夕方観光ガイドから帰ったら、今夜はみんなで夜の街へと繰り出します。というのも僕の師匠マサ坊のお店ぶんみゃあが移転して、5月2日から新たに「島唄楽宴・ぶんみゃあ」としてオープンしたので今日はススムさんとカブトムシさんを誘ってお祝いも兼ねて行くことになったのです。
タクシーを降りたらマサ坊の姿が見えたのでお店の前で待ってると、コンビニから出てきて飲み物をグイッと飲み干しこっちへとやって来ました。ウコンの力飲んでたでしょ!?というメグミさんの問いにニヤリと笑うマサ坊、やっぱりオープンのお祝いでいつも以上に肝臓に負担が掛かってるんだね。もちろん今夜も容赦しませんが・・・
というわけでお祝いの酒を手渡したら、以前の倍ほどに広くなった店内へ。先月プレオープンで来た時とは全く別物で、改装後の店内はとってもいい雰囲気でありながら、良い意味でここがぶんみゃあであることを強く感じさせる以前からのお客さんにも馴染みやすい感じ。そしてこちらも広くなったステージでは、いつもながらにパワフルな演奏が・・・
やっぱりぶんみゃあだね!
以前にススムさんと一緒になって知った仲ということで海坊主&小ミキさんも呼んで、それに乱さんやジュンさんなどアヤメの仲間もススムさんとは顔見知りなので、みんなで楽しく盛り上がってます。
お前らが弟子の中で一番最後だぞ!ほとんどみんな初日に来たようで、だけどお互いGWは忙しい身だということは分かっていながらのマサ坊のセリフ。なので言葉とは裏腹にとっても上機嫌のマサ坊は、宮古牛とカツオのにぎりを・・・
ごちそうさまです!
他にもいっぱいおごってもらっちゃったので、お礼をということで第2ステージで演奏中のマサ坊に、カブトムシさんにグラスを持たせタイミングを見計らい 今だ行け!ということで・・・
泡盛をどうぞ~!
気持ちよく一気に飲み干したらまた次の曲へ、あれだけ飲んで普通に弾けちゃう姿はいつ見てもお見事の一言。
ステージから降りたら僕らのテーブルへ、そしてマサ坊からのオトーリが回り始めました。さっきのお返しということでしょうか、泡盛をグラスにたっぷりと注ぐマサ坊にカブトムシさんが・・・
ちょっとでいいから~!
お酒も回ってすっかり上機嫌のカブトムシさんに、せっかくだから弾いてもらいましょうということでステージの横に飾ってあったマサ坊のギターを手渡すと、最初はちょっと照れながらも気持ちよさそうに弾きはじめます。
なかなかサマになってるんじゃない!?
以前にもそんな話をしたことがあるんだけど、マサ坊でっぷりと出たお腹とは裏腹に陸上競技ではかなりの成績を残した選手らしく、いまでも島の陸上大会に出ては年代別で上位に入ってるということで、絶対お前には負けない!と言い張るわけです。確かに高飛びや幅跳びなんかだと僕は経験がないから勝てないかもしれないけど、あのお腹に100M走で負ける気はどうしてもしないわけ。
それじゃあ俺と勝負しろ!そう息巻くマサ坊は、タイムを聞くとにわかには信じられないような記録で、だけど僕自身どれくらいで走れるものなのか見当もつかず、話はそのまま終わったのでした。
そしてラストのステージでは例の如くみんな揃って乱舞してますが、勢い余って・・・
みんなステージに上がっちゃってるよ!
ちなみに僕の姿は見えませんが、ステージ上で踊る人達の後ろでマサ坊の三線に合わせて太鼓叩いてます。
結局ステージが終わってからも僕らのテーブルだけ終わる気配はなく、いつもながら最後のお客さんとなってしまいました。踊り疲れの笑い疲れだけど夜風に吹かれてクールダウンしようということで、フラフラと徒歩で帰りましょう。
帰り道、さっきのマサ坊の話が頭をよぎり、お酒の勢いもあってサンダルを脱ぎ上り坂をいきなりダッシュする僕。酔っぱらってよくわからんですが、結構早いような気がしないでもないんですよね。そして振り返ると歩いて来るみんなの方へもう一回ダッシュ。酔っぱらっていたからか下り坂だったからか、カブトムシさんの横を走り抜けた直後・・・
ドッテ~ン!ズルズルズル~~ッ!!
見事なまでのヘッドスライディングで5メーターは滑ったはず。だけど何事もなかったように起きあがり息も乱れていない僕にみんな安心した様子。それ程のナイスな滑りっぷりだったからね。
もうひと頑張り歩こうね!
途中歩道に置いてあったフラフープが目に止まり、酔っぱらい4人で順番に回してみることに。誰もまともに回すことが出来なくて、情けないなあ!ということで最後に僕が。もちろん見事な回しっぷりでしたよ。
そんなわけで長く楽しい一日はようやく終了です。
ああ神様、夢でありますように。。。