プキ日記

観光ガイド3連チャン!

昨日も一昨日も情け容赦なき人のリクエストで観光ガイドを頑張りましたが、今日は今日で ヒロユキさんまたまた観光ガイドお願いします!ってことでサナエさんソラくんを乗せて張り切って出発です。

一昨日からほぼ同じ書き出しですが・・・

お二人さんには今日はどこへ観光に行きたいかではなく、今日は一体何が獲りたいの!?って聞くのが正解のようで、だけど4月としては異例の寒さに北風がピューピューの中、ソラくんのリクエストで魚釣りをすることに。

ソラくんもサナエさんも初心者だしあまりの風に竿を出せるかどうかも不安なので、まずは近くの海へ様子見に走るとやっぱり北風の影響をモロに受けていて、沖には白波が立ち岸壁に打ち付ける波が ド~ン!と低い音を立て砕け散ってます。

こりゃ結構厳しいかもと思いつつもヤル気満々のソラくんのためにも頑張らなきゃってことで、まずは釣具屋さんへエサを買いに。すると同じくエサを買いに来ていた島の兄ちゃんが僕の右手を見るなり それってリールの巻き過ぎですか!?っていやいや僕のは腱鞘炎じゃなく普通に捻挫なんですけど・・・

手首を固定しているサポーターを見て 僕もそれ持ってるんですよ!ってすっかり釣り仲間だと思われちゃったようで、ならばと 今日の風だったらどこのポイントがいい!?って聞いたら色々教えてくれて、以前あのポイントで爆発していっぱい釣れたんですよ!って何度も何度も彼の口から繰り返し登場する”爆発”という言葉に僕とサナエさんは期待に胸膨らませてるのでした。

というわけでやって来たのは・・・

ドイツ村が見えてるね!

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北風を避けるために南側の海岸線へということでやって来たのは博愛漁港。堤防の外側は穏やかな海が広がってるんだけどテトラポットで足場が悪いから内側で竿を出してるんだけど、せっかく南側に来たのに真正面からモロに風を受けて釣りづらいってこともあるけどとにかく寒いのなんのって!

途中で買ってきたお弁当もすっかり冷めちゃって、風に背中向けながら3人寄り添ってのランチタイムはなんだか微妙な雰囲気だけど、それはそれで妙に楽しかったりも。お弁当はソラくんがトンカツ、サナエさんが生姜焼き、僕が唐揚げで、みんなで分け分けしてミックス弁当にしよう!って言ってるのに、やっぱり唐揚げが良かったなあ・・・って車の中で後悔の嵐に襲われてるソラくんなのでした。

そんなお弁当を食べ終わったらさすがはソラくん子供は元気に駆け回るのかと思いきや、風で飛ばされたお弁当の蓋やお味噌汁の入れ物を追いかけてはあたふたしながら走ってるのでした。

丸まって温かいお茶すすってます!

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あまりの寒さと釣れる気配の無さに早々と諦めムードが漂い始め、アドバイスを求めようとコウジさんに電話してみたら、入江に行ってみたらいいよ!ってことでその場を撤収して次なるポイントへ。橋の下で釣ればいいからって聞いたから車を降りてとりあえず様子見に行ってみたら、奥に湖のように水を溜めた水路に架かる橋は干潮に向けて引き始めてる潮の影響で、ゴーゴーと音を立てアユかイワナでも釣る川のような激流となっているのでした。

完全にだまされた!

というわけで最後は一縷の望みをってことで勝手知ったる久松漁港へ。なぜに観光ガイドなのにプキの家から徒歩圏内にいるんだろうという気がしないでもないですが、今日は仕事がお休みで魚釣りしてるハネジさんの隣りに竿を出したら今度こそと張り切ってます。

頑張って釣ってよ~!

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何度かアタリはあるもののなかなか針には掛かってくれず、サナエさんと どうするどうするメグミさんに合わす顔がないよ!って言いながら焦りの色を隠すことが出来ません。

このままタイムアウトになっちゃうかと思った時、僕の頭にちょっとした案が浮かび ここは撤収して次に行くぞ!ってことで片付け始めたら、ハネジさんが 俺の釣った魚を持っていけ!ってことで・・・

捌いてもらっちゃってます!

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ちっちゃいちっちゃいお魚を3匹戴いたらお礼を言い、急いで車を走らせやって来たのは島の反対側の港です。何日か前の新聞にその港の横の浜で干潮時に貝が獲れるって記事があったのを思い出し、藁をも掴む思いでやって来たんだけど考えてみたら港の右の浜なのか左の浜なのかがわからない。

と思ったらちょうど僕らの前に地元の車が走っていて きっとあの車も貝獲りに来てるはず!ってことで追跡したら左側の浜へ行って、だけどそのまま停まらずに走り去ったからまあこっちで間違いないでしょうと車を降りて行ってみたら・・・・まんまとだまされた!

慌ててダッシュして右側の浜に降り砂を掘ってみたら・・・

あったよ~!

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シジミくらいの大きさの小さな二枚貝は島の呼び名でシナっていうんだけど、ひとつ目が見つかったら俄然ヤル気が湧いてきて、みんな手前で獲ってただろうからもっと奥の方へ!って僕の一言にまた不必要にダッシュしたら、本当にいっぱい獲れて三人で大はしゃぎ。

だけどそこで幸か不幸か珍しいものに遭遇しちゃいました。それはウミガメ、だけど浜に打ち上げられすでに息絶えていてちょっと可愛そうな気持ちになっちゃったけど、ソラくんにとっては生きた教材(死んでるけど・・・)として幼い心に何かを残したことでしょう。

そんなわけで魚釣りは散々な結果だったけど、お情けのちっちゃい魚と滑り込みセーフのちっちゃい貝でなんとか面目を保った本日の観光ガイドなのでした。

全然観光してないけどね~!