を置いて まあどうぞ座って!と。壁にはフードメニューがいくつか書かれてるんだけど、500円と1000円の2種類という随分おおざっぱな感じ。そしてドリンクのメニューがなく一体いくら取られるんだろうと少々ビビリながら、とりあえずビールを注文。

さっき宮里三線店で紹介してもらって!と言うと、お店のマスターようやく全てが理解できたようで。どうやら僕らが入ってきたときにガス屋さんと勘違いしたらしく、なのでいらっしゃいませの言葉もなかったそうな。それにこの店には観光客は月一組も来ないくらいだそうで、不思議な人達だなあと思われてたみたい。だけど宮古に住んでいて三線もやってるんだよと言うと、そこからは楽しい会話が始まり最初のビビリまくっていたのは何だったのという状態に。

それからしばらくして本物のガス屋さんが、そして三線持ったお客さんが次々にやって来て、これは飛び入りでステージに上がろうという気合入りまくりのグループかと思ったら、お店のステージがまだ始まってもいないのに・・・

上がっちゃってる~!

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しかもそれだけ気合入ってながら緊張しまくってるし・・・

話を聞くと彼ら、来月の民謡コンクールに出場するそうで、その練習というか度胸試しにやって来たんだそうな。今夜のメンバーの中では優秀賞に挑戦する女性が二人、最高賞に挑戦する男性が二人、次々とステージに上がっては緊張感たっぷりに三線を弾き、震える声で歌ってるのでビール片手に僕らも緊張しながら見ております。

そしてようやくお店のステージが。弾くのはマスターではなく、コンドウくんという若いお兄さん。三線歴5年ほどでレパートリーは150曲以上という三線と沖縄民謡を愛して止まない彼の歌を、ステージから降りてホッと一息の一団と共に聴いてます。

いやいやお疲れさんでした!

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彼らは頑張って弾いた、お店のステージも見た、カウンターのオバチャンのカラオケも聞いた。となればもちろん流れはこうなるわけで・・・

ではせっかくなので宮古民謡を!

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ここは民謡スナック、ビギンの曲や新しい島唄ポップスを望んでる空気は一切なく、宮古からやって来た僕は宮古民謡を期待され、なりやまあやぐとうがにあやぐの2曲を熱唱。

ちなみに上の写真、コンドウくんの左肩にオジサンの顔が、心霊写真じゃございませんのでご心配なく。マンドリンを弾く常連さん、だけど曲を知らないのに適当に合わせるもんだから、斜め後ろから聞こえるずれた音にリズムは狂わされるわ笑いそうになるわでかなり大変でした。

そんなわけでドキドキビクビクしながらの民謡酒場初体験でしたが、思った以上に楽しかったですね~

宮古島からやって来たということ、僕が三線をやっているということ、それからお店の知り合いの三線屋さんに紹介してもらって来たということ、いろんな意味で普通の観光客とは違う形で入れたのが良かったのかも知れませんね。いっぱいサービスしてもらっちゃったし。

ガス屋さんに間違われたのは余計だったけど・・・

帰りはまたフラフラと歩いて帰りましょう。途中で博多ラーメンの看板が目に留まり、締めはやっぱりラーメンでしょう!ということで・・・

美味しいね~!

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博多ラーメン好きの僕としてはやっぱり麺は”やや硬”でしょうということで、だけどなんだか物足りない。やっぱり超硬にしておけば良かったとうことで・・・・替え玉超硬で!

う~ん、お腹も心も満腹じゃ!

そんな沖縄旅行1日目なのでした。。。