プキ日記

”何もない!?”大神島へ!

今日は曇りの予報を覆し朝から晴れ間が広がる中、サッチンと共に観光ガイドに行きましょう。本日のテーマはズバリ大神島へ! 前回来たときに宮古全8島の内、大神島以外の島は全て制覇してるサッチン、最後の島に行きたいということでワクワクしながら出発です。

フェリーの時間までいくつかサッチン好みのポイントを巡り、島に渡ったら食べるところもないのでお昼を調達したら、船の出る島尻漁港を目指します。人は少ないし本当に何もない島だよ!と大まかな説明をしながら港に着くと・・・

な、なんじゃこりゃ!??

いつもは3台か4台程度車が停まってるだけで閑散としてる港が、大げさでなく見渡す限り視界いっぱい車だらけ、しかもいつもは船で切符を買うのに特設の切符売り場まで設置されてるし、一体今日は何があるっていうの!?

溢れ返らんばかり人を乗せたフェリーは、もう乗せられませんとばかり無情にも時間通りに来た僕らの目の前で出港。今日は特別にピストン輸送だからすぐ戻って来ますよ!ということで30分ほど堤防でのんびりしながら待ったらようやく乗船。

サッチン撮られてるよ!

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黒ずくめの礼服を着た人達に混じって、宮古テレビのカメラマンまで船に乗り込み大神島に行くようです。ちなみにカメラは間近にいるサッチンを撮影してるわけではなく、遠く海に浮かぶ大神島を狙っておりますので悪しからず。

で、一体何があるのかというと、今日は大神小中学校創立50周年記念祝賀会ということで、大神島出身の人達がお祝いにと宮古から那覇から本土から大勢駆けつけたというわけです。全然知らなかったからビックリしちゃった。

学校関係者らしき人に了解を得て学校内に潜入、今から記念式典ということでTシャツにビーサン姿の二人はあまりにもその場に似つかわしくないということで、しばらくウロウロしたら一旦学校から脱出、そして島の頂上展望台目指して歩き出すのでした。

サッチン待って~!

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体育会系肉体派クライマーのサッチンは、息も切らさず足取りも軽く階段を上っていくので置いてかれないように頑張って着いていくって感じで。普通女性なら途中でハァハァ息切らして休憩したりして、励ましながら上ったりするもんなんだけど・・・・容赦ないよね!

頂上までたどり着いたら階段の手すりに足をかけ、遠く広がる景色をカメラ構えて撮ってるサッチンです。

カッコイ~イ!

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少々雲がかかってるのが残念だけど、360°のパノラマに気分爽快です。帰りは集落内を散策しながら海まで降りて、点々と奇岩の転がる海岸沿いを歩いていきます。

ここ大神島はワケあって一周道路がないので途中で行き止まりになっちゃうんだけど、もう少しで到着というところで頭上から強い日射しが降り注ぎ、見上げると雲が切れて青空が広がってるではないですか!

これはもう一回展望台に上らなきゃ! ほ、本気でおっしゃってます!?

というわけでいつまた雲に覆われちゃうかもしれないからと、とりあえず行き止まりまで猛ダッシュ、すぐ折り返すのかと思いきや、急ぐ旅ではありますが・・・

海に入っちゃってるよ!?

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何してるかっていうと、浅い海の中に青い熱帯魚が見えたのでデジカメで撮ってみようということに。そう、彼女もまた僕と同じ水中デジカメを手に入れたのだ。

そこからはまた一向に落ちないペースに息を切らせながら再び展望台へと上り、また同じように手すりに上がって・・・

男前だねっ!!

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日焼けしたくないからと着ていた長袖Tシャツも、この陽気にたまらず脱ぎ捨てそれでもなお汗ばむ12月の宮古島。単にハイペースで階段駆け上がって来たからか!?

ちょっと遅くなったけど、ここでようやくランチタイム。今日は車で移動じゃないからおにぎりやパンを買って来たんだけど、ひとつずつ袋から出しつつ この甘そうなパンは誰のかな!?  ハ~イ私の! この明太おにぎりは誰の!? ハ~イ! それじゃあこの明太おにぎりは・・・

えっ!?

何を血迷ったか同じのを二つも買ってるとっても明太子好きなサッチンなのでした。

少々膝がガクガクしてるような気もしつつ再び階段を下り、学校へと戻ってきました。すると会場を移してさっきの固い雰囲気から一転、みなさん食事をしながらとっても和やかな雰囲気に。そして舞台では舞踊や乾杯の掛け声が。

楽しそうだね!

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僕らも会場の外から見てその場の雰囲気を楽しんでいたんだけど、そろそろ行こうかと思ったらオバサンに声を掛けられ、アンタ達も食べて行きなさい!とみんなと同じお弁当に特産のタコ、それにみかんにモズクにさんぴん茶まで。

つい今さっき食べたばっかりだからさすがに今はということでモズクだけ頂いて、残りは有り難くお持ち帰り。

それから島のもう一方の行き止まりまで歩いたら、ちょうど帰りのフェリーがやって来たのでそれに乗って島を後に。オジーやオバァがいっぱいなので席を譲って後ろのデッキで次第に小さくなる大神島を眺めていると、小さな船が迫ってきました。

ん!? もしやあれは・・・

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小さな船の上でさらに小さく、だけど誇らしげにはためくマーク、これは紛れもなく僕がキビやマンゴーのお手伝いをしてるトヨイチさんの船じゃないか!

大神島に縁の深いトヨイチさんも、今日の祝賀会にマイボートで参加していたのでした。というわけで港に着いて船から降りてきたトヨイチさんはもちろん礼服姿で、なんだかとってもミスマッチ。

それじゃあ最後はもう一つのリクエスト、貝殻拾いに行きましょう。綺麗な貝殻やサンゴの欠片をいっぱい拾ったら、もう一ヶ所秘密のビーチへご案内。とここでクライマーの血が騒いだか、おもむろに目の前の岩に手を掛け・・・

やるもんだねぇ!

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すっかり男前明太キャラと化したサッチンです。

今日は念願の”何もない!?”大神島に行けて思いがけずいろんな体験もできたし、思いがけずお土産もいっぱい戴けたし大満足だね。

だけど今日はこれで終わりではないんだなぁ・・・

一旦帰ったらまたお出掛けですよ~!