プキ日記

宮古島トライアスロン2009!

眠いッス・・・

5時過ぎの空はまだ夜も明けず真夜中の静けさで、そんな中自分が出場するってわけでもないのになんだか全然寝付けなかった僕は、目覚めと同時にフラフラ~みたいな状態です。今日はいよいよ始まるトライアスロンのスタートに合わせて6時に出発ということでみんなを起こしたら、バタバタと準備してスタートの前浜ビーチ目指して車を走らせます。

トライアスロンを楽しみにしていたエイコさんも、話の流れで来ちゃったアツシさんナツコさんも、初めて見る大会の熱気と盛り上がりにビックリしながらその空気を楽しんでますよ。出場選手は約1500人、みんな真っ黒のウエットスーツに身を包みビーチでその時を待ってるという状態なので、その中にお目当てのユウジさんマリコさんの姿を見つけることは出来そうにありません。

そしてスタートの号砲と共に、一斉に海へと放たれた黒い群れが沖へとなだれ込んでいきます。

実際見たらすんごい迫力だよ!

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そんな姿を見送ったら、今度はスイムのゴール地点へと場所を移動し、トップが帰ってくるまでの間に早起きして作ったメグミさん特製サンドウィッチを・・・

こんな朝食もいいもんだね!

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デッドヒートを繰り広げたトップから20分ほど遅れてユウジさんが帰ってきたら、みんなで力一杯の声援を。そのままダッシュで先回りしてバイクのスタートを見ようと思ったんだけど、すっかりカメラ小僧と化したアツシさんとエイコさんが変なところで時間取ってる間に行っちゃったみたい。

次は海から上がってくるマリコさんを応援したいところではあるんだけど、レンタカーのお迎えが9時に来ちゃうから慌てて戻ったら、お二人さんは一旦お別れして伊良部島目指し出発です。

そして僕らはバイクの2周目が来るまでちょっと休憩をというわけで、その間にメールのチェックしたり日記の更新したり。11時頃にはトップが通過するはずだからって言ってたんだけど、気になったから去年の写真を見て撮影時間をチェックしてみたら・・・・10時26分に通過してる~!ってことでエイコさんと二人慌てて車を走らせバイクコースにたどり着いたらギリセーフ、到着して1分後にトップ選手がもの凄いスピードで僕らの目の前を駆け抜けていきました。

ボランティアの方から応援用の旗をもらったらエイコさんと一緒に声枯らしながら応援し、しばらくしたらユウジさんが・・・

ガンバレ~!!

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瞬く間に走り去る姿を見送ったら、一旦プキの家に帰って早くもボロボロになった旗をテープで補修し、お出掛けしていたメグミさんと合流しコンビニのおにぎり食べながらバイクのゴール地点へ。

島一周全てがコースになってるから、交通規制とそれによる渋滞でなかなか会場まで行けず、ようやく辿り着いたら もしかして先に行っちゃった!?ってな状態で、だけどちょうどバイクを降りて走り出す姿を一瞬見たら、声を掛け見送るのでした。

それじゃあ次こそはバイクのフィニッシュへと帰ってくるマリコさんを見届けようと、補修の甲斐なくボロボロになった旗を懸命に振りながらの応援は続きます。

張り切ってますよ~!

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そろそろ帰ってくるはず、だけどあっちも帰ってきそう・・・

誰が帰って来るってランを走り終えたトップの選手が、早くも陸上競技場に近付いて来てるのです。どっちが先かやきもきしながら、競技場のスクリーンに映し出されるトップの映像を何回も見に行きながらマリコさんの帰りを待ってたら・・・・来た来た~!

だけど疲れ切った様子のマリコさんは、目の前の僕らに気付くこともなくフィニッシュのゲートをくぐり抜けていくのでした。そのままランのスタートを見届けたいところではあるけど、もうトップが帰ってくるってことで競技場に入ったら、観衆の大歓声と共に走ってきたのはバイクの途中から独走してきたアンダーソン選手

おめでとう!

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エイサーや獅子舞に囲まれながら高々とオーストラリア国旗を掲げトラックを一周。まるでウイニングランのようにも見えますが、これはまだゴール手前最後のストレート。もちろんタイムは刻まれてるけど、そんなことより観衆に見守られながら最高に気持ちいいこの瞬間を一歩一歩踏みしめてるのでした。

ではトップを見送ったところで次は二人のランを応援しようと、中休の交差点付近へとやって来ました。ここは給水ポイントにもなってるから沿道の応援も賑やかで、そんな中に混じって応援してると、まずは折り返しから復路をゴールへと向かうユウジさんの姿が。控えめながら僕らの声に応えたら、また真っ直ぐゴールに目をやりしっかりとした足取りで走り去っていくのでした。

それからしばらくして折り返し地点目指して往路を走るマリコさんがやって来ました。ユウジさんのように足取り軽くとはいかないけど、特にどこかを痛めてるという様子でもなくこちらも僕らの声に応えたら、黙々と歩を進めていくのでした。

頑張って~!

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さあまだまだ忙しいよ、ダッシュでまたゴール地点へと戻ったら、残り10キロを走り終えて帰ってくるユウジさんを待ってます。トップがゴールしたときより幾分人も増え、続々と入ってくる選手を温かい拍手が迎えますが、その中にユウジさんの姿が。

競技場の入り口で声を掛けたらトラックをショートカットしてゴールゲートに。僕らの目の前を軽やかに走り抜けたら・・・

お疲れさまでした!

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惜しくも宮古勢のトップには届かなかったけど、タイム的には去年とほぼ同じくらい。だけど本人は開口一番 ダメダメなレースだった!って。

マリコさんが帰って来るまではまだ時間が掛かるから、一旦プキの家に帰りほんの少しだけどお昼寝タイムに突入です。そろそろ行かなきゃってことで目覚めたらエイコさんを起こすんだけど、おもいっきり深い深い眠りに入っちゃってるようで全然起きれないし。

宮古ソバで腹ごしらえしたら本日3回目の競技場へ。ちょうど伊良部島から帰ってきたアツシさんとナツコさんと合流したら、さっきまでとは別世界のように人・人・人の競技場は熱気に包まれお祭り状態で、そんな光景に圧倒されてる初観戦の皆さんです。

長旅を終え次々と歓喜のゴールへ走ってくる選手を迎えながらマリコさんのゴールを待ってますが、取り憑かれたようにその輪に入ってるエイコさんとは対照的に、こちらのお二人は・・・

ラブラブですか!? 

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そんな中メグミさんから衝撃の一言が。もしかしてもうゴールしちゃってるかもよ!?

ゴールした選手が持って帰る荷物を入れた袋が並んでるんだけど、その中にマリコさんのゼッケンが書かれた袋がないって言うのです。だけどそれにしても予想タイムから比べて早過ぎる・・・って言葉にした瞬間僕の頭の中に嫌な言葉が浮かんだのでした。

もしかしてリタイヤした!?考えたくはないけどこの状況を説明するにはそう考えるのが一番しっくりくるような、だけどそんな思いをかき消すように応援しながら待ってるとエビちゃんがやって来て マリコさんリタイヤしちゃったの・・・って。

何処でどんな状況でというのは分からないけど、とにかくランの途中で棄権してユウジさんと共に先にお家に帰ったんだそうな。残念だけど悔しいだろうけど仕方がない、僕らも気持ち切り替えて最後まで走り続けた選手に力一杯声を掛け、ある人は満面の笑みを浮かべながら、ある人は涙を流しながら、そしてある人は大勢の仲間に囲まれながらゴールへと飛び込んでいく姿を見続けるのでした。

そして午後9時、レースの終わりを告げる花火と共に競技場入り口のゲートが閉められ、制限時間内に辿り着けなかった選手はここで終了。ギリギリ間に合った最後の選手は・・・

ハイタッチでゴールへ! 

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その姿は陸上競技のゴールシーンというよりはプロレスの入場のように手荒な歓迎を受けながら、だけどこの宮古島トライアスロンが、如何に選手とそれを応援する島の人達との距離が近いかを示す象徴的なシーンに見えてなりません。

朝から一日中応援し続けたエイコさんは、今回楽しみに来たとはいえ想像していたものとは全然違ったようで、私も出来ることならこのレースに参加してみたい!って。そしてこちらスタートとゴールを観戦したお二人さんですが、アツシさんは 僕も出てみたいなあ!って完全に影響受けまくってます。

帰ってきたら写真を見ながら今日一日を振り返りつつ、みんな揃って・・・

カンパ~イ!

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そんなに甘いものではないことは今日一日見続けて誰もが分かっているんだけど、来年選手としてこの二人が宮古島に帰ってきてくれたなら、こんなに嬉しいことはないよね。

期待せず楽しみにしてますよ~!